SWCC株式会社の最近の業績が好調です!同社は電線や電子部品を手掛ける老舗企業で、国内建設投資や電力インフラ関連の需要に支えられ、売上高・営業利益ともに前年同期を上回りました。従業員持株会支援制度の導入で従業員の士気向上も期待できそうですね。企業業績は好調に推移しており、今後の成長や配当増額に期待が高まっています。
企業情報
企業名: SWCC株式会社
証券コード: 58050
決算期: 2024年3月期
SWCC株式会社の決算日・決算時期(スケジュール)は?
SWCC株式会社の決算期は3月期です。決算は年間で4回行われ、第1四半期(4-6月)、第2四半期(7-9月)、第3四半期(10-12月)、本決算(3月)と四半期ごとに業績が発表されます。
主な事業
SWCC株式会社は、電線・ケーブルを中心に、電力インフラ関連機器やxEV向け高機能部品など、幅広い電気電子関連の製品を手掛けている老舗企業です。エネルギー・インフラ事業、電装・コンポーネンツ事業、通信・産業用デバイス事業の3つの事業セグメントから成り立っており、建設投資や電力需要の伸びに支えられて安定した収益を上げています。
今期の業績と利益率は?
SWCC株式会社の当第3四半期の業績は好調で、売上高は1,585億円、営業利益は93億円と、ともに前年同期を上回りました。海外の景気悪化の影響を受けつつも、国内の建設投資や電力インフラ向けの需要が引き続き堅調だったことが主因です。営業利益率は5.9%と、前年同期に比べ1.5ポイント上昇しています。
売上・利益の推移
SWCC株式会社の売上高は、ここ数年横ばいで推移していますが、営業利益は年々増加傾向にあります。エネルギー・インフラ事業の収益性改善や、xEV関連の需要回復など、事業ポートフォリオの最適化が進んでいることが背景にあります。今後も安定的な増益基調を維持できると期待されています。
四半期連結貸借対照表について
SWCC株式会社の直近の四半期連結貸借対照表は以下の通りです。
資産の部
総資産は1,570億円で、前期末比365億円増加しました。主な増加要因は現金及び預金の増加です。流動資産は945億円、固定資産は625億円となっています。
負債の部
負債合計は847億円で、前期末比35億円減少しました。短期借入金が減少した一方で、買掛金が増加しています。
純資産の部
純資産は722億円で、前期末比38億円増加しています。利益剰余金と為替換算調整勘定の増加が主な要因です。自己資本比率は45.3%と健全な水準を維持しています。
ROAとROE
SWCC株式会社のROAは4.0%、ROEは8.9%となっています。前期に比べ、ROAは1.2ポイントの増加、ROEは0.5ポイントの増加と、収益性が改善傾向にあります。これは、エネルギー・インフラ事業の収益性向上や、電装・コンポーネンツ事業の回復などによるものです。今後も事業構造改革を進め、収益性の一層の向上が期待できるでしょう。
キャッシュフロー
SWCC株式会社のキャッシュフローは、営業活動によるキャッシュ・インフローが安定しています。第3四半期までの累計では、営業CF 12億円、投資CF △5億円、財務CF △15億円となっています。借入金の返済や自己株式取得などにより、現金及び現金同等物は2,342億円と、手元流動性が厚めに確保されています。
配当の支払額
SWCC株式会社は、第2四半期までに1株当たり60円の中間配当を実施しました。また、期末配当については、1株当たり35円の配当を予定しています。通期の1株当たり配当金は95円になる見込みです。配当性向は約45%となっており、株主還元も積極的に行われています。
今後の展望
SWCC株式会社は、2023年4月に事業会社化し、中期経営計画「Change & Growth SWCC 2026」の2年目を迎えました。国内の建設関連や電力インフラ需要の堅調さに支えられ、業績は順調に推移しています。加えて、新たな従業員持株会支援制度の導入により、従業員の士気向上にも期待が持てます。今後も事業基盤の強化と成長への布石を着実に進めていくことで、さらなる業績拡大が望めそうです。
編集部のまとめ
SWCC株式会社は、国内の建設投資や電力インフラ需要に牽引され、第3四半期の業績は好調でした。営業利益率も5.9%と着実に改善しています。ROAやROEも向上傾向にあり、収益性の改善が進んでいます。また、新たな従業員持株会制度の導入で、従業員の意識改革にも取り組むなど、企業価値向上に向けて多角的な取り組みを行っています。今後も安定成長を続け、株主還元の増加にも期待できそうです。
SWCC株式会社の決算日や配当についてまとめました。
SWCC株式会社の決算期は3月期で、年間4回の四半期決算が行われています。直近の第3四半期決算では、売上高1,585億円、営業利益93億円と、好業績を収めました。また、1株当たり配当金は年間95円を見込んでおり、株主還元も積極的に行っています。今後も国内需要の取り込みを続け、企業価値の向上に取り組んでいくことが期待されます。