日本カーボン株式会社の第166期第1四半期決算まとめ・決算の発表日はいつ?配当や決算日

四半期報告書
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詳細・正確な情報は対象企業の報告書をご確認ください。

日本カーボン株式会社の最新の決算報告書が公開されました。この企業は、炭素製品や炭化ケイ素製品などを製造する会社で、業績も好調に推移しているようです。今期の売上高は84億3800万円と前年同期比で9.7%の増加となりました。営業利益も16億2100万円29.5%増加し、親会社株主に帰属する四半期純利益も9億6900万円28.8%増加しています。

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企業情報

企業名: 日本カーボン株式会社
証券コード: 53020
決算期: 12月期

日本カーボン株式会社の決算日・決算時期(スケジュール)は?

日本カーボン株式会社の決算期は12月期で、四半期報告書の提出期限は2024年5月10日となっています。年間の決算スケジュールは、3月末の期末決算、5月上旬の有価証券報告書提出、および6月の株主総会となります。

主な事業

日本カーボン株式会社は、炭素製品炭化ケイ素製品を主力事業としています。炭素製品には、半導体関連のファインカーボン製品や、エネルギー分野の電極材などが含まれます。また、航空産業向けの炭化ケイ素繊維製品も製造しています。これらの製品は幅広い産業分野で使用されているため、需要が安定的に推移しています。

今期の業績と利益率は?

今期の業績は好調に推移しており、売上高84億3800万円営業利益16億2100万円経常利益17億6000万円親会社株主に帰属する四半期純利益9億6900万円と、前年同期比でいずれも増加しています。営業利益率は19.2%、経常利益率は20.8%と高水準を維持しています。

売上・利益の推移

過去3年の売上高推移を見ると、2023年12月期37,867百万円2024年第1四半期 8,438百万円と堅調に推移しています。利益面でも、2023年12月期の経常利益7,115百万円2024年第1四半期の経常利益1,760百万円と増加基調にあります。特に第1四半期の業績が好調なのは、半導体関連需要の拡大や航空産業向けの炭化ケイ素製品の販売が好調だったためです。

四半期連結貸借対照表について

日本カーボン株式会社の四半期連結貸借対照表を見ると、総資産は801億16百万円となっています。前期末と比べて16億50百万円増加しており、固定資産が増加したことが主な要因となっています。

資産の部

流動資産は464億36百万円で、主な内訳は現金及び預金、売上債権、棚卸資産などです。固定資産は336億79百万円で、有形固定資産や投資有価証券が主な構成項目となっています。

負債の部

負債合計は215億19百万円となっています。流動負債が181億92百万円、固定負債が33億27百万円です。主な内訳は仕入債務、短期借入金、未払法人税などです。

純資産の部

純資産は585億97百万円となっており、自己資本比率は62.8%と健全な水準を維持しています。株主資本の増加と併せて、その他有価証券評価差額金の増加も純資産増加の要因となっています。

ROAとROE

日本カーボン株式会社のROA(総資産利益率)は前期9.0%から当期9.6%に上昇しています。また、ROE(自己資本利益率)は前期7.2%から当期7.8%に上がっています。これは売上高・利益の増加により、資産効率と株主資本効率が向上したためです。収益力の高さが示されていると言えます。

キャッシュフロー

営業活動によるキャッシュフローは14億9百万円の減少となっています。これは、棚卸資産の増加や売上債権の減少などが要因です。投資活動によるキャッシュフローは10億72百万円の減少で、有形固定資産の取得などによるものです。財務活動によるキャッシュフローは11億4百万円の減少で、主に配当金の支払によるものです。全体として14億9百万円の減少となっています。

配当の支払額

日本カーボン株式会社の配当については、2024年3月29日開催の定時株主総会において、1株当たり100円の配当が決議されました。前期と同水準の配当を維持しています。この配当金総額は11億4百万円となっています。株主還元に積極的に取り組んでいると言えるでしょう。

今後の展望

日本カーボン株式会社は、中期経営方針「BREAKTHROUGH 2024」の最終年度を迎え、「事業構造改革」と「企業体質の改善」に注力しています。半導体関連需要の拡大や、航空産業向けの炭化ケイ素製品の販売好調などから、今後も安定的な業績の拡大が期待できそうです。財務体質も健全であり、株主還元も継続していく方針ですので、同社の株式は投資に値するといえるでしょう。

編集部のまとめ

日本カーボン株式会社は、半導体関連やエネルギー分野、航空産業など、幅広い分野で需要が見込める製品を手掛けており、業績も好調に推移しています。特に今期第1四半期は、売上高、各種利益ともに前年同期比で増加しており、収益性の高さが際立っています。また、財務体質も健全で、株主還元にも積極的に取り組んでいます。今後も同社の成長が期待できそうです。

日本カーボン株式会社の決算日や配当についてまとめました。

日本カーボン株式会社の決算期は12月期で、四半期報告書の提出期限は2024年5月10日となっています。また、2024年3月29日開催の定時株主総会において、1株当たり100円の配当が決議されました。株主還元にも積極的に取り組んでいることが分かりました。

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