SECカーボン株式会社の第104期第3四半期決算まとめ・決算の発表日はいつ?配当や決算日

四半期報告書
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SEC カーボン株式会社の2023年度第3四半期決算が発表され、興味深い内容が盛りだくさんです。売上高は262億円と大幅増収となり、経常利益も85億円と大幅増益になるなど良い結果でした。炭素製品の需要が堅調に推移しており、特にアルミニウム製錬用カソードブロックの販売が好調でした。また、為替レートが円安に推移し、収益性も改善したことも業績アップに寄与しています。今後も中期的な成長が期待できそうですね。

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企業情報

企業名: SECカーボン株式会社
証券コード: 53040
決算期: 3月期

SECカーボン株式会社の決算日・決算時期(スケジュール)は?

SEC カーボン株式会社の決算日は 3月31日 です。第3四半期の決算は 2023年12月31日 が基準日となっています。

主な事業

SEC カーボン株式会社は、鉄鋼や化学工業など様々な産業で使用される炭素製品の製造・販売が主な事業です。アルミニウム製錬用カソードブロック人造黒鉛電極特殊炭素製品などを幅広く手がけています。特に、アルミニウム製錬用カソードブロックの需要が非常に高く、同社の売上の大きな柱となっています。

今期の業績と利益率は?

第3四半期の業績は売上高262億円、営業利益77億円、経常利益85億円と大幅増収増益となりました。特にアルミニウム製錬用カソードブロックの販売が好調で、利益率も大幅に改善しています。中国のアルミニウム生産拡大などを背景に、引き続き需要が堅調に推移しそうです。

売上・利益の推移

直近3年間の業績推移を見ると、2023年3月期は売上高304億円、経常利益54億円でしたが、2024年3月期第3四半期では売上高は262億円、経常利益は85億円と大幅な増収増益となっています。アルミニウム製錬用カソードブロックの販売が特に好調で、増益基調を維持できそうです。

四半期連結貸借対照表について

2023年12月末の四半期連結貸借対照表を見ると、総資産は808億円と前期末から82億円増加しています。この増加の主な要因は、現金及び預金の増加、棚卸資産の増加、投資有価証券の増加などによるものです。一方、負債は113億円と前期末から12億円増加しました。純資産は694億円と大幅に増加しています。

資産の部

資産の部では、現金及び預金が215億円と前期末から21億円増加しています。また、棚卸資産も189億円と前期末から15億円増加しており、生産活動の活発さがうかがえます。投資有価証券も175億円と37億円増加しています。

負債の部

負債の部では、繰延税金負債が34億円と前期末から11億円増加しています。その他の負債は大きな変動はありません。

純資産の部

純資産の部では、利益剰余金が499億円と前期末から44億円増加しており、順調な業績を反映しています。また、その他有価証券評価差額金も91億円と大幅に増加しています。

ROAとROE

SEC カーボン株式会社の ROA(総資産利益率)は10.5%、ROE(自己資本利益率)は12.0% と高水準を維持しています。アルミニウム製錬用カソードブロックの好調な販売と収益性の改善により、収益性が大幅に向上しているのが特徴です。今後も事業基盤の強化とコストダウンに努め、収益性の維持・向上が期待されます。

キャッシュフロー

第3四半期連結累計期間のキャッシュフローを見ると、営業活動によるキャッシュ・フローは57億円のプラスとなっています。一方で、投資活動によるキャッシュ・フローは33億円のマイナスとなっており、設備投資などに充てられています。財務活動によるキャッシュ・フローは13億円のマイナスで、配当金の支払いが主な要因です。全体としては、手元流動性が確保された良好な状況にあると言えます。

配当の支払額

SEC カーボン株式会社は、株主還元の一環として配当を実施しています。2023年度第3四半期までの累計では、年間3340円の配当を実施しており、株主の皆様に対する利益還元が行われています。今後も業績に応じた適切な配当を行っていく方針のようです。

今後の展望

SEC カーボン株式会社は、アルミニウム製錬用カソードブロックを中心とした 炭素製品の需要が引き続き堅調に推移すると見込んでいます。一方で、電力料金の上昇などコスト上昇圧力もあるものの、為替レートの円安傾向や販売価格の上昇により収益性の改善が期待できます。今後も需要に応じた生産体制の強化や、製品の品質向上、コストダウンなどに取り組み、企業価値の向上を目指していくと言えるでしょう。

編集部のまとめ

SEC カーボン株式会社の2023年度第3四半期決算は、アルミニウム製錬用カソードブロックの販売好調などを背景に、大幅な増収増益となりました。為替変動の影響もプラスに作用し、収益性が大幅に改善しています。今後も需要に応じた生産体制の強化と経営効率の向上に取り組み、さらなる企業価値向上が期待できそうです。

SECカーボン株式会社の決算日や配当についてまとめました。

SEC カーボン株式会社の決算日は 3月31日 で、第3四半期の基準日は 2023年12月31日 でした。また、同社は 2023年度の年間配当を3340円 とし、株主の皆様への利益還元に努めています。今後も業績に応じた適切な配当を行っていく方針のようです。

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