株式会社しずおかフィナンシャルグループの最新の四半期決算が発表されました。静岡県を中心に事業を展開する地域金融機関のグループ会社である同社は、業績好調を維持しており、お客様や地域への支援を積極的に行っています。今後も地域とともに成長していくことが期待されます。
企業情報
企業名: 株式会社しずおかフィナンシャルグループ
証券コード: E37777
決算期: 3月期
株式会社しずおかフィナンシャルグループの決算日・決算時期(スケジュール)は?
株式会社しずおかフィナンシャルグループの決算期は3月期で、四半期決算は年4回行われています。今回の決算は、第3四半期(2023年10月1日~12月31日)の業績となります。
主な事業
同社は銀行業、リース業を中心に事業を展開しています。銀行業では地域密着型の金融サービスを提供し、リース業では幅広い法人のニーズにお応えしています。また、グループ会社で株式公開支援や経営コンサルティングなども手掛けており、地域に密着した総合金融サービスを展開しています。
今期の業績と利益率は?
当第3四半期の業績は、経常収益が2,570億円、経常利益が758億円と、大幅に増加しています。特に資金運用収益の増加が大きな増益要因になったと見られます。また、ROEは7.17%と高水準を維持しており、収益性の高い経営を行っていることがわかります。
売上・利益の推移
同社は2022年10月に持株会社体制に移行し、新たな中期経営計画をスタートさせています。直近の業績は順調に推移しており、売上高、経常利益ともに増加基調にあります。特に経常利益が前年同期比で200億円以上増加するなど、収益力の向上が顕著です。今後も地域のお客様への支援を強化し、持続的な成長が期待されます。
四半期連結貸借対照表について
同社の総資産は前期末比1,699億円増加し、15兆8,248億円となりました。貸出金は前期末比2,099億円増加し、10兆2,729億円と着実に拡大しています。一方、預金等は前期末比1,800億円増加し12兆55億円となり、地域のお客様からの支持を集めていることがわかります。
資産の部
同社の資産の特徴としては、現金預け金、有価証券、貸出金が主な構成要素となっています。特に貸出金残高が前期末比2,099億円増加するなど、地域のお客様への資金供給に積極的に取り組んでいます。
負債の部
負債の主な内訳は、預金等が12兆55億円、債券貸借取引受入担保金が4,596億円となっています。預金等は前期末比1,800億円増加しており、地域のお客様からの厚い信頼が裏付けられています。
純資産の部
純資産は、前期末比124億円減少し1兆1,356億円となりました。利益剰余金は増加したものの、その他有価証券評価差額金の減少により全体としては減少しています。今後も着実な利益の積み上げにより、企業価値の向上が期待されます。
ROAとROE
同社のROEは7.17%、ROAは0.72%となっています。前年同期と比較して、ROEは微減したものの、高い収益性を維持しています。これは、資金運用収益の増加や株式等売却益の増加などによる収益力の向上によるものです。今後も安定した収益基盤の確立が期待されます。
キャッシュフロー
同社のキャッシュフローの状況は良好です。営業活動によるキャッシュ・フローは増加傾向にあり、投資活動、財務活動によるキャッシュ・フローも概ね安定しています。これにより、財務基盤が強化されており、今後の事業展開に活用できる資金を確保できていると評価できます。
配当の支払額
同社は、2023年6月の定時株主総会で1株あたり15円の中間配当を実施しました。また、2023年11月の取締役会で1株あたり17円の中間配当を決議しています。株主還元にも注力しており、配当性向50%以上を目指す方針を示しています。
今後の展望
同社は、地域の課題解決に積極的に取り組み、社会的価値と企業価値の向上を目指す方針です。具体的には、事業承継支援やSDGs対応など、地域のニーズに合わせたサービスを強化していく計画です。また、デジタル技術の活用による業務の効率化や生産性の向上にも注力しており、中長期的な成長につなげていきます。
編集部のまとめ
株式会社しずおかフィナンシャルグループは、静岡県を中心に地域金融サービスを提供する総合金融グループです。当期の業績は順調に推移しており、収益力の向上と財務基盤の強化が進んでいます。今後も、地域密着型のサービス展開と経営効率化により、持続的な成長が期待される企業です。
株式会社しずおかフィナンシャルグループの決算日や配当についてまとめました。
同社の決算期は3月期で、四半期決算を年4回行っています。また、配当性向50%以上を目指す方針のもと、安定的な配当を実施しています。今後も、地域に貢献しつつ株主還元にも尽力していく方針です。