株式会社リアルゲイトは、不動産業界でおなじみのフレキシブルワークプレイス事業を展開している企業です。最新の決算報告書によると、この会社は業績好調で売上高と利益が大幅に増加しているようですね。大手企業のスタートアップ支援にも注力しており、都心部のコワーキングスペースの運営に強みを発揮しています。
企業情報
企業名: 株式会社リアルゲイト
証券コード: E38667
決算期: 2024年9月期
株式会社リアルゲイトの決算日・決算時期(スケジュール)は?
株式会社リアルゲイトの決算日は9月30日で、四半期決算を行っています。上場企業のため、四半期ごとに決算報告書を提出しており、次回の本決算は2024年11月頃に公表されることが予想されます。
主な事業
株式会社リアルゲイトは、主にフレキシブルワークプレイス事業を手掛けています。スタートアップ企業やクリエイター向けのコワーキングスペースの運営が中心で、都心部の物件の再生・活用に強みを発揮しています。また、オフィスビルの設計・施工、不動産の販売も行っています。
今期の業績と利益率は?
株式会社リアルゲイトの直近の第2四半期決算(2023年10月1日~2024年3月31日)では、売上高が50億円以上と大幅な増収となりました。営業利益も前年同期比70%増の7億円を超えるなど、高い収益性を維持しています。これは、既存物件の安定稼働と新規物件の積極的な開業により、安定した収益基盤が構築できているためです。
売上・利益の推移
株式会社リアルゲイトの売上高と利益は、直近2年間で大幅な伸びを示しています。売上高は28.8%増し、営業利益も70.0%増加するなど、着実な業績拡大を遂げています。不動産市況の回復と同社のリーシング力の高さが、この好業績につながっています。今後も安定した収益基盤が期待できそうです。
四半期連結貸借対照表について
株式会社リアルゲイトの直近の四半期貸借対照表を見ると、資産合計は124億円に達しています。このうち、流動資産が49億円、固定資産が75億円となっています。一方、負債合計は96億円で、内訳は流動負債26億円、固定負債70億円となっています。
資産の部
資産の部では、現金及び預金が13億円、販売用不動産が24億円となっています。また、有形固定資産が54億円と大きな割合を占めています。不動産開発や運営に必要な資産が積み上がっているのが特徴です。
負債の部
負債の部では、長期借入金が53億円と大きな割合を占めています。不動産取得のための借入が中心で、最近では条件変更による借り換えも行っているようです。短期借入金は1億円まで減少しています。
純資産の部
純資産は27億円で、自己資本比率は22.1%となっています。株式公開後の増資などにより着実に自己資本が積み上がってきています。今後の成長投資に備えた財務体質の強化が進んでいるといえます。
ROAとROE
株式会社リアルゲイトのROA(総資産利益率)は5.5%、ROE(自己資本利益率)は20.0%となっています。ROEが20%を超える高水準なのが特徴で、自己資本の効率的な活用により高収益を上げていることがわかります。不動産ポートフォリオの最適化と運営効率化により、今後もROEの維持が期待されます。
キャッシュフロー
株式会社リアルゲイトのキャッシュフローを見ると、営業キャッシュフローがマイナスとなっています。これは、販売用不動産の取得に多額の資金が投下されたためです。一方で、投資キャッシュフローもマイナスですが、これは主に有形固定資産の取得によるものです。財務キャッシュフローではプラスとなっており、主に長期借入れによる資金調達が行われています。
配当の支払額
株式会社リアルゲイトは現在、配当を行っていません。今後の事業拡大に備えて内部留保を優先しているためと考えられます。ただし、成長が一定程度軌道に乗った際には、株主還元策の導入も検討されるかもしれません。
今後の展望
株式会社リアルゲイトは、積極的な M&A や新規出店に乗り出しており、今後も高成長が期待できそうです。既存物件の安定稼働と新規物件開発を両立させ、さらなる収益基盤の強化を図っていくと考えられます。また、スタートアップ企業の需要取り込みにも注力しており、都心部の不動産活用で優位性を発揮し続けていくことでしょう。
編集部のまとめ
株式会社リアルゲイトの直近の決算は大幅増収増益と好調な業績を示しています。スタートアップ支援や都心部不動産の再生開発に強みを持つフレキシブルワークプレイス事業において、確固たる収益基盤を築いている様子がうかがえます。今後の成長余力も高く、加速度的な事業拡大が期待されます。株主還元策の導入など、株主への還元にも期待が高まっています。
株式会社リアルゲイトの決算日や配当についてまとめました。
株式会社リアルゲイトの決算日は9月30日で、四半期ごとに決算報告書を提出しています。また、直近の決算では大幅な増収増益を達成し、高い収益性を示しています。一方で、今のところ配当は行われていませんが、今後の成長次第で株主還元策の導入も検討されるかもしれません。株主の皆さまにとっても注目の企業といえます。