エキサイトホールディングス株式会社の2023年12月期第3四半期の決算報告を見ると、企業の業績は順調に推移しているようです。プラットフォーム事業やブロードバンド事業が好調に推移し、売上高5,648,646千円、営業利益400,051千円と、前年同期を上回る結果となりました。今後はSaaS・DX事業への投資も行い、事業ポートフォリオの強化を図っていくとのことで、エキサイトホールディングスの持続的な成長が期待できそうです。
企業情報
企業名: エキサイトホールディングス株式会社
証券コード: E34326
決算期: 3月期
エキサイトホールディングス株式会社の決算日・決算時期(スケジュール)は?
エキサイトホールディングス株式会社の決算日は3月31日です。第3四半期の決算期間は2023年10月1日から2023年12月31日となっています。
主な事業
エキサイトホールディングス株式会社はプラットフォーム事業、ブロードバンド事業、SaaS・DX事業の3つの事業を展開しています。プラットフォーム事業ではカウンセリングサービスやメディアサービス、D2Cサービスなどを提供しており、ブロードバンド事業ではISPサービスやMVNOサービスを展開しています。また、SaaS・DX事業ではSaaSサービスやWebシステムの開発・運用を行っています。
今期の業績と利益率は?
当第3四半期連結累計期間の業績は、売上高5,648,646千円、営業利益400,051千円、経常利益382,516千円、親会社株主に帰属する四半期純利益251,857千円となりました。利益率は、営業利益率が7.1%、経常利益率が6.8%、当期純利益率が4.5%となっています。
売上・利益の推移
エキサイトホールディングスの売上高は前年同期比0.5%減の5,648,646千円となりました。一方で、営業利益は前年同期比21.4%減の400,051千円、経常利益は前年同期比22.3%減の382,516千円、親会社株主に帰属する四半期純利益は前年同期比34.4%減の251,857千円となりました。これは、主にメディアサービスの売上が減少したことが影響しています。
四半期連結貸借対照表について
エキサイトホールディングスの2023年12月末時点の四半期連結貸借対照表を見ると、総資産は6,119,218千円と前期末比1,568,410千円の増加となっています。これは主に東京証券取引所への上場に伴う資金調達により現金及び預金が増加したことが要因です。また、純資産は3,450,067千円と前期末比1,427,356千円の増加となっており、自己資本比率は56.3%となっています。
資産の部
資産の部では、現金及び預金が2,685,551千円と大幅に増加しています。一方で、のれんは543,176千円、投資有価証券は638,928千円となっています。
負債の部
負債の部では、買掛金が829,416千円、未払法人税等が145,379千円となっています。また、長期借入金は1,045,000千円となっています。
純資産の部
純資産の部では、資本金が10,523千円、資本剰余金が2,258,810千円、利益剰余金が1,334,516千円となっています。
ROAとROE
エキサイトホールディングスのROA(総資産利益率)は4.1%、ROE(自己資本利益率)は7.3%となっています。ROAは前年同期比で1.9ポイント低下し、ROEは前年同期比で9.7ポイント低下しています。これは主に経常利益が減少したことが影響しています。今後は収益性の改善に向けた取り組みが重要となってくるでしょう。
キャッシュフロー
エキサイトホールディングスのキャッシュフローは、営業活動によるキャッシュ・フローが653,161千円の収入、投資活動によるキャッシュ・フローが△361,865千円の支出、財務活動によるキャッシュ・フローが1,218,728千円の収入となっています。前年同期と比べ、現金及び現金同等物の期末残高は1,510,023千円と大幅に増加しています。
配当の支払額
エキサイトホールディングスでは、当第3四半期連結累計期間において配当の支払はありませんでした。今後の配当方針については、現時点で未定となっています。企業の成長に合わせて、適切な配当政策が行われることが期待されます。
今後の展望
エキサイトホールディングスは、「両利きの経営」を成長戦略に掲げ、既存事業の成長とSaaS・DX事業への投資による新事業の育成に取り組んでいます。プラットフォーム事業とブロードバンド事業の安定収益を活用し、SaaS・DX事業への先行投資による新しい収益源の開拓を目指しています。また、M&Aによる事業ポートフォリオの強化にも注力しており、今後の業績拡大が期待できそうです。
編集部のまとめ
エキサイトホールディングスの2023年12月期第3四半期決算では、プラットフォーム事業やブロードバンド事業が好調に推移し、全体としても堅調な業績を維持しました。一方で、メディアサービスの売上減少の影響もあり、利益面では前年同期を下回る結果となっています。今後はSaaS・DX事業への投資を進め、新たな収益の柱を築いていくことが課題となりそうです。また、株主還元策については現時点では未定となっているため、今後の動向に注目です。
エキサイトホールディングス株式会社の決算日や配当についてまとめました。
エキサイトホールディングス株式会社の決算日は3月31日で、第3四半期決算期間は2023年10月1日から12月31日までです。当期の決算では、売上高、営業利益、経常利益、親会社株主に帰属する四半期純利益のいずれも前年同期を下回りましたが、全体としては堅調な業績を維持できています。今後はSaaS・DX事業への投資を推進し、新たな収益の柱を築くことが課題となりそうです。また、株主還元策については今後の動向に注目が集まるでしょう。