パウダーテック株式会社の第58期第3四半期決算まとめ・決算の発表日はいつ?配当や決算日

四半期報告書
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詳細・正確な情報は対象企業の報告書をご確認ください。

パウダーテック株式会社の2023年12月期第3四半期決算は、キャリアや脱酸素剤の減販により売上高が前年同期比で9.2%減少しましたが、主力の機能性材料事業を中心に業績をしっかりと確保できました。

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企業情報

企業名: パウダーテック株式会社
証券コード: E01294
決算期: 2023年3月31日

パウダーテック株式会社の決算日・決算時期(スケジュール)は?

パウダーテック株式会社の決算は3月31日に行われており、4月から3月末までの1年間の業績を公表しています。また、四半期決算書は6月30日、9月30日、12月31日の各四半期末に発表されます。

主な事業

パウダーテック株式会社は、電子写真用の機能性材料と品質保持剤を主力製品として事業を展開しています。具体的には、電子複写機やレーザープリンターに使用される キャリアや、食品の品質保持に使用される 脱酸素剤などが主要な製品です。
一方、かつては鉄粉関連製品の販売も手がけていましたが、2022年9月に事業から撤退しています。今後は品質保持剤事業の拡大を目指していきます。

今期の業績と利益率は?

2023年12月期第3四半期の業績は、売上高6,412百万円営業利益336百万円経常利益385百万円親会社株主に帰属する四半期純利益241百万円となりました。
売上高は前年同期比9.2%の減収となりましたが、営業利益率は5.2%、経常利益率は6.0%を確保しています。電子写真用キャリアの価格適正化も進んだことで、収益性は維持できています。

売上・利益の推移

パウダーテック株式会社の直近3年間の売上高と利益の推移は以下の通りです。
2022年3月期(前期)は、売上高8,834百万円、営業利益751百万円、経常利益741百万円、当期純利益556百万円と、好業績を収めています。
2023年3月期(当期)の第3四半期累計期間は、売上高6,412百万円、営業利益336百万円、経常利益385百万円、四半期純利益241百万円と、売上高と各利益指標が減少傾向にあります。

四半期連結貸借対照表について

資産の部

2023年12月31日時点での総資産は15,025百万円で、前期末から283百万円増加しました。これは、流動資産が531百万円増加したことが主な要因です。具体的には、受取手形や電子記録債権、棚卸資産が増加しています。一方、固定資産は248百万円減少しています。

負債の部

負債合計は2,351百万円で、前期末から262百万円増加しています。これは主に、支払手形及び買掛金の増加によるものです。

純資産の部

純資産合計は12,673百万円で、前期末から20百万円増加しました。利益剰余金が堅調に推移し、自己資本比率は84.3%と高水準を維持しています。

ROAとROE

パウダーテック株式会社のROA(総資産利益率)は2.6%、ROE(自己資本利益率)は3.8%となっています。
ROAは前期の8.3%から低下しているものの、依然として高水準を維持しています。ROEについても、自己資本比率が高いことで高い水準を維持できています。これは、高い収益性と財務体質の健全性を示しており、企業価値向上につながる好業績と言えるでしょう。

キャッシュフロー

第3四半期累計期間のキャッシュフローの状況は開示されていませんが、前期の状況をみると、営業活動によるキャッシュ・フローは952百万円の収入投資活動によるキャッシュ・フローは409百万円の支出財務活動によるキャッシュ・フローは260百万円の支出となっています。
営業キャッシュ・フローの改善により、借入金返済や配当金支払いなどにも対応できていると考えられます。

配当の支払額

パウダーテック株式会社は、1株当たり年間配当金80円を継続して実施しています。配当性向は40%前後の水準を維持しており、株主還元にも力を入れている企業です。今後も安定的な配当を続けていくと考えられます。

今後の展望

パウダーテック株式会社は、電子写真用のキャリアやシステム材料、食品の品質保持に使用される脱酸素剤など、機能性材料事業とクオリティ保持剤事業を中心に事業を展開しています。
キャリア事業は短期的には厳しい状況が続くものの、新製品の開発や他分野への展開により収益力の改善を図っていきます。一方、品質保持剤事業では、脱酸素剤の需要拡大に注力し、安定的な収益基盤の確立を目指します。
地道な製品開発と市場開拓により、持続的な成長を実現していくことが期待されます。

編集部のまとめ

パウダーテック株式会社は、電子写真用の機能性材料と品質保持剤を主力製品としている企業です。2023年12月期第3四半期の業績は、経済環境の変化による需要減はあったものの、収益性を維持しながら堅調に推移しています。
総資産は前期末から283百万円増加し、自己資本比率も高水準の84.3%を確保するなど、財務体質も健全化が進んでいます。今後は品質保持剤事業の拡大に注力し、更なる成長を期待できる企業といえるでしょう。

パウダーテック株式会社の決算日や配当についてまとめました。

パウダーテック株式会社の決算日は3月31日で、四半期決算は6月30日、9月30日、12月31日に行われます。また、同社は1株当たり年間配当金80円を継続して実施しており、株主還元にも力を入れている企業です。今後も安定的な業績と配当が期待できます。

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