株式会社Globeeの2024年2月期第3四半期決算報告書の概要をお届けします。同社は教育サービス事業を展開しており、eラーニングアプリ「abceed」の運営を中心に事業を行っています。第3四半期の売上高は9億2,535万円と前年同期比36.2%の増加と好調な業績を示しています。また、主力サービスの有料会員数も9.2万人まで増加しており、個人・法人向けの両プランでユーザー数が順調に拡大しています。今後も新たなコンテンツの追加や機能強化により、さらなる利用者の獲得を目指していくことが期待されます。
企業情報
企業名: 株式会社Globee
証券コード: E38662
決算期: 5月期
株式会社Globeeの決算日・決算時期(スケジュール)は?
株式会社Globeeは5月期決算を行っています。第3四半期会計期間は2023年12月1日から2024年2月29日までとなっています。
主な事業
株式会社Globeeは、教育サービス事業を中心に事業を展開しています。eラーニングアプリ「abceed」の運営が主力事業であり、一般ユーザーや法人・学校向けに英語学習コンテンツを提供しています。近年は映画・ドラマの対応コンテンツも拡充するなど、幅広いジャンルのコンテンツを取り揃えています。
今期の業績と利益率は?
第3四半期累計期間の売上高は9億2,535万円と前年同期比36.2%の増加となりました。また、経常利益は2億3,642万円と42.2%の増加、四半期純利益も1億5,659万円と42.2%の増加と、いずれの利益指標も大幅な伸長を示しています。引き続き収益力の向上が続いている好調な決算内容となっています。
売上・利益の推移
Globee社の売上高と利益の推移をみると、過去3年間で着実に増収増益を続けています。特に、2023年5月期第3四半期累計期間の売上高は6億7,917万円でしたが、2024年5月期第3四半期累計期間には9億2,535万円と大幅な伸長を示しています。また、経常利益も同様に1億6,626万円から2億3,642万円と大きく改善しているなど、業績は順調に拡大しています。
四半期連結貸借対照表について
Globee社の2024年2月末時点の四半期貸借対照表をみると、総資産は14億2,101万円となっています。前事業年度末比で3億8,470万円の増加となっています。
資産の部
資産の部では、現金及び預金が8億9,092万円と大幅に増加しています。また、ソフトウエアなどの無形固定資産が2億3,321万円と増加しており、事業基盤の強化が進んでいることがわかります。
負債の部
負債の部では、長期借入金が9,030万円と増加しています。一方で、未払法人税等が3,973万円減少しています。全体としては8億7,443万円となっており、前事業年度末比で1億1,078万円の増加となっています。
純資産の部
純資産の部では、資本金が9億1,135万円、利益剰余金が3億6,630万円となっています。前事業年度末比で2億7,391万円の増加となっており、財務体質の改善が進んでいます。
ROAとROE
Globee社の収益性を表すROA(総資産利益率)は、前期の16.8%から当期は16.6%と若干低下しましたが、引き続き高い水準を維持しています。また、ROE(自己資本利益率)は前期の27.2%から当期は28.6%と上昇しており、株主価値の向上に寄与しています。これらの指標からGlobee社は高収益性を維持しつつ、効率的な資産運用や財務体質の強化にも取り組んでいることがうかがえます。
キャッシュフロー
Globee社の当第3四半期累計期間のキャッシュ・フローは、営業活動によるキャッシュ・フローが3億4,943万円のプラスとなっています。一方で、投資活動によるキャッシュ・フローは1億7,643万円のマイナスとなっており、主にソフトウエアの開発投資に充てられています。財務活動によるキャッシュ・フローは1億2,614万円のプラスとなっており、借入れによる資金調達が行われています。全体としてキャッシュ・ポジションは改善傾向にあり、事業成長に向けた投資を実施しつつ、財務基盤の強化にも取り組んでいることがうかがえます。
配当の支払額
Globee社は現時点では配当を実施していません。成長投資に経営資源を集中し、内部留保の積み上げを優先しているためと考えられます。今後の業績拡大と財務基盤の強化を踏まえ、株主還元策の検討が期待されます。
今後の展望
Globee社は教育サービス事業を中心に事業を展開しており、eラーニングアプリ「abceed」の運営が主力事業です。同社は新規コンテンツの追加やユーザビリティの向上、さらには法人向けの販売拡大などに注力しており、今後も事業の成長が期待できます。また、2023年6月に東京証券取引所グロース市場に上場したことで、さらなる企業価値向上と事業の発展が期待されます。
編集部のまとめ
Globee社は、教育サービス事業を中心とする成長企業です。第3四半期の業績は過去最高を更新しており、有料会員数の拡大やコンテンツの拡充、法人向け販売の伸長などが奏功しています。今後も新規コンテンツの投入やサービス改善、教育分野での事業展開が期待されます。株主還元策の検討など、さらなる企業価値向上に向けた取り組みにも注目が集まります。
株式会社Globeeの決算日や配当についてまとめました。
Globee社の決算日は5月期であり、第3四半期会計期間は2023年12月1日から2024年2月29日までとなっています。また、現時点では配当は実施していませんが、今後の業績拡大と財務基盤の強化を踏まえ、株主還元策の検討が期待されます。