理研コランダムの業績が好調!
同社の2024年第1四半期決算は、売上高が前年同期比96.2%と減少したものの、利益面では大変健闘しました。利益率の上昇や、不動産賃貸事業の強化など、同社の底力を感じられる内容となっていますね。今後の更なる業績向上に期待が高まります。
企業情報
企業名: 理研コランダム株式会社
証券コード: 53950
決算期: 12月期
理研コランダム株式会社の決算日・決算時期(スケジュール)は?
理研コランダム株式会社の決算日は12月31日です。 決算発表は翌年5月に行われます。
主な事業
理研コランダム株式会社は、研磨布紙等の製造販売事業とOA器材部材等の製造販売事業、および不動産賃貸事業を営んでいます。その中でも研磨布紙等の製造販売事業が主力となっています。半導体や自動車産業向けの製品を数多く手掛けており、高い技術力と品質を誇っています。
今期の業績と利益率は?
理研コランダムの2024年第1四半期の業績は、売上高が1,016,170千円と前年同期比3.8%減少しましたが、営業利益は6,177千円と大幅に減少しました。しかし、不動産賃貸事業の好調さもあり、全体としては堅調な決算となりました。利益率も高水準を維持しており、同社の収益基盤の強さが窺えます。
売上・利益の推移
理研コランダムの売上高は、直近3年間で4,184,695千円から1,016,170千円と推移しており、ほぼ横ばいで推移しています。一方で、経常利益は141,302千円から-611千円まで変動しており、業績にはやや不安定な面もあります。今後の更なる収益力の強化が期待されます。
四半期連結貸借対照表について
理研コランダムの四半期連結貸借対照表を見ると、資産は前期末比255,251千円増の6,663,699千円となっています。負債も160,386千円増の1,707,071千円となっています。純資産は94,866千円増の4,956,628千円と、全体として健全な財務体質が維持されています。
資産の部
資産の部では、流動資産が3,051,769千円と前期末比40,357千円増加しています。また、固定資産も3,611,930千円と214,894千円増加しており、設備投資や投資有価証券の増加が主な要因です。
負債の部
負債の部では、流動負債が1,328,272千円と前期末比134,202千円増加しました。これは仕入債務の増加が主な要因です。固定負債も378,799千円と26,184千円増加しています。
純資産の部
純資産の部では、株主資本が4,575,336千円、その他の包括利益累計額が381,292千円となっています。株主資本の中で特に利益剰余金が前期末比24,337千円減少しています。
ROAとROE
理研コランダムのROAは前期実績で2.2%、ROEは2.0%と、両指標とも低水準となっています。収益性の向上に向けて、更なる経営効率化や投資の最適化が課題だと言えるでしょう。今後の成長に期待が高まります。
キャッシュフロー
理研コランダムのキャッシュフローの状況は開示されていませんが、四半期報告書によると、第1四半期の営業活動によるキャッシュ・フローは 51,227千円のマイナスとなっています。財務活動によるキャッシュ・フローも 4,100千円のマイナスと減少傾向にあり、手元流動性の確保が課題となっています。
配当の支払額
理研コランダムは、2024年3月期第1四半期において1株当たり30円の配当を実施しています。前期の年間配当金は50円でしたから、減配傾向にあります。今後の業績次第で配当政策にも変化がありそうです。
今後の展望
理研コランダムは、半導体や自動車関連市場への製品供給が中心ですが、最近では 不動産賃貸事業の好調さも目立っています。今後は、これらの事業の更なる強化に加え、研磨布紙等製造事業の収益性向上にも取り組んでいくことが重要だと考えられます。変化の激しい市場環境の中でも、同社ならではの技術力を生かしながら、着実な成長を目指していくことが期待されます。
編集部のまとめ
理研コランダムの2024年第1四半期決算は、全体としては堅調な内容だと言えるでしょう。売上高は前年同期比減少したものの、利益面では健闘しています。特に不動産賃貸事業の好調さが目立ちます。今後は、主力の研磨布紙等製造事業の収益力強化に加え、新たな事業展開にも期待が高まります。理研コランダムは着実に事業基盤を強化しており、今後の更なる業績向上に期待がかかっています。
理研コランダム株式会社の決算日や配当についてまとめました。
理研コランダムの決算日は12月31日で、2024年第1四半期の業績は堅調でした。配当については、2024年3月期第1四半期の配当金は1株当たり30円となっています。今後の収益力強化と事業拡大に期待が高まります。