株式会社エンビプロ・ホールディングスの第15期第3四半期決算まとめ・決算の発表日はいつ?配当や決算日

四半期報告書
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弊サイトは各企業の決算情報を元に決算に関するまとめ情報をご紹介しております。
詳細・正確な情報は対象企業の報告書をご確認ください。

株式会社エンビプロ・ホールディングスの決算報告書をご紹介します。リサイクルやサーキュラーエコノミーに取り組む同社の業績は堅調に推移しています。売上高は前年同期比で9.6%増と好調ぶりを見せています。利益面でも営業利益や経常利益がいずれも前年同期を上回る水準を確保しました。
同社は成長投資を積極的に行っており、新設備や新工場の稼働準備などにも力を入れています。今後のビジネス拡大と収益力強化への期待が高まっています。

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企業情報

企業名: 株式会社エンビプロ・ホールディングス
証券コード: E27868
決算期: 6月

株式会社エンビプロ・ホールディングスの決算日・決算時期(スケジュール)は?

株式会社エンビプロ・ホールディングスの決算日は6月30日です。そのため、第3四半期の決算報告は2024年5月15日に発表されました。
同社は年4回の決算発表を行っており、フルの決算は6月期、四半期決算は9月、12月、3月に行われます。

主な事業

株式会社エンビプロ・ホールディングスは、資源循環事業、グローバルトレーディング事業、リチウムイオン電池リサイクル事業を手がけています。
主要な事業内容は、金属スクラップや廃プラスチックなどのリサイクル、リサイクル資源の国内外への流通、使用済みリチウムイオン電池からのレアメタルの回収などです。
サーキュラーエコノミー(CE)をリードする」をコンセプトに、環境に配慮した事業展開を行っています。

今期の業績と利益率は?

当第3四半期連結累計期間の業績は、売上高が38,764百万円と前年同期比で9.6%増加しました。
一方で、営業利益は1,039百万円と前年同期比で15.4%減少しています。利益率では営業利益率が2.7%となりました。
経常利益は1,334百万円で、前年同期比で11.6%減となりました。

売上・利益の推移

直近の通期決算(2023年6月期)では、売上高が49,189百万円、営業利益が1,901百万円、経常利益が1,901百万円と、いずれも前期を上回る水準となりました。
ここ数年は堅調な業績推移を続けており、サーキュラーエコノミー関連事業の拡大が業績の柱となっています。

四半期連結貸借対照表について

当第3四半期連結会計期間末の総資産は32,905百万円となり、前期末から781百万円減少しました。減少の主な要因は、現金及び預金の減少です。
一方、負債合計は15,448百万円と前期末から1,413百万円減少しました。借入金の返済が進んでいることが主な要因です。
純資産は17,457百万円と、前期末から632百万円の増加となっています。

資産の部

資産の部では、流動資産が17,635百万円と前期末から1,453百万円減少しました。主な減少要因は、現金及び預金の減少です。
固定資産は15,270百万円と前期末から671百万円増加しており、設備投資の増加が背景にあります。

負債の部

負債の部では、流動負債が9,549百万円と前期末から865百万円減少しました。主な減少要因は、短期借入金の返済です。
固定負債は5,898百万円と前期末から547百万円減少しており、長期借入金の返済が進んでいます。

純資産の部

純資産の部は17,457百万円と前期末から632百万円増加しています。利益剰余金の増加が主な要因です。
自己資本比率は52.1%と、前期末から3.5ポイント上昇しており、財務体質が強化されてきています。

ROAとROE

ROA(総資産経常利益率)は前期の5.6%から当期は4.1%に低下しました。
一方でROE(自己資本当期純利益率)は前期の7.3%から当期は5.6%と、こちらも低下傾向にあります。
これは、設備投資などによる資産の増加や、利益率の低下などが影響しています。今後は収益性の改善と財務効率の向上に取り組む必要がありそうです。

キャッシュフロー

営業活動によるキャッシュ・フローは1,500百万円の収入となりました。一方で、投資活動によるキャッシュ・フローは1,228百万円の支出となっています。
財務活動によるキャッシュ・フローは1,301百万円の支出となり、全体としてキャッシュ・フローは1,057百万円のマイナスとなりました。
今後は、収益力の向上と投資の最適化によって、キャッシュ・フローの改善が期待されます。

配当の支払額

2023年6月期の期末配当は1株当たり14円でした。年間の配当金は1株当たり25円となっています。
配当性向は前期の60.0%から当期は38.1%に低下しています。今後も着実な配当を維持しつつ、内部留保の確保にも注力していくとみられます。

今後の展望

同社は「サーキュラーエコノミー(CE)をリードする」というコンセプトのもと、リサイクル事業の拡大と新事業の育成に取り組んでいます。
今後は、新設備の稼働や新規事業への投資などを通じて、収益力の向上とサービス領域の拡大を図っていくことが期待されます。
また、ESG経営の推進やサステナビリティの取り組みを通じて、企業価値の向上にも注力していくことが重要になってきそうです。

編集部のまとめ

株式会社エンビプロ・ホールディングスは、リサイクル事業を中核に据え、サーキュラーエコノミーの実現に向けて着実に事業を拡大してきています。
今期の業績は前年同期比で増収ながら減益となりましたが、引き続き好調な売上高と安定したキャッシュフローを確保しています。
今後は新たな設備投資やM&Aなどによって、さらなる成長が期待できそうです。株主還元面でも安定配当を維持しつつ、内部留保の確保にも注力しているのも魅力的です。

株式会社エンビプロ・ホールディングスの決算日や配当についてまとめました。

株式会社エンビプロ・ホールディングスの決算日は6月30日です。年4回の決算発表を行っており、2024年5月15日に第3四半期決算を発表しました。
配当金は直近の2023年6月期で年間1株当たり25円と、安定的な株主還元を行っています。また、自己資本比率も50%を超える水準と健全な財務体質を維持しています。
今後もサーキュラーエコノミー分野での事業拡大や、M&Aによる成長が期待されるため、同社の株式は投資家の注目を集めそうです。

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