株式会社Ridge-iの決算が発表されました。データ・AIを駆使して顧客の課題解決を支援するこの企業は、売上高780,335千円、営業利益129,776千円、経常利益130,037千円と、前年同期比で大幅な増収増益を達成しました。
企業情報
企業名: 株式会社Ridge-i
証券コード: 55720
決算期: 2024年7月期
株式会社Ridge-iの決算日・決算時期(スケジュール)は?
株式会社Ridge-iは、毎年8月1日から7月31日までの事業年度を設定しています。この決算では、2024年4月30日までの第3四半期の決算結果が発表されました。
主な事業
株式会社Ridge-iは、「データ・AIを駆使した最先端技術とビジネス知見を用いて、未解決の課題に挑み、新しい社会を実現する」をミッションに掲げ、カスタムAIソリューション事業を展開しています。顧客ニーズに合わせて最適なAIソリューションを提案・開発し、実装まで幅広くサポートしています。特に大手企業を中心とした案件が順調に進捗しています。
今期の業績と利益率は?
当第3四半期累計期間の業績は非常に好調で、売上高780,335千円、経常利益130,037千円と前年同期比で大幅な増収増益を達成しました。また、売上総利益率は69.4%と目標の60%以上を大きく上回り、高収益体質を実現しています。これは大型案件を着実に遂行し、人工知能(AI)関連事業が順調に推移したことが要因です。
売上・利益の推移
株式会社Ridge-iは、過去3期にわたって増収増益を続けています。特に今期は売上高が780,335千円と前年同期比で24.4%増と大幅な伸びを示しました。また、経常利益も130,037千円と前年同期比で46.5%増と大きな伸びを遂げています。AIを活用したソリューション提供や人工衛星案件の拡大、安定収益のライセンス事業などが業績を牽引しています。
四半期連結貸借対照表について
株式会社Ridge-iの第3四半期会計期間末の貸借対照表は、非常に健全な財務状況を示しています。
資産の部
当第3四半期会計期間末の総資産は2,163,045千円と、前事業年度末に比べ100,377千円増加しています。これは主に、現金及び預金が192,357千円増加した一方で、売掛金及び契約資産が54,392千円減少したことによります。
負債の部
当第3四半期会計期間末の負債合計は86,308千円と、前事業年度末に比べ13,127千円増加しています。これは主に、未払法人税等が12,466千円減少した一方で、賞与引当金10,400千円の計上と未払消費税等の増加によるものです。
純資産の部
当第3四半期会計期間末の純資産合計は2,076,736千円と、前事業年度末に比べ87,249千円増加しています。これは主に、利益剰余金が85,761千円増加したことによるものです。
ROAとROE
株式会社Ridge-iのROAは5.3%、ROEは4.1%となっています。これらは前年同期と比較して上昇しており、収益性の向上と資本効率の改善が進んでいます。高成長を続ける同社の業績拡大に伴い、今後さらなる収益力の向上が期待されます。
キャッシュフロー
株式会社Ridge-iは、営業活動によるキャッシュ・フローが安定的に黒字となっています。当第3四半期累計期間では192,357千円の増加を示しており、プロジェクトの進捗や売掛金の回収などが寄与しています。この強固なキャッシュ・ポジションを背景に、今後の事業拡大への投資やM&Aなどにも柔軟に対応できる体制が整っています。
配当の支払額
株式会社Ridge-iは現在、配当を実施していません。今後の事業拡大に向けて内部留保の充実を優先しているためと考えられます。株主還元については、業績の推移やキャッシュ・フロー状況を見極めながら、適切な時期に検討していくものと期待されます。
今後の展望
株式会社Ridge-iは、今後もデータ・AIを活用したソリューション提供を中心に事業拡大を進めていく方針です。特に、急成長が見込まれるマーケティング・広告分野やクリエイター支援分野への展開を加速させ、業界をリードする存在となることを目指しています。また、2024年7月には株式会社スターミュージック・エンタテインメントを子会社化する予定で、これにより市場開拓と収益の拡大が期待されます。
編集部のまとめ
株式会社Ridge-iは、「データ・AIを駆使した最先端技術」を活かして、様々な業界の顧客ニーズに応えるソリューションを提供し、急速な業績拡大を遂げています。高い収益性と健全な財務基盤を背景に、今後もさらなる成長が期待されます。新規事業への展開や子会社化などにより、同社のプレゼンスが一層高まることが予想されます。
株式会社Ridge-iの決算日や配当についてまとめました。
株式会社Ridge-iは毎年8月1日から7月31日までの事業年度を設けており、今回は2024年7月期の第3四半期決算が発表されました。同社は現在、配当を実施していませんが、今後の業績動向や資金需要を見極めながら、適切な時期に株主還元策についても検討していくものと期待されます。