株式会社アイデミーの2023年度第2四半期決算の内容をご紹介します。創業7年のAI/DXソリューション企業のアイデミーは、AI・デジタル人材育成や企業のデジタル変革支援を行っています。直近の決算では、売上高は1,057,651千円、経常利益は193,718千円と好調な業績となっていることがわかりました。今後も、企業のデジタル化ニーズに応えながら、さらなる事業成長が期待されます。
企業情報
企業名: 株式会社アイデミー
証券コード: E38690
決算期: 6月
株式会社アイデミーの決算日・決算時期(スケジュール)は?
株式会社アイデミーの決算日は5月31日です。そして、四半期決算は6月、9月、12月、3月の年4回行われています。
主な事業
株式会社アイデミーは、「先端技術を、経済実装する。」をミッションに掲げ、AI・DXに関するプロダクト・ソリューション事業を展開しています。法人向けのAI/DXプロダクトやAI/DXソリューション、個人向けのAI/DXリスキリングサービスなど、幅広いラインナップを提供しています。エンタープライズ企業のデジタル変革支援や、個人のDXスキル育成など、AIやデジタル技術の社会実装を加速させることが同社の目的です。
今期の業績と利益率は?
当第2四半期累計期間の業績は、売上高1,057,651千円、経常利益193,718千円と好調な結果となりました。利益率も経常利益率18.3%と高水準を維持しています。AI・DXソリューション事業を中心に、法人顧客を中心に順調に売上を伸ばせているようです。
売上・利益の推移
直近の第2四半期の売上高は1,057,651千円、経常利益は193,718千円と、前年同期との比較はできませんが、順調な推移となっています。とりわけAI/DXプロダクト事業とAI/DXソリューション事業が好調で、企業のデジタル変革ニーズを取り込めているのが好業績の背景にあるようです。
四半期連結貸借対照表について
株式会社アイデミーの四半期連結貸借対照表を見ると、資産合計は1,701,701千円となっています。内訳としては、流動資産が1,602,975千円、固定資産が98,725千円となっています。
資産の部
資産の部では、現金及び預金が1,434,629千円と手元流動性が高い状態。売掛金及び契約資産も125,456千円と健全な状況にあります。また、自社開発のソフトウェアやコンテンツなどの無形固定資産が68,327千円計上されています。
負債の部
負債の部では、流動負債が607,193千円となっています。買掛金が41,274千円、前受金が393,574千円と、売上代金を先行して受け取る事業特性が反映されています。
純資産の部
純資産の部は、1,094,507千円となっています。資本金が100,000千円、資本剰余金が751,121千円となっており、着実に自己資本が拡充されています。
ROAとROE
ROA(総資産経常利益率)は11.4%、ROE(自己資本利益率)は14.3%となっています。ともに高水準の収益性を示しており、AI・DXソリューション事業を中心とした収益力の高い事業モデルが反映されていると言えるでしょう。今後も継続的な事業拡大と収益性向上が期待されます。
キャッシュフロー
当第2四半期累計期間のキャッシュ・フローを見ると、営業活動によるキャッシュ・フローは172,129千円の収入となっています。一方、投資活動によるキャッシュ・フローは31,855千円の支出で、主に自社ソフトウェアの開発費用などが計上されています。財務活動によるキャッシュ・フローは、上場に伴う株式発行収入46,685千円の増加となりました。
配当の支払額
株式会社アイデミーは創業以来、配当を実施していませんが、今後の事業拡大と収益力の向上を見据えながら、株主還元策の検討を進めていくことが期待されます。
今後の展望
株式会社アイデミーは、AI・DXソリューション事業を中心に、順調に業績を伸ばしていることが分かりました。今後も企業のデジタル変革ニーズの高まりを受けて、プロダクトやソリューションの拡充、顧客基盤の拡大に注力していくことが重要です。また、最近注目されているChatGPTなどの生成AI技術の活用など、新しい領域への進出にも期待が高まっています。引き続き、同社の事業展開に注目していきたいと思います。
編集部のまとめ
株式会社アイデミーは、AI/DXに関するプロダクトやソリューションを提供する企業で、企業のデジタル変革支援や個人のDXスキル育成などに取り組んでいます。直近の決算では、売上高・経常利益ともに好調な推移を示しており、企業のデジタル化ニーズを着実に取り込めていることがわかりました。今後も新しい領域への展開など、同社の事業拡大に注目が集まりそうです。
株式会社アイデミーの決算日や配当についてまとめました。
株式会社アイデミーの決算日は5月31日で、四半期決算は6月、9月、12月、3月の年4回行われています。また、同社は創業以来配当を実施していませんが、今後の事業拡大と収益力の向上を見据えながら、株主還元策の検討を進めていくことが期待されます。