株式会社Arentの第12期第3四半期決算まとめ・決算の発表日はいつ?配当や決算日

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株式会社Arentの2024年3月期第3四半期決算が発表されました。同社は建設業界のデジタルトランスフォーメーション(DX)を推進するソフトウェア開発企業で、積極的な事業展開により大幅な増収増益を達成しています。2億1,864百万円の売上高は前年同期比で53.5%増、6億9,028百万円の経常利益は131.9%の大幅な増加と、非常に良好な業績となっています。

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企業情報

企業名: 株式会社Arent
証券コード: E38472
決算期: 6月

株式会社Arentの決算日・決算時期(スケジュール)は?

株式会社Arentの決算は6月が定期決算期となっています。具体的には、第3四半期決算は2024年3月期、通期決算は2023年6月期となります。

主な事業

株式会社Arentは、建設業界のデジタルトランスフォーメーション(DX)を支援するソフトウェア開発企業です。同社の主力事業は、顧客の課題に合わせてオーダーメイドで高度なソフトウェアを共創開発する「プロダクト共創開発」と、自社で開発した建設業向けシステム「PlantStream」や「Lightning BIMシリーズ」の販売を行う「共創プロダクト販売」、「自社プロダクト」の3つのセグメントに分かれています。この中で特に「プロダクト共創開発」の売上が好調に推移しています。

今期の業績と利益率は?

株式会社Arentの2024年3月期第3四半期の連結業績は、売上高2,186百万円経常利益690百万円と、前年同期と比較して大幅な増収増益を達成しています。売上高は53.5%、経常利益は131.9%の増加と、非常に高い伸び率を示しています。利益率も大きく改善しており、経常利益率は31.6%と高水準になっています。

売上・利益の推移

株式会社Arentの直近3年間の売上高と経常利益の推移は以下の通りです。
2023年3月期第3四半期: 売上高1,424百万円、経常利益298百万円
2024年3月期第3四半期: 売上高2,186百万円、経常利益690百万円
2023年6月期: 売上高1,417百万円、経常利益318百万円
この通り、売上高、経常利益ともに順調に増加しており、特に直近の2024年3月期第3四半期は過去最高水準の業績となっています。

四半期連結貸借対照表について

株式会社Arentの2024年3月期第3四半期末の連結貸借対照表の状況は以下の通りです。

資産の部

総資産は4,781百万円と、前期末に比べ262百万円増加しています。現金及び預金が3,610百万円と手元資金が厚く、流動性が高い財務体質となっています。一方で持分法適用関連会社である株式会社PlantStreamへの投資が減少しており、関係会社株式が423百万円となっています。

負債の部

負債合計は901百万円と、前期末比で151百万円減少しています。有利子負債である借入金と社債が合計で219百万円と低水準に抑えられているのが特徴的です。

純資産の部

純資産は3,880百万円と、前期末比413百万円増加しており、自己資本比率も80.9%と高い水準を維持しています。これは主に、親会社株主に帰属する四半期純利益の計上により、利益剰余金が大幅に積み上がったことによるものです。

ROAとROE

株式会社Arentの2024年3月期第3四半期のROA(総資産経常利益率)は19.3%、ROE(自己資本利益率)は17.9%となっています。これらの指標は前年同期と比べて大幅に改善しており、資産効率とともに資本効率も大幅に向上していることがわかります。これは、売上高と利益の伸びが大きかったことが主な要因です。

キャッシュフロー

株式会社Arentは、営業活動によるキャッシュ・フローが好調に推移しています。第3四半期累計期間では395百万円の増加となっており、手元流動性が高い水準を維持できています。一方で持分法適用会社への投資などから投資活動によるキャッシュ・フローが248百万円の減少となっています。財務活動では借入金の返済などにより167百万円の減少となっています。

配当の支払額

株式会社Arentは第3四半期連結累計期間において、配当の支払いは行っていません。同社は成長フェーズにあり、内部留保の充実を優先しているため、配当は行っていない状況です。今後、業績の成長と内部留保の積み上がりに合わせて、株主還元策の導入を検討していくことが期待されます。

今後の展望

株式会社Arentは、建設業界のDX需要を取り込むべく、自社の強みである「3Dを核としたシステム開発」を生かした製品開発に注力しています。特に「PlantStream」や「Lightning BIMシリーズ」の販売拡大に力を入れており、今後の業績拡大が期待されます。また、エンジニア人材の確保にも積極的で、2024年4月にはベトナムに子会社を設立するなど、事業基盤の強化に取り組んでいます。

編集部のまとめ

株式会社Arentは建設業界のDX推進に貢献する有望なソフトウェア企業です。3Dテクノロジーを活かした製品開発力と、業界ニーズに合わせた開発体制が高く評価されており、直近の業績も大幅な増収増益と非常に好調です。今後も、成長分野への投資や新製品投入、人材確保など、積極的な経営施策を展開することで、さらなる業績の向上が期待できるでしょう。株主還元策の強化も期待されます。

株式会社Arentの決算日や配当についてまとめました。

株式会社Arentの決算日は6月末日となっています。そのため、本四半期決算は2024年3月期第3四半期の決算となります。一方で配当については、現時点では行っていない状況です。成長フェーズにあるため、内部留保の充実を優先しているものと考えられます。今後の業績拡大に合わせて、配当の実施を検討していくことが期待されます。

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