ジャニス工業株式会社の最新の決算情報が公開されました。このジャニス工業の決算は、業績が徐々に回復してきている兆しがあるようですね。今後の成長が期待できそうです。
企業情報
企業名: ジャニス工業株式会社
証券コード: 53420
決算期: 2023年3月期
ジャニス工業株式会社の決算日・決算時期(スケジュール)は?
ジャニス工業株式会社の決算期は3月31日です。今回は第3四半期(2023年4月1日~2023年12月31日)の決算報告となります。
主な事業
ジャニス工業株式会社は、主に衛生機器の製造・販売を行っています。トイレや洗面所などに使われる陶器製品を製造しており、自社ブランドとOEMブランドの2つの事業を手掛けています。
今期の業績と利益率は?
今期の業績は、売上高3,177百万円となり、前年同期と比べて7.9%減少しました。原価高騰への対応が進まず、営業損失223百万円、経常損失179百万円、親会社株主に帰属する四半期純損失182百万円となりました。
売上・利益の推移
売上高は前年同期比で減少傾向にありますが、第3四半期(10月~12月)では回復の兆しが見られます。一方で利益面では依然として赤字が続いており、収益性の改善が課題となっています。
四半期連結貸借対照表について
ジャニス工業の総資産は5,026百万円で、前期末より88百万円減少しました。負債合計は3,101百万円で前期末より47百万円増加しています。純資産は1,924百万円と前期末より135百万円減少しています。
資産の部
流動資産は2,428百万円で前期末比103百万円減少しました。固定資産は2,597百万円で前期末比15百万円増加しました。
負債の部
流動負債は1,791百万円で前期末比60百万円減少しました。固定負債は1,309百万円で前期末比107百万円増加しました。
純資産の部
純資産は1,924百万円で前期末比135百万円減少しました。自己資本比率は38.1%となっています。
ROAとROE
ROAは前期の1.2%から0.8%に、ROEは前期の8.9%から9.5%にそれぞれ悪化しています。これは主に減収や経常損失による純資産の減少が影響しています。収益性の改善に向けた取り組みが課題となっています。
キャッシュフロー
当第3四半期連結累計期間のキャッシュフロー計算書は開示されていません。ただし、営業活動によるキャッシュフローは赤字となっており、投資活動や財務活動によっても資金の流出が見られる状況です。安定したキャッシュ・ポジションの確保が重要だと考えられます。
配当の支払額
当第3四半期においては配当の支払いはありませんでした。前期も無配でしたので、当面の間は配当支払いは厳しい状況だと見られます。業績の早期回復が期待されます。
今後の展望
ジャニス工業は、新商品「キュアーズ」の販売強化やOEM事業の新規案件獲得に注力しています。また、高圧成形鋳込みによる省人化やコンパクト生産体制の確立、付加価値の高い新素地開発にも取り組んでいます。これらの施策により、収益性の改善と経営基盤の強化を目指しています。
編集部のまとめ
ジャニス工業は、新型コロナウイルス感染症の影響や原材料価格高騰などの外部環境変化の中で苦戦を強いられていますが、第3四半期では受注が回復傾向にあり、前期よりも業績が改善されつつあります。今後は収益性の改善と経営基盤の強化に向けて、製造の効率化や新商品の拡販などに取り組んでいく方針です。株主の皆さまにとっては、業績の回復を注目していく必要がありそうです。
ジャニス工業株式会社の決算日や配当についてまとめました。
ジャニス工業の決算期は3月31日で、今回は第3四半期の決算報告でした。また、当期は無配となっており、業績の早期回復が待たれるところです。今後の成長に期待が高まっています。