日本特殊陶業株式会社の第124期第3四半期決算まとめ・決算の発表日はいつ?配当や決算日

四半期報告書
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詳細・正確な情報は対象企業の報告書をご確認ください。

日本特殊陶業株式会社は自動車部品や電子部品などの製造を手掛ける老舗企業です。高い技術力と品質で知られており、自動車業界でもトップクラスのシェアを誇っています。この度、同社の2023年度第3四半期の決算報告が発表されましたので、その内容をご紹介します。

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企業情報

企業名: 日本特殊陶業株式会社
証券コード: 53340
決算期: 3月期

日本特殊陶業株式会社の決算日・決算時期(スケジュール)は?

日本特殊陶業株式会社は通常の3月期決算を行っています。第3四半期の決算発表は2024年2月9日に行われました。

主な事業

日本特殊陶業株式会社は、自動車関連事業とセラミック事業を中核としており、スパークプラグや排気ガスセンサなどの自動車部品の製造や、切削工具、半導体製造装置用部品などのセラミック製品を手掛けています。その他にも新規事業として環境エネルギー分野などにも注力しています。

今期の業績と利益率は?

2023年度第3四半期の業績は、売上収益4,558億69百万円、営業利益879億円、税引前四半期利益954億62百万円と、前年同期に比べ大幅に増加しました。特に自動車関連事業が好調で、営業利益が前年同期比23.0%増と大きく伸長しています。

売上・利益の推移

直近3年の売上高と営業利益の推移を見ると、2023年度の売上高は5,625億円、営業利益は933億84百万円と、過去最高の業績を記録しています。特に2022年度以降は自動車関連事業が好調に推移し、大幅な増収増益となっています。

四半期連結貸借対照表について

2023年12月末の連結貸借対照表を見ると、総資産は9,271億54百万円と、前期末比240億52百万円増加しています。負債合計は3,193億34百万円と減少し、純資産は6,078億19百万円と大幅に増加しました。

資産の部

資産の部では、現金及び現金同等物が1,614億72百万円と前期末比約400億円減少しましたが、投資有価証券や営業債権などが増加しています。

負債の部

負債の部では、社債及び借入金が1,558億29百万円と前期末比約110億円減少しており、有利子負債が圧縮されています。

純資産の部

純資産の部では、利益剰余金の増加や為替換算調整勘定の増加により、親会社の所有者に帰属する持分が6,072億24百万円と大幅に増加しています。

ROAとROE

同社の収益性を示す指標であるROAは前期の6.2%から7.5%に、ROEは前期の11.8%から11.3%と推移しています。自動車関連事業の好調により収益性が改善している一方で、自己資本の増加により自己資本利益率(ROE)は若干低下しています。

キャッシュフロー

営業活動によるキャッシュ・フローは前年同期比395億70百万円増加の829億62百万円の収入となりました。一方、投資活動によるキャッシュ・フローは759億28百万円の支出と、前年同期比474億13百万円増加しました。財務活動によるキャッシュ・フローは542億74百万円の支出となっています。

配当の支払額

2023年度の年間配当金は、1株当たり163円を予定しています。前期実績より15円増配となっており、株主還元の強化が図られています。

今後の展望

自動車関連事業の好調が続くと見られ、2024年3月期の業績も大幅な増収増益を見込んでいます。一方で、セラミック事業については半導体関連の需要減退の影響を受けていますが、新規事業への注力などにより業績の回復を目指しています。引き続き、高収益体質の維持と株主還元の強化が期待されます。

編集部のまとめ

日本特殊陶業株式会社は、主力の自動車関連事業が好調に推移し、業績も過去最高水準を記録しました。また、財務体質も強化されており、株主還元の拡大なども期待できる企業です。今後も技術力と高品質の製品で、自動車およびセラミック分野での競争力を維持していくことが期待されます

日本特殊陶業株式会社の決算日や配当についてまとめました。

日本特殊陶業株式会社は3月期決算を行っており、第3四半期の決算発表は2024年2月9日に行われました。同社の年間配当金は1株当たり163円を予定しており、前期より15円の増配となっています。業績の好調を反映した株主還元の強化が特徴的です。

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