株式会社インバウンドプラットフォームの最新決算報告をご紹介します。同社はインバウンド事業を中心に事業を展開する企業で、旅行者向けのWi-Fiレンタルサービスや海外発の製品販売など、訪日外国人向けのサービスに強みを持っています。決算の内容を詳しく見ていきましょう。
企業情報
企業名: 株式会社インバウンドプラットフォーム
証券コード: E38864
決算期: 9月期
株式会社インバウンドプラットフォームの決算日・決算時期(スケジュール)は?
株式会社インバウンドプラットフォームは9月期決算を行っており、通常の年度決算は9月30日に行われています。そして、四半期決算については、12月31日、3月31日、6月30日に実施しています。決算の情報は、決算期後1-2ヶ月以内に発表されることが一般的です。
主な事業
株式会社インバウンドプラットフォームは、訪日外国人向けのサービスを中心に事業を展開しています。主な事業内容は、Wi-Fiレンタルサービス、海外発の製品販売、キャンピングカーの予約・レンタルサービスなどです。特に、訪日外国人の需要が高まる中で、同社のWi-Fiレンタルサービスが好調に推移しています。今後も海外顧客への訴求力を活かした新サービスの開発に注力していく方針です。
今期の業績と利益率は?
当第2四半期累計期間の業績は、売上高が1,097,300千円、営業利益が64,414千円となりました。前年同期と比較して売上高は26.5%増加しており、インバウンド需要の回復を背景に好調に推移しています。一方で、広告宣伝費の増加などにより営業利益は50.5%減少しましたが、依然として高い営業利益率5.9%を維持しています。
売上・利益の推移
直近の第2四半期累計期間までの売上高は1,097,300千円、経常利益は65,753千円となっています。前年同期と比べると売上高は26.5%増加したものの、広告宣伝費の増加により経常利益は50.5%減少しました。この傾向は今後も続く可能性がありますが、訪日外国人需要の拡大に伴い、売上高の伸びが期待されます。
四半期連結貸借対照表について
株式会社インバウンドプラットフォームは、四半期累計期間末時点の総資産が1,834,236千円となっています。前期末比で12,757千円増加しており、主な増加要因は有形固定資産と無形固定資産の増加です。負債合計は711,236千円で、前期末比61,376千円減少しています。この結果、自己資本比率は61.2%となり、財務体質は健全な状態を維持しています。
資産の部
当第2四半期会計期間末の流動資産は1,165,407千円で、主な内訳は現金及び預金1,054,138千円、売掛金42,799千円などとなっています。固定資産は668,829千円で、主な内訳は有形固定資産359,991千円、無形固定資産234,370千円などです。
負債の部
当第2四半期会計期間末の流動負債は526,916千円で、主な内訳は買掛金168,745千円、未払法人税等25,347千円などとなっています。固定負債は184,320千円で、主な内訳は長期借入金174,050千円などです。
純資産の部
当第2四半期会計期間末の純資産は1,123,000千円となっています。前期末比で74,133千円増加しています。これは四半期純利益の計上による利益剰余金の増加と新株予約権の行使による資本金及び資本剰余金の増加によるものです。
ROAとROE
株式会社インバウンドプラットフォームのROA(総資産経常利益率)は3.6%、ROE(自己資本当期純利益率)は4.1%となっています。前年同期と比べて、ROAは1.5ポイント、ROEは1.6ポイント低下しました。これは、経常利益が前年同期と比べて50.5%減少したことが主な要因です。今後は新サービス開発などにより、収益力の向上が課題といえます。
キャッシュフロー
当第2四半期累計期間のキャッシュ・フローは、営業活動によるキャッシュ・フローが59,548千円の獲得、投資活動によるキャッシュ・フローが207,638千円の使用、財務活動によるキャッシュ・フローが1,798千円の使用となりました。現金及び現金同等物の四半期末残高は1,054,138千円と、前期末比で149,888千円減少しています。今後の設備投資や新サービス開発に備えた手元流動性の確保が課題といえます。
配当の支払額
株式会社インバウンドプラットフォームは、現時点で配当を実施していません。今後の業績動向を見ながら、株主還元の検討も進めていくことが期待されます。
今後の展望
株式会社インバウンドプラットフォームは、インバウンド需要の回復を背景に売上高が好調に推移していますが、広告宣伝費の増加により利益率が低下しています。今後はコスト管理を強化しつつ、新サービスの開発によるさらなる収益機会の拡大に取り組むことが重要となります。訪日外国人向けサービスの強みを活かしながら、収益性の向上を目指していくと考えられます。
編集部のまとめ
株式会社インバウンドプラットフォームは、訪日外国人向けサービスを中心に事業を展開する企業です。当第2四半期の業績は好調で、売上高は1,097,300千円と前年同期比で26.5%増加しています。一方で、広告宣伝費の増加により利益率は低下傾向にありますが、依然として高い水準を維持しています。今後は収益力の向上に向けて、新サービスの開発などに注力していくことが期待されます。
株式会社インバウンドプラットフォームの決算日や配当についてまとめました。
株式会社インバウンドプラットフォームは9月期決算を行っており、通常の年度決算は9月30日に行われています。また、同社は現時点で配当を実施していません。今後は業績動向を見ながら、株主還元策の検討が期待されます。