株式会社ノリタケカンパニーリミテドの第143期第3四半期決算まとめ・決算の発表日はいつ?配当や決算日

四半期報告書
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株式会社ノリタケカンパニーリミテドの第3四半期決算が発表されました!売上高は1,038億95百万円と前年同期と同水準を維持し、営業利益は80億52百万円と前年同期比15.8%増加と、好調な業績となりました。ノリタケは工業製品やセラミック製品、食器など幅広い事業を手がけており、各部門の収益が底堅く推移したことが収益を支えています。今後も自動車や電子部品など主力市場での需要を取り込み、さらなる業績拡大が期待できそうですね。

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企業情報

企業名: 株式会社ノリタケカンパニーリミテド
証券コード: 53310
決算期: 2024年3月期

株式会社ノリタケカンパニーリミテドの決算日・決算時期(スケジュール)は?

株式会社ノリタケカンパニーリミテドの決算日は3月31日です。今回の四半期決算は、2023年4月1日から2023年12月31日までの第3四半期の業績報告となります。

主な事業

株式会社ノリタケカンパニーリミテドは、工業用研削砥石や電子部品材料などの工業機材、セラミック原料や電子ペースト、蛍光表示管などのセラミック・マテリアル、焼成炉や濾過装置などのエンジニアリング、そして食器事業など、多岐にわたる事業を展開しています。自動車や電子機器、建設など幅広い分野に製品を提供しており、安定した収益基盤を築いています。

今期の業績と利益率は?

当第3四半期の業績は、売上高1,038億95百万円営業利益80億52百万円と好調な数字を残しました。特に営業利益は前年同期比15.8%増加しており、営業利益率は7.7%と高い水準を維持しています。売上高はほぼ横ばいですが、経費の抑制などにより利益率が改善したことが業績拡大の要因と言えるでしょう。

売上・利益の推移

足元の好調な業績は、ここ数年の売上高・利益の推移を見ても明らかです。2022年3月期の売上高は12,405億円経常利益は10,024億円と、堅調な業績を維持してきました。また、今回の第3四半期時点の数値を年間ベースに換算すると、売上高は13,218億円経常利益は14,007億円となり、過去最高益更新が期待できそうです。

四半期連結貸借対照表について

2023年12月末時点の四半期連結貸借対照表では、総資産は1,871億67百万円と前期末比65億81百万円増加しました。主な増加要因は、仕掛品の増加投資有価証券の増加などです。一方、負債は499億26百万円と減少しており、純資産は1,372億41百万円と前期末より82億79百万円の増加となりました。

資産の部

資産の部では、現金及び預金が163億93百万円受取手形及び売掛金が333億40百万円となっています。また、仕掛品が126億11百万円と前期末から大幅に増加しており、生産活動の活発化が見られます。

負債の部

負債の部では、支払手形及び買掛金が92億3百万円短期借入金が54億16百万円となっています。前期末と比較して、短期借入金が大幅に減少したことが特徴的です。

純資産の部

純資産の部では、利益剰余金が855億56百万円と着実に増加しています。また、為替換算調整勘定が10億78百万円と改善しており、海外事業の業績好調が寄与しているようです。自己資本比率も72.9%と高水準を維持しています。

ROAとROE

ノリタケの収益性を示す指標であるROA(総資産利益率)とROE(自己資本利益率)は好調な推移を示しています。ROAは前年同期の5.4%から5.8%に上昇し、ROEは前年同期の6.8%から6.7%と高い水準を維持しています。これは、収益力の高さに加え、投下資本の効率的な運用が行われていることを示しています。今後も高い収益性を維持していくことが期待されます。

キャッシュフロー

営業活動によるキャッシュ・フローは+113億円と堅調に推移しています。これは、税金等調整前四半期純利益が高水準にあったことや、運転資金の良好な管理によるものです。一方で、設備投資などの投資活動によるキャッシュ・フローは-52億円となっており、成長に向けた投資が行われています。財務活動によるキャッシュ・フローは-38億円と、借入金の返済や配当金の支払いなどがありました。全体としては、当第3四半期末の現金及び現金同等物は163億円と、手元流動性も確保できている状況です。

配当の支払額

ノリタケは株主還元にも積極的に取り組んでいます。当期第2四半期末の配当金は1株当たり120円、第3四半期末配当金も1株当たり120円と、前期から増配を続けています。年間の配当金総額は約35億円と、配当性向は40%程度となっており、株主への利益還元に力を入れています。

今後の展望

ノリタケは自動車、電子部品、建設など幅広い分野でグローバルに事業を展開しており、今後も各市場での需要取り込みが期待できます。特に成長著しい電子部品関連では、EV化の進展やインフラ投資需要の高まりを取り込んでいくことが重要です。また、食器事業においても、インバウンド需要の回復や新商品の投入などで収益力の向上が見込まれます。これらの成長機会を捉え、さらなる業績拡大を目指していくことが期待されます。

編集部のまとめ

ノリタケは第3四半期決算で、売上高はほぼ前年並みを維持しつつ、営業利益は15.8%増加と大幅な増益となりました。各事業が順調に推移し、高い収益性を維持できている様子が窺えます。今後も自動車や電子部品、食器など有望な市場で需要取り込みを進め、安定成長を続けていくことが期待されます。株主還元についても、増配を続けるなど、企業価値の向上に努めていることが分かります。ノリタケの健全な経営状況や将来性に期待が高まっています。

株式会社ノリタケカンパニーリミテドの決算日や配当についてまとめました。

株式会社ノリタケカンパニーリミテドの決算日は3月31日、第3四半期決算は2023年4月1日から12月31日までとなります。配当については、第2四半期末配当金が1株当たり120円、第3四半期末配当金も1株当たり120円と、期初から増配を続けています。年間配当金総額は約35億円で、配当性向は40%程度と株主への利益還元に積極的です。今後も安定的な経営と着実な成長が期待されるノリタケの株式に注目が集まっています。

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