日本インシュレーション株式会社の最新の四半期決算報告書が公開されました。インシュレーション業界の大手企業である同社の業績は安定しており、今期も引き続き好調な業績を維持していることが分かりました。経営陣の手腕と、製品の高品質、需要の堅調さが同社の強みとなっているようです。
企業情報
企業名: 日本インシュレーション株式会社
証券コード: 53680
決算期: 2023年3月31日
日本インシュレーション株式会社の決算日・決算時期(スケジュール)は?
日本インシュレーション株式会社の決算期は3月31日です。当社は四半期報告書を提出しており、最新の決算情報は2023年12月31日までの第3四半期決算となっています。
主な事業
日本インシュレーション株式会社は、建築・プラント関連の断熱材および耐火被覆材などの製造・販売を主な事業としています。建築分野ではオフィスビルや住宅、プラント分野ではエネルギー関連施設向けなどに幅広く製品を提供しており、国内トップクラスの大手メーカーです。
今期の業績と利益率は?
当第3四半期連結累計期間の売上高は92億3600万円と前年同期比で2.8%増加しています。利益面では、営業利益が10億6960万円と前年同期比で61.7%増と大幅に改善しました。経常利益も同様に64.0%増と好調に推移しており、収益性の向上が見られます。
売上・利益の推移
売上高は8985億円から9236億円と着実に増加しています。利益面でも、経常利益が6602億円から10825億円と大幅に改善しており、同社の業績は順調に推移しているといえます。セグメント別では、プラント関連の利益が大きく伸びているのが特徴的です。
四半期連結貸借対照表について
日本インシュレーション株式会社の四半期連結貸借対照表を見ると、総資産は172億円と前期末比で9億円増加しています。内訳をみると、流動資産は110億円、固定資産は61億円となっています。
資産の部
資産の部では、現金及び預金が54億円、受取手形・売掛金及び契約資産が22億円と主な項目となっています。固定資産では、有形固定資産が52億円、投資その他の資産が7億円となっています。
負債の部
負債の部では、支払手形・買掛金が9億円、短期借入金が1億円、長期借入金が4億円となっています。全体としては、42億円の負債となっています。
純資産の部
純資産の部は130億円となっており、自己資本比率は75.5%と高水準を維持しています。利益剰余金が99億円と大きく、財務基盤が強固であることがわかります。
ROAとROE
ROA(総資産利益率)は6.0%、ROE(自己資本利益率)は5.7%と、ともに上昇傾向にあります。これは、売上高や営業利益が増加していることに加え、資産効率の改善や自己資本の有効活用が進んでいることを示しています。
キャッシュフロー
キャッシュ・フローの状況を見ると、営業活動によるキャッシュ・フローが12億円のプラスとなっています。投資活動によるキャッシュ・フローは2億円のマイナス、財務活動によるキャッシュ・フローは1億円のマイナスとなっており、全体としては10億円のプラスとなっています。
配当の支払額
前期の年間配当金は37円でしたが、今期も同水準の配当を計画しています。安定した収益基盤を背景に、株主還元にも力を入れている様子がうかがえます。
今後の展望
日本インシュレーション株式会社は、建築・プラント分野での断熱材や耐火被覆材の需要が引き続き堅調であることから、今後も安定した業績を維持できると見込まれています。また、原料価格高騰への対応や生産性向上など、コスト競争力の強化にも取り組んでおり、業績拡大が期待できるでしょう。
編集部のまとめ
日本インシュレーション株式会社は、断熱材や耐火被覆材の需要が堅調に推移していることから、当期も好業績を収めることができました。特に、プラント関連の事業が大きく伸びていることが注目されます。今後も収益性の向上と株主還元の維持を目指すことで、更なる成長が期待できるでしょう。
日本インシュレーション株式会社の決算日や配当についてまとめました。
日本インシュレーション株式会社の決算期は3月31日で、最新の決算情報は2023年12月31日までの第3四半期決算となっています。また、同社は毎期37円の配当を実施しており、株主還元にも力を入れています。今後も着実な業績拡大と株主還元の維持が期待されます。