共英製鋼株式会社の第80期第3四半期決算まとめ・決算の発表日はいつ?配当や決算日

四半期報告書
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弊サイトは各企業の決算情報を元に決算に関するまとめ情報をご紹介しております。
詳細・正確な情報は対象企業の報告書をご確認ください。

株式会社共英製鋼の最新の決算報告を分析してご紹介します。同社は大手鉄鋼メーカーで、国内外の拠点で事業を展開しています。今期の業績は好調で、売上高は前期比7.2%減の2,374億円、営業利益は同62.3%増の147億円となりました。また、純利益も86.8%増の115億円と大幅な増益となっています。今後も建設需要の拡大などを背景に業績の拡大が期待できそうです。

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企業情報

企業名: 共英製鋼株式会社
証券コード: 54400
決算期: 3月期

共英製鋼株式会社の決算日・決算時期(スケジュール)は?

共英製鋼株式会社の決算は、毎年3月31日が期末となっています。3月期の第3四半期(10月~12月)の決算報告書が最新のものです。

主な事業

共英製鋼株式会社は、国内外で鉄鋼事業を中心に展開しています。主力製品は建設用鉄筋やH形鋼などの長鋼製品で、国内外の建設需要に応えています。また、環境リサイクル事業やその他の事業(港湾事業、鋳物事業など)も手掛けています。グループの事業規模は大きく、国内外に多数の生産拠点を持っています。

今期の業績と利益率は?

今期(2023年4月~2024年3月期)の連結業績は、売上高が2,374億円、営業利益が147億円、経常利益が148億円、親会社株主に帰属する四半期純利益が115億円となりました。売上高は前期比7.2%減少しましたが、利益面では大幅な改善が見られ、営業利益率は6.2%、経常利益率は6.3%、純利益率は4.9%と高水準となっています。

売上・利益の推移

共英製鋼の売上高は、直近3年間で3,557億円2,713億円2,374億円と減少傾向にあります。一方、経常利益は同期間で146億円94億円148億円と変動しながらも増加基調にあります。特に今期は大幅増益となり、収益性の向上が見られます。

四半期連結貸借対照表について

最新の四半期連結貸借対照表(2023年12月末時点)によると、総資産は3,574億円で前期末比5.9%増加しています。流動資産は2,208億円、固定資産は1,365億円です。負債は1,547億円で前期末比4.9%増加しており、純資産は2,027億円と6.6%増加しています。財務体質は良好に推移しています。

資産の部

資産の部では、現金・預金が555億円、売掛金が645億円、棚卸資産が664億円となっています。有形固定資産は1,075億円と大部分を占めています。

負債の部

負債の部では、支払手形・買掛金が220億円、有利子負債(借入金)が822億円となっています。また、退職給付に係る負債が37億円あります。

純資産の部

純資産の部では、資本金が185億円、資本剰余金が196億円、利益剰余金が1,335億円となっています。自己資本比率は54.1%と健全な水準を維持しています。

ROAとROE

共英製鋼のROA(総資産利益率)は直近3期で2.6%→2.8%→4.1%と3期連続で改善しています。また、ROE(自己資本利益率)も同期間で3.2%→3.4%→5.7%と上昇傾向にあります。この背景には、収益性の向上に加え、株主資本の効率的な運用が寄与していると考えられます。今後も安定した収益力を維持し、投下資本の効率化に努めていくことが重要です。

キャッシュフロー

最新の四半期連結キャッシュ・フロー計算書によると、営業活動によるキャッシュ・フローは116億円の収入超過となっています。一方、投資活動によるキャッシュ・フローは59億円の支出超過、財務活動によるキャッシュ・フローは20億円の支出超過となっています。全体としては現金及び現金同等物が22億円減少しています。財務の健全性は保たれつつ、設備投資にも積極的に取り組んでいると言えるでしょう。

配当の支払額

共英製鋼は、株主への利益還元を重視しており、第2四半期(9月末)と期末(3月末)の年2回、配当を行っています。今期の1株当たり配当金は、第2四半期が65円、期末が15円の合計80円の予定です。この結果、配当性向は30.1%となる見込みです。株主還元の充実に取り組んでいます。

今後の展望

共英製鋼は国内外の建設需要の拡大を背景に、今後も業績の向上が期待されます。特に、中長期的な視点から、成長著しい東南アジアや北米での事業拡大に注目が集まっています。また、国内では脱炭素化に向けた取り組みを強化し、環境配慮型の製品開発にも注力していく方針です。持続可能な経営を目指し、収益性の向上と企業価値の最大化に努めていくと考えられます。

編集部のまとめ

共英製鋼の今期決算は好調で、売上高は減少したものの、利益は大幅に改善しています。特に経常利益は前期比56.5%増と大幅な増益となりました。海外事業の収益性の改善や国内での製品価格の改善などが寄与しています。今後も建設需要の拡大を背景に、収益性の向上が期待できそうです。また、環境対応製品の開発など、ESG経営にも注力しており、持続可能な成長も見込まれます。

共英製鋼株式会社の決算日や配当についてまとめました。

共英製鋼の決算期は3月31日で、第3四半期(10月~12月)の決算報告書が最新のものです。配当は年2回(9月末と3月末)、1株当たり80円(予定)の支払いを行っています。株主還元の充実に取り組んでおり、健全な財務体質と収益性の高さが特徴のようです。今後も企業価値の向上に期待できそうです。

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