今回は、株式会社トランザクション・メディア・ネットワークスの最新の決算報告書をご紹介します。キャッシュレス決済サービスの大手企業であるトランザクション・メディア・ネットワークスは、2023年4月に東京証券取引所グロース市場に上場し、注目を集めています。
企業情報
企業名: 株式会社トランザクション・メディア・ネットワークス
証券コード: 52580
決算期: 2024年3月期
株式会社トランザクション・メディア・ネットワークスの決算日・決算時期(スケジュール)は?
トランザクション・メディア・ネットワークスは、3月期決算を行っています。決算発表は毎年4月頃に行われる予定です。
主な事業
トランザクション・メディア・ネットワークスは、キャッシュレス決済サービスを中心に事業を展開しています。具体的には、店舗向けのキャッシュレス決済端末の提供や、決済データの処理などのサービスを行っています。同社は、経済産業省が目指す「キャッシュレス・ビジョン」の実現に貢献する存在として期待されています。
今期の業績と利益率は?
今期の業績は好調で、売上高7,527,111千円、営業利益465,061千円を計上しています。 同社のキャッシュレス決済サービスの需要が底堅く、経常利益率6.1%と高い水準を維持しています。
売上・利益の推移
トランザクション・メディア・ネットワークスは、売上高、営業利益、経常利益が年々増加傾向にあります。特に、決済端末の普及や情報プロセシングサービスの拡大により、売上高は順調に増加している様子が伺えます。今後も同社のキャッシュレス決済事業の成長が期待できそうです。
四半期連結貸借対照表について
同社の四半期連結貸借対照表を見ると、資産、負債、純資産の各項目が バランスよく推移していることがわかります。特に同社の現金及び預金が13,454,343千円と潤沢な資金を保有しているのが特徴的です。
資産の部
同社の総資産は25,001,565千円と大きな規模を誇っており、流動資産が16,463,962千円を占めています。この流動資産の中心は現金及び預金で、安定した財務体質を維持していることがうかがえます。
負債の部
同社の負債合計は14,413,634千円です。流動負債が12,191,597千円を占めており、主な内訳は預り金8,735,408千円となっています。
純資産の部
同社の純資産合計は10,587,931千円と健全な水準を保っています。資本金6,149,569千円、資本剰余金3,304,296千円と、堅固な資本基盤を有しています。
ROAとROE
トランザクション・メディア・ネットワークスのROA(総資産経常利益率)は1.8%、ROE(自己資本利益率)は4.1%となっています。ROEは比較的低めですが、これは同社がIPO時に株式を大量に発行したことで自己資本が急増したためと考えられます。今後は徐々に改善されていくことが期待されます。
キャッシュフロー
同社の営業キャッシュフローは1,443,590千円の黒字となっています。これは主に、売上債権の回収と預り金の増加によるものです。一方で、投資キャッシュフローはマイナス1,151,177千円となっており、これはウェブスペース株式会社の株式取得などの投資活動によるものです。
配当の支払額
トランザクション・メディア・ネットワークスは、創業間もない企業であることから、現時点では配当を行っていません。今後、業績が順調に推移し、利益水準が高まれば、株主還元としての配当実施が期待できるかもしれません。
今後の展望
トランザクション・メディア・ネットワークスは、キャッシュレス決済市場の拡大を背景に、決済端末の展開や情報プロセシングサービスの拡大を進めています。また、ウェブスペース株式会社の子会社化により、流通小売事業者向けのソリューション提供も強化していくと見られます。今後も持続的な成長が期待できる企業と言えるでしょう。
編集部のまとめ
今回の決算報告を見ると、トランザクション・メディア・ネットワークスはキャッシュレス決済事業を中心に順調に業績を伸ばしている企業だと言えます。特に、決済端末の設置台数の増加や、情報プロセシングサービスの拡大などが同社の成長を後押ししています。今後もキャッシュレス化の進展に合わせて、さらなる事業拡大が期待できそうです。
株式会社トランザクション・メディア・ネットワークスの決算日や配当についてまとめました。
トランザクション・メディア・ネットワークスは3月期決算を行っており、決算発表は毎年4月頃に行われる予定です。また、同社は創業間もない企業ということから、現時点では配当を実施していませんが、今後の業績次第では株主還元としての配当実施が期待できるかもしれません。