株式会社エルアイイーエイチの最新の決算報告書をご紹介します。売上高や利益が好調に推移しており、新しいサービスの開発にも力を入れていることがわかりました。今後の展開にも期待が高まりそうですね。
企業情報
企業名: 株式会社エルアイイーエイチ
証券コード: 58560
決算期: 2023年3月期
株式会社エルアイイーエイチの決算日・決算時期(スケジュール)は?
株式会社エルアイイーエイチの決算期は3月期となっています。第3四半期の決算報告書が本日公表されました。
主な事業
株式会社エルアイイーエイチは、食品流通事業、酒類製造事業、教育関連事業を展開しています。特に、業務スーパーの運営や、日本酒メーカーとしても知られています。近年はオンラインを活用した教育サービスにも力を入れています。
今期の業績と利益率は?
当期の売上高は14,294百万円と前年同期比で6.4%の増加となっています。一方で、営業損失は773百万円となりました。これは新サービスの開発や広告への投資を積極的に行ったためです。しかし、有価証券運用益や持分法による投資利益があったことで、経常損失は135百万円に抑えられています。
売上・利益の推移
直近3年間の業績を見ると、売上高は堅調に推移しています。利益面では2023年3月期に経常損失となっていますが、これは新規事業への投資などが影響したものと思われます。今後は新サービスの効果が表れ、利益回復に期待が持てそうです。
四半期連結貸借対照表について
当第3四半期末の総資産は6,785百万円と前期末比563百万円増加しました。これは主に現金及び預金の増加や受取手形及び売掛金の増加などによるものです。一方、負債は3,954百万円と791百万円増加し、純資産は2,831百万円と227百万円減少しています。
資産の部
資産の部では、現金及び預金が501百万円増加し、受取手形及び売掛金が387百万円増加しています。一方で、担保差入有価証券が548百万円減少するなど資産構成に変化がありました。
負債の部
負債の部では、支払手形及び買掛金が259百万円増加したほか、短期借入金が720百万円、長期借入金が292百万円増加しています。一方で、未払金が520百万円減少しました。
純資産の部
純資産の部では、利益剰余金が217百万円減少したことなどにより、前期末比227百万円減少しています。
ROAとROE
当期のROAは-2.0%、ROEは-5.0%となっています。前期はROAが1.6%、ROEが10.4%と好調でしたが、今期は新事業への投資などにより一時的に悪化しています。今後はこれらの指標も改善に向かうことが期待されます。
キャッシュフロー
当第3四半期のキャッシュ・フローを見ると、営業活動によるキャッシュ・フローは-496百万円の支出超過となっています。一方で、投資活動によるキャッシュ・フローは234百万円の収入を計上しました。財務活動によるキャッシュ・フローは290百万円の収入超過となりました。
配当の支払額
当期の配当金は1株当たり1円の配当を行っています。前期は1株当たり2円の配当でしたので、今期は若干減少しています。ただし、将来的な業績回復を見据えて、株主還元に取り組んでいくことが期待されます。
今後の展望
株式会社エルアイイーエイチは、新しいサービスの開発や広告投資に注力しており、今後の事業拡大に向けて着実に準備を進めています。4月には看護事業に参入したこともあり、さらなる事業の多角化が期待できそうです。既存事業の収益力向上と新規事業の育成により、再び業績を上げていくことが重要でしょう。
編集部のまとめ
株式会社エルアイイーエイチは、食品流通事業や酒類製造事業を中心に安定した事業基盤を持っています。一方で、新しい教育関連事業やその他事業にも積極的に取り組んでおり、今後の成長が期待できそうです。今期は先行投資の影響で一時的に業績が悪化していますが、将来的な収益拡大に向けた布石を打っているようです。株主還元にも配慮しながら、持続的な成長が期待される企業だと言えるでしょう。
株式会社エルアイイーエイチの決算日や配当についてまとめました。
株式会社エルアイイーエイチの決算期は3月期で、第3四半期の決算報告が本日公表されました。今期の配当は1株当たり1円の予定で、前期より減少しています。今後は新事業の成長と収益力の向上により、株主還元の強化が期待されます。