株式会社大阪チタニウムテクノロジーズの第27期第3四半期決算まとめ・決算の発表日はいつ?配当や決算日

四半期報告書
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詳細・正確な情報は対象企業の報告書をご確認ください。

株式会社大阪チタニウムテクノロジーズの2023年12月期第3四半期決算が発表されました。チタン事業の好調と、半導体関連の需要減が続いている高機能材料事業の二極化が見られる決算となりました。全体としては経常利益が前年同期比147.2%増と大幅増加し、業績は堅調に推移しています。

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企業情報

企業名: 株式会社大阪チタニウムテクノロジーズ
証券コード: 57260
決算期: 3月

株式会社大阪チタニウムテクノロジーズの決算日・決算時期(スケジュール)は?

株式会社大阪チタニウムテクノロジーズの決算期は3月期です。 第3四半期決算は2023年12月31日が基準日となっています。

主な事業

株式会社大阪チタニウムテクノロジーズは、チタン事業高機能材料事業の2つの事業を展開しています。
チタン事業では、航空機用スポンジチタンや一般産業用チタン製品を製造・販売しています。高機能材料事業では、半導体製造用のスパッタリングターゲットなどの高純度チタン製品を製造・販売しています。

今期の業績と利益率は?

2023年12月期第3四半期の売上高は41,316百万円と前年同期比33.0%増と好調に推移しました。営業利益は6,372百万円と前年同期比139.8%増と大幅な増益となっています。
経常利益は6,697百万円と前年同期比147.2%増と大幅な増益となりました。利益率も大きく改善しています。

売上・利益の推移

売上高は2022年3月期の43,074百万円から、2023年12月期第3四半期では41,316百万円と若干減少しましたが、利益面では大幅に改善しています。
経常利益は2022年3月期の4,723百万円から2023年12月期第3四半期では6,697百万円42.0%増と大幅な増益となりました。

四半期連結貸借対照表について

当社は、四半期連結財務諸表は作成していないため、四半期貸借対照表について分析します。

資産の部

当第3四半期会計期間末の総資産は90,353百万円と前事業年度末より8,808百万円増加しています。これは、現金及び預金が減少した一方で、売掛金や棚卸資産が増加したことが主な要因です。

負債の部

当第3四半期会計期間末の負債の残高は55,902百万円と前事業年度末より4,832百万円増加しています。これは、未払金や買掛金が増加したことが主な要因です。

純資産の部

当第3四半期会計期間末の純資産の残高は34,451百万円と前事業年度末より3,976百万円増加しています。これは、四半期純利益の計上により利益剰余金が増加したことが主な要因です。

ROAとROE

当社のROA(総資産利益率)は2022年3月期の5.4%から2023年12月期第3四半期では7.4%に改善しています。
また、ROE(自己資本利益率)も同期間で15.4%から16.3%に上昇しており、資産効率と株主資本効率が向上しています。
これは、主力のチタン事業が好調に推移したことが要因です。

キャッシュフロー

当社の営業キャッシュフローは、2023年12月期第3四半期では2,497百万円の収入となっています。
一方の投資キャッシュフロー1,565百万円の支出となっており、設備投資などに資金を投入しています。
財務キャッシュフローでは4,265百万円の支出となっており、主に借入金の返済と配当金の支払いを行っています。

配当の支払額

2023年12月期の配当金は、中間配当として1株当たり20円が支払われました。
また期末配当を含めると、年間配当金は1株当たり45円となる見込みです。

今後の展望

今後の事業環境については、チタン事業では航空機需要の回復が続くと見られ、需要は堅調に推移する見通しです。
一方、高機能材料事業では半導体市場の調整局面が続くことから、当面の業績は同事業が下押しする可能性があります。
ただし、チタン事業の好調を背景に、全体の業績は引き続き増益基調で推移していくと期待されています。

編集部のまとめ

株式会社大阪チタニウムテクノロジーズの2023年12月期第3四半期決算は、経常利益が大幅増益となるなど、全体としては堅調な結果となりました。
チタン事業が好調で業績を牽引する一方、高機能材料事業では半導体向けの需要減少の影響が出ています。
今後も航空機需要の回復を背景に、チタン事業を中心とした業績拡大が期待されます。

株式会社大阪チタニウムテクノロジーズの決算日や配当についてまとめました。

株式会社大阪チタニウムテクノロジーズの決算期は3月期です。
第3四半期決算は2023年12月31日が基準日となっています。配当金は中間配当が1株当たり20円、期末配当を含めると年間45円を見込んでいます。
業績は全体としてチタン事業が牽引し、経常利益が大幅に増加しています。今後も航空機需要の好調を背景に、安定した業績拡大が期待できそうです。

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