日本のクラウド・デジタル変革(DX)企業株式会社Ｆｕｓｉｃの最新決算報告書が公開されました。Ｆｕｓｉｃは、クラウドインフラを活用したシステム開発やデータ解析サービスなど、企業のデジタルトランスフォーメーションを支援する注目の企業です。今回の決算では、売上高が前年同期比19.4%増と大きな伸びを示しており、着実に業績を拡大しています。
企業情報
企業名: 株式会社Ｆｕｓｉｃ
証券コード: E38460
決算期: 2024年6月期
株式会社Ｆｕｓｉｃの決算日・決算時期(スケジュール）は？
株式会社Ｆｕｓｉｃの決算期は6月です。最新の決算報告は2024年5月13日に公表されました。
主な事業
株式会社Ｆｕｓｉｃは、企業のデジタル変革を支援するDXサービスを提供しています。クラウドインフラを活用したシステム開発や、AIやIoTを活用したデータ解析サービスなどを手掛けています。企業のDXニーズに合わせて、幅広い技術を融合したソリューションを提供しています。
今期の業績と利益率は？
当第3四半期累計期間の業績は、売上高が1,383,528千円、経常利益が211,005千円と、いずれも大幅な増加となりました。特に売上高は前年同期比19.4%増と高い伸びを示しています。利益率も高水準を維持しており、経常利益率は15.3%と健全な経営状態を示しています。
売上・利益の推移
Ｆｕｓｉｃの過去3年間の業績を見ると、売上高は1,532,167千円、経常利益は211,005千円と、着実に増加してきました。特に、2024年3月期の第3四半期累計では大幅な増収増益となっています。同社のDXサービスに対する需要が非常に高まっていることが伺えます。
四半期連結貸借対照表について
Ｆｕｓｉｃの財務状況は健全に推移しています。総資産は1,428,575千円と前期末比196,193千円の増加、負債は485,974千円、純資産は942,600千円と、自己資本比率も65.9%と高水準を維持しています。安定した財務基盤の上に、事業の成長を実現できている状況にあります。
資産の部
流動資産の1,220,840千円は、主に現金及び預金の719,987千円、売掛金の331,229千円などで構成されています。一方、固定資産の207,734千円は、主に有形固定資産の90,598千円、投資その他の資産の117,135千円となっています。
負債の部
流動負債の444,031千円は、主に買掛金の87,716千円、未払法人税等の65,026千円などです。一方、固定負債は41,942千円と低水準を維持しています。
純資産の部
純資産は942,600千円と前期末比143,567千円の増加となりました。これは主に利益剰余金の475,600千円の積み上げによるものです。健全な財務基盤が構築されています。
ROAとROE
ＦｕｓｉｃのROA(総資産利益率)は14.8%、ROE(自己資本利益率)は15.6%と、非常に高い水準を維持しています。これは、同社の強固な収益力と効率的な資産運用によるものです。今後も着実に収益を伸ばし、高い収益性を維持していくことが期待されます。
キャッシュフロー
Ｆｕｓｉｃのキャッシュフローは、営業活動によるキャッシュ・フローが173,898千円のプラスとなっており、安定的なキャッシュ・ポジションを確保できています。一方で、積極的な設備投資に伴い、投資活動によるキャッシュ・フローがマイナスとなりました。この結果、現金及び現金同等物は719,987千円と、前期末比127,961千円の減少となっています。
配当の支払額
Ｆｕｓｉｃは現時点で配当を実施していません。企業成長フェーズにあり、内部留保を活用して事業拡大に注力しているためです。今後、企業価値の向上と株主還元のバランスを取りながら、配当政策を検討していくものと思われます。
今後の展望
Ｆｕｓｉｃは、企業のDXニーズの高まりを背景に、事業の成長が期待されています。クラウドインフラや先進のAI・IoT技術を融合したサービス提供により、顧客企業のデジタル変革をリードしていきます。また、自社サービスの拡充やM&Aなどを通じて、事業領域の拡大も目指しています。今後も高い収益性と安定した財務基盤を維持しながら、企業価値の向上に努めていくと考えられます。
編集部のまとめ
Ｆｕｓｉｃは、企業のデジタル変革を支援するDXサービス企業として、着実に業績を拡大しています。売上高、経常利益ともに大幅に増加しており、収益性の高い優良企業だといえます。また、健全な財務体質を維持しつつ、積極的な投資にも取り組んでおり、今後の事業拡大が期待されます。Ｆｕｓｉｃは、DX市場の成長を取り込みながら、さらなる飛躍が望めるユニークな企業と言えるでしょう。
株式会社Ｆｕｓｉｃの決算日や配当についてまとめました。
株式会社Ｆｕｓｉｃの決算日は6月末であり、最新の決算は2024年5月13日に公表されています。また、同社は現時点で配当を実施しておらず、内部留保を活用して事業拡大に注力しています。今後は、企業価値向上と株主還元のバランスを取りながら、配当政策を検討していくと考えられます。
