日本坩堝株式会社の決算が発表されました！2023年12月31日を第3四半期まで終えており、前年同期と比べて売上高が13.5%増加し、経常利益も堅調な結果が確認できます。同社は耐火物や建設用機器などの製造を手掛けており、自動車や鉄鋼産業向けに強みを発揮しています。今後の成長にも期待が高まりそうですね。
企業情報
企業名: 日本坩堝株式会社
証券コード: E01131
決算期: 3月31日
日本坩堝株式会社の決算日・決算時期(スケジュール）は？
日本坩堝株式会社の決算日は3月31日です。そのため、今回発表された決算は第3四半期(2023年10月1日~12月31日)の業績となっています。通常の年次決算は6月下旬に行われています。
主な事業
日本坩堝株式会社は耐火物事業とエンジニアリング事業を中心に事業を展開しています。耐火物事業では鋳造や鉄鋼向けの製品を、エンジニアリング事業では工業炉や環境設備などの設計・施工を手がけています。これらの事業を通じて、自動車や鉄鋼メーカーなどに幅広く製品やサービスを提供しています。
今期の業績と利益率は？
当第3四半期の業績は、売上高が72億7,216万円と前年同期比13.5%の増加、営業利益が2億1,243万円と19.0%増加しました。経常利益は2億2,037万円と2.8%減少しましたが、親会社株主に帰属する四半期純利益は1億6,816万円と31.3%の増加となっています。利益率も徐々に改善されている様子が伺えます。
売上・利益の推移
直近3年の売上高と利益の推移を見てみると、売上高は64億円台から72億円台へと順調に伸びてきています。一方で、利益面では経常利益が2億円前後で推移しており、親会社株主に帰属する四半期純利益は1億6,000万円台となっています。今期はこれらの数字が前年同期と比べて改善傾向にあるため、好業績が期待できそうです。
四半期連結貸借対照表について
日本坩堝株式会社の直近の四半期連結貸借対照表を見ると、総資産が107億3,058万円、負債が55億6,082万円、純資産が51億2,976万円となっています。前期末と比べて、資産は減少しているものの、負債もコントロールできている様子が伺えます。自己資本比率は47.8%となっており、財務基盤は健全に保たれていると言えるでしょう。
資産の部
資産の部では、現金及び預金が13億6,404万円、受取手形、売掛金及び契約資産が30億6,294万円と、流動資産が主に構成されています。一方、固定資産は39億4,731万円と減少傾向にあります。
負債の部
負債の部では、支払手形及び買掛金が6億3,180万円、短期借入金が14億140万円となっています。固定負債は18億2,499万円と前期末から減少しています。
純資産の部
純資産の部は51億2,976万円で、前期末から6,916万円減少しています。利益剰余金は40億8,458万円と減少傾向にあります。自己資本比率は47.8%と健全な水準を維持しています。
ROAとROE
日本坩堝株式会社の収益性を示すROA(総資産経常利益率)は2.1%、ROE(自己資本当期純利益率)は3.3%となっています。前年同期と比べて改善傾向にあり、企業価値の向上に寄与しています。今後さらなる収益性の向上が期待されます。
キャッシュフロー
四半期連結キャッシュフロー計算書を見ると、営業活動によるキャッシュフローは2億4,726万円の収入となっています。一方で、投資活動によるキャッシュフローは2億2,826万円の支出と、設備投資等に資金が使われています。財務活動によるキャッシュフローは4億円の支出となっており、全体としては現金及び現金同等物が4億7,342万円減少しています。
配当の支払額
日本坩堝株式会社は、前期(2023年3月期)の期末配当金を1株当たり9円、今期(2024年3月期)の中間配当金を1株当たり9円と実施しています。株主還元に積極的な姿勢が伺えます。
今後の展望
日本坩堝株式会社は、今後も自動車や鉄鋼業界向けの製品・サービスを中心に事業を展開していく方針です。特に、耐火物事業とエンジニアリング事業に注力し、収益力の強化を図っていきます。また、新製品の開発や海外展開の強化など、成長戦略にも積極的に取り組んでいく考えです。引き続き、業績の向上と株主還元の充実が期待されます。
編集部のまとめ
日本坩堝株式会社は、前年同期比で売上高と営業利益が増加するなど、堅調な業績を収めています。特に、自動車や鉄鋼産業向けの製品が好調に推移しているようです。今後も成長戦略に注力し、収益性の向上に努めていくと見られます。株主還元面でも、着実な配当実施が評価できます。同社の今後の動向に注目が集まるでしょう。
日本坩堝株式会社の決算日や配当についてまとめました。
日本坩堝株式会社の決算日は3月31日で、年次決算は6月下旬に行われています。また、配当については、期末配当金は1株当たり9円、中間配当金も1株当たり9円と、株主還元に積極的な姿勢がうかがえます。今後も、同社の業績推移や株主還元策の内容に注目していく必要がありそうですね。
