決算の季節がやってきました!ヤマウホールディングス株式会社の最新の業績を分析しましたので、ご紹介します。売上高は前年同期比8.6%増の136億54百万円と好調に推移し、親会社株主に帰属する四半期純利益は前年同期比59.6%増の12億36百万円と大幅増益となりました。
企業情報
企業名: ヤマウホールディングス株式会社
証券コード: 52840
決算期: 3月期
ヤマウホールディングス株式会社の決算日・決算時期(スケジュール)は?
ヤマウホールディングス株式会社は3月期決算企業です。年間決算は3月31日、四半期決算は6月30日、9月30日、12月31日、3月31日に行われます。
主な事業
ヤマウホールディングス株式会社は、コンクリート製品の製造・販売、水門・堰の製造及び施工並びに保守、地質調査・コンサルタント業務及び土木工事、橋梁・高架道路用伸縮装置の製造・販売・設置、コンクリート構造物の点検・調査・補修工事、情報機器の販売及び保守、不動産賃貸など、幅広い事業を展開しています。建設・インフラ関連分野を中心に、九州地域を中心に事業を展開しています。
今期の業績と利益率は?
当期の業績は売上高136億54百万円、営業利益18億17百万円、親会社株主に帰属する四半期純利益12億36百万円と、前年同期に比べてそれぞれ大幅に増加しました。営業利益率は13.3%と高水準を維持しており、収益性の高い企業といえます。
売上・利益の推移
ヤマウホールディングス株式会社は、過去3年間で売上高は年々増加してきています。一方で、利益面でも着実な増益基調にあり、安定した業績を上げています。コロナ禍の影響を受けつつも、防災・減災関連工事の増加などにより、堅調に推移しています。
四半期連結貸借対照表について
ヤマウホールディングス株式会社の直近の四半期連結貸借対照表を見ると、総資産は217億70百万円と前期末から1.7%減少しました。一方で、純資産は100億64百万円と前期末から10.0%増加しており、安定した財務基盤を確保しています。
資産の部
資産合計では前期末比1.7%減となりましたが、これは受取手形・売掛金の減少などによるものです。一方で、現金及び預金は前期末比19.6%増の37億9百万円と、手元流動性も良好に確保されています。
負債の部
負債合計では前期末比9.9%減少しました。これは主に長期借入金が減少したことによるものです。有利子負債は前期末比21.2%減の42億30百万円と、着実に削減されている様子がうかがえます。
純資産の部
純資産は前期末比10.0%増加しており、自己資本比率は45.7%と高水準を維持しています。堅実な経営がうかがえます。
ROAとROE
ヤマウホールディングス株式会社のROA(総資産利益率)は直近で5.7%、ROE(自己資本利益率)は12.3%となっています。これらの指標は業界水準と比較しても高い水準にあり、効率的な資産運用と高い収益性が確認できます。
キャッシュフロー
営業活動によるキャッシュ・フローは順調に推移しており、当第3四半期累計期間の営業CF は17億66百万円の増加となっています。一方で、有形固定資産の取得などにより投資CF は9億45百万円の減少となりました。財務CF は配当金の支払いなどにより減少していますが、全体としては現金及び現金同等物の増加は7億47百万円となっています。
配当の支払額
ヤマウホールディングス株式会社は、株主還元の一環として、1株当たり年間65円の配当を実施しています。直近の第3四半期累計期間では1株当たり65円の中間配当を行っています。業績の拡大に伴い、株主への利益還元も着実に行われています。
今後の展望
ヤマウホールディングス株式会社は、「中期経営計画Ⅵ」の下、ヤマウグループの持続的な成長を目指しています。防災・減災関連の需要拡大や建設投資の堅調な推移などに着目し、受注獲得と収益力の強化に取り組んでいきます。今後も高い収益性と健全な財務基盤を維持し、着実な成長が期待できる企業だと言えるでしょう。
編集部のまとめ
ヤマウホールディングス株式会社は、建設・インフラ関連の多角的な事業展開により、堅調な業績を維持しています。売上高・利益ともに増加基調にあり、収益性も高水準を保っています。財務面では自己資本比率が45.7%と健全であり、株主還元も着実に行われています。今後も防災・減災需要の高まりなどを追い風に、持続的な成長が期待できる企業といえるでしょう。
ヤマウホールディングス株式会社の決算日や配当についてまとめました。
ヤマウホールディングス株式会社は3月期決算企業です。年間決算は3月31日、四半期決算は6月30日、9月30日、12月31日、3月31日に行われます。また、同社は1株当たり年間65円の配当を実施しており、安定的な株主還元を行っています。業績が順調に推移する中、今後も着実な成長が期待できる企業だと言えるでしょう。