ドローン関連事業を行うブルーイノベーション株式会社の決算報告がリリースされました。同社の決算内容をわかりやすくお伝えいたします。
企業情報
企業名: ブルーイノベーション株式会社
証券コード: 55970
決算期: 2024年3月31日
ブルーイノベーション株式会社の決算日・決算時期(スケジュール）は？
ブルーイノベーション株式会社の決算期は12月31日で、今回の発表は第1四半期決算となります。同社は四半期ごとに決算を行い、その都度業績の報告をしています。
主な事業
ブルーイノベーション株式会社は、ドローンを中心としたソリューションサービスを提供する企業です。点検、教育、物流、ネクストの4つのソリューションを展開し、法人顧客向けにドローン関連のシステム・サービスを販売しています。特に点検や教育分野での実績が強く、今後も事業の拡大が期待されています。
今期の業績と利益率は？
当第1四半期の業績は、売上高2.68億円、営業損失1.16億円、経常損失1.15億円、四半期純損失1.16億円となりました。売上高はほぼ計画通りでしたが、先行投資に伴う費用増加により収益面では赤字となっています。
売上・利益の推移
過去3年間の売上高は年平均成長率20%程度で推移しており、ストック型売上比率も36.3%まで高まっています。特にソフトウェア関連の売上が好調に推移しており、BEPユーザー数の増加などが寄与しています。一方で、第1四半期の収益は先行投資に伴う費用増加の影響で赤字となりました。
四半期連結貸借対照表について
ブルーイノベーション株式会社の2024年3月31日時点の四半期連結貸借対照表は以下の通りです。
資産の部
当第1四半期会計期間末における流動資産は14.98億円となり、前事業年度末に比べ1.80億円減少しました。これは主に売掛金及び契約資産が1.26億円減少、現金及び預金が3,693万円減少したことによるものです。
負債の部
流動負債は2.11億円となり、前事業年度末に比べ7,050万円減少しました。これは主に買掛金が3,785万円減少、未払金が952万円減少、未払法人税等が826万円減少したことによるものです。
純資産の部
純資産合計は9.12億円となり、前事業年度末に比べ1.16億円減少しました。これは四半期純損失の計上に伴い利益剰余金が減少したことによるものです。自己資本比率は57.2%となっています。
ROAとROE
ブルーイノベーション株式会社のROAとROEの推移は以下の通りです。ROAは過去3年で徐々に上昇しており、一時的な減少はありましたがおおむね良好な水準を維持しています。一方でROEは低下傾向にあり、収益性の改善が課題となっています。これは先行投資に伴う費用増加の影響によるものと考えられます。今後は収益性の向上に取り組んでいく必要があるでしょう。
キャッシュフロー
当第1四半期のキャッシュ・フローは営業活動によるキャッシュ・フローが-1.03億円、投資活動によるキャッシュ・フローが-1,700万円、財務活動によるキャッシュ・フローが-430万円となりました。現金及び現金同等物の残高は12.22億円と、前事業年度末に比べ3,693万円減少しています。
配当の支払額
当第1四半期においては配当は行われていません。同社は成長投資に注力しており、当面は内部留保の活用を優先すると見られています。配当については今後の業績動向を見ながら判断されるものと思われます。
今後の展望
ブルーイノベーション株式会社は、ドローンを活用したサービスの展開を進めています。点検、教育、物流、ネクストの4つのソリューション事業を中心に、新技術の開発や顧客基盤の拡大に取り組んでいくことが重要です。特に収益性の高いソフトウェア事業の育成や、ストック型ビジネスの比率向上が課題となっています。今後の業績改善に期待が寄せられています。
編集部のまとめ
ブルーイノベーション株式会社は、ドローンを活用したソリューションサービスを提供する企業です。当第1四半期の業績は先行投資により赤字となりましたが、事業は堅調に推移しており、今後のさらなる成長が期待されます。同社は収益性の改善に向けて取り組む必要がありますが、ドローン市場の拡大とともに業績も改善していくことが期待されます。
ブルーイノベーション株式会社の決算日や配当についてまとめました。
ブルーイノベーション株式会社の決算期は12月31日で、今回の発表は第1四半期決算となります。配当については、当第1四半期は無配でしたが、今後の業績次第で配当再開の可能性があります。同社はドローン関連事業の成長に注力しており、内部留保の活用を優先しているようです。
