株式会社グリッドは、AI技術を活用して電力・エネルギー、物流・サプライチェーン、都市交通・スマートシティの課題解決を行う企業です。最近の決算では、積極的な事業展開と優秀な人材採用により、売上や利益が順調に推移しているようです。今後も顧客基盤の拡大と新サービスの開発に注力していくことで、更なる成長が期待できそうです。
企業情報
企業名: 株式会社グリッド
証券コード: E38683
決算期: 2023年6月期
株式会社グリッドの決算日・決算時期(スケジュール)は?
株式会社グリッドの決算日は6月30日です。決算時期は2月上旬になります。
主な事業
株式会社グリッドは、電力・エネルギー、物流・サプライチェーン、都市交通・スマートシティの3分野を主な事業領域としています。同社のAIエンジンやプラットフォームを活用することで、複雑な計画作成や不確実性の高い環境での最適化を実現し、顧客の課題解決に貢献しています。特に、需要予測、ルート最適化、空調制御などの分野で高い評価を受けています。
今期の業績と利益率は?
当第2四半期累計期間の同社の業績は、売上高が638百万円、営業利益が3百万円、経常損失が17百万円、四半期純損失が14百万円となりました。全体としては、上期は既存顧客への開発が中心となり、主なサービス区分における取引先数は横ばいでしたが、顧客平均売上は増加しています。
売上・利益の推移
同社の売上高は、前事業年度が1,353百万円と好調でした。利益面では、経常損失が17百万円となりましたが、これは新規事業開発や人材採用強化などの投資を行ったことによるものです。今後は、これらの投資効果が表れてくると期待されます。
四半期連結貸借対照表について
同社は四半期連結財務諸表を作成していないため、四半期貸借対照表についての記載となります。
資産の部
当第2四半期会計期間末の総資産は3,579百万円となり、前事業年度末と比較して2,003百万円増加しました。これは主に、現金及び預金が1,950百万円増加したことによるものです。
負債の部
当第2四半期会計期間末の負債は364百万円となり、前事業年度末と比較して45百万円減少しました。これは主に、長期借入金が30百万円減少したことによるものです。
純資産の部
当第2四半期会計期間末の純資産は3,215百万円となり、前事業年度末と比較して2,049百万円増加しました。これは、東京証券取引所グロース市場への上場に伴う公募増資により、資本金及び資本剰余金がそれぞれ1,031百万円増加したことによるものです。
ROAとROE
同社のROA(総資産経常利益率)は、当第2四半期累計期間が-0.5%となりました。これは、経常損失の計上による影響です。一方で、ROE(自己資本利益率)は、上場に伴う増資効果により89.8%と高水準を維持しています。今後は、収益基盤の強化により、ROAの改善が期待されます。
キャッシュフロー
当第2四半期累計期間のキャッシュ・フローでは、営業活動によるキャッシュ・フローがマイナス39百万円、投資活動によるキャッシュ・フローがマイナス18百万円、財務活動によるキャッシュ・フローがプラス2,008百万円となりました。財務活動によるキャッシュ・フローの増加は、上場に伴う公募増資2,063百万円によるものです。
配当の支払額
株式会社グリッドは、当期の配当は実施していないようです。今後の業績次第では、配当の検討も期待できるかもしれません。
今後の展望
同社は、引き続き電力・エネルギー、物流・サプライチェーン、都市交通・スマートシティの3分野に注力していく方針です。特に、既存顧客への本番導入に向けた開発と、新たな運用・サポート案件の獲得に注力しています。今後は、これらの取り組みによる収益基盤の強化と、新サービスの開発で、更なる業績拡大が期待されます。
編集部のまとめ
株式会社グリッドは、AIを活用したソリューションで電力・エネルギー、物流・サプライチェーン、都市交通・スマートシティの課題解決に取り組む企業です。今期は、既存顧客への開発が中心となり、売上は横ばいでしたが、顧客平均単価が上昇するなど、堅調な業績推移が確認できました。今後は、新規顧客の獲得や新サービスの開発により、更なる成長が期待できそうです。
株式会社グリッドの決算日や配当についてまとめました。
株式会社グリッドの決算日は6月30日で、決算発表は2月上旬に行われます。また、同社は当期の配当は実施していないようですが、今後の業績次第では、配当の検討も期待できるかもしれません。