日本鋳造株式会社の第102期第3四半期決算まとめ・決算の発表日はいつ?配当や決算日

四半期報告書
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詳細・正確な情報は対象企業の報告書をご確認ください。

日本鋳造株式会社の2023年12月期第3四半期決算報告書を分析しました。素形材関連や高速道路向けのエンジニアリング製品の需要が好調で、売上高は11,793百万円と前年同期比11.6%の増加となりました。利益面でも営業利益は717百万円、経常利益は709百万円と大幅増益を達成したことが分かりました。

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企業情報

企業名: 日本鋳造株式会社
証券コード: 56090
決算期: 3月31日

日本鋳造株式会社の決算日・決算時期(スケジュール)は?

日本鋳造株式会社の決算は3月31日が決算日となっています。第3四半期報告書は2023年2月8日に提出されています。

主な事業

日本鋳造株式会社は、鋳造関連事業を中心に展開しています。鉱山機械向けの鋳鋼品、高速道路向けの支承、建築物用の柱脚などを製造・販売しています。創業以来100年以上の歴史があり、素形材部門とエンジニアリング部門の2つを柱に事業を行っています。

今期の業績と利益率は?

当第3四半期連結累計期間の売上高は11,793百万円と前年同期比11.6%増となり、営業利益は717百万円と大幅増益(前年同期比84.4%増)を達成しました。特に素形材関連や高速道路向けエンジニアリング製品の需要が伸びた結果です。利益率についても営業利益率は6.1%と大幅に改善されています。

売上・利益の推移

過去3年間の業績を見ると、売上高は14,811百万円から11,793百万円とやや減少傾向にありますが、経常利益は253百万円から709百万円まで大幅に増加しています。素形材関連の需要回復に加え、固定費の削減により収益性が向上してきたと評価できます。

四半期連結貸借対照表について

2023年12月31日時点の四半期連結貸借対照表を見ると、資産合計は23,007百万円となり、前期末比344百万円増加しています。

資産の部

流動資産は11,338百万円で、前期末比457百万円増加しました。主な増加要因は、受取手形や電子記録債権の増加によるものです。固定資産は11,669百万円で、前期末比113百万円減少しました。

負債の部

負債合計は11,462百万円で、前期末比166百万円増加しました。主な増加要因は、電子記録債務の増加によるものです。

純資産の部

純資産合計は11,545百万円で、前期末比177百万円増加しています。自己資本比率は50.2%と健全な水準を維持しています。

ROAとROE

ROAは前年同期の3.3%から3.0%へ若干低下しましたが、ROEは前年同期の4.3%から5.5%へ改善しています。収益性は改善基調にあるものの、総資産効率はやや低下している状況だと言えます。今後の生産性向上や収益力強化が課題と考えられます。

キャッシュフロー

当第3四半期連結累計期間のキャッシュ・フローの状況は開示されていませんが、前年同期は営業キャッシュ・フローが426百万円の収入、投資キャッシュ・フローが289百万円の支出、財務キャッシュ・フローが157百万円の支出となっていました。今後の設備投資や財務活動の動向に注目していく必要があります。

配当の支払額

2023年6月の定時株主総会で決議された配当金は、1株当たり30円で、総額144百万円の配当を支払っています。配当性向は45.5%となっています。

今後の展望

日本鋳造は、素形材関連事業の需要回復と効率化の推進により、さらなる業績の向上が期待されています。また、環境対応や新技術への投資にも注力しており、持続的な成長につなげていく方針です。今後の経営動向に注目が集まっています。

編集部のまとめ

今回の決算報告では、素形材関連製品や高速道路向けエンジニアリング製品の需要が回復し、売上高と利益が大幅に改善したことが分かりました。収益性の向上と健全な財務体質を維持しつつ、さらなる成長に向けた投資も行っていることから、今後の業績にも期待が持てそうです。引き続き、同社の動向を注視していきたいと思います。

日本鋳造株式会社の決算日や配当についてまとめました。

日本鋳造株式会社の決算日は3月31日で、第3四半期決算報告書は2023年2月8日に提出されました。配当は1株当たり30円で、総額144百万円の配当を支払っています。今後も安定的な経営と成長に期待が高まっています。

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