AREホールディングス株式会社の第15期第3四半期決算まとめ・決算の発表日はいつ?配当や決算日

四半期報告書
スポンサーリンク

弊サイトは各企業の決算情報を元に決算に関するまとめ情報をご紹介しております。
詳細・正確な情報は対象企業の報告書をご確認ください。

AREホールディングス株式会社(旧アサヒホールディングス株式会社)は、金属リサイクルや産業廃棄物の処理など、環境保全事業に強みを持つ企業です。この度、同社の直近の決算報告を分析しました。業績は堅調に推移しており、特に貴金属事業の売上が増加するなど、良好な数字が出ています。今後も、持続可能な社会の実現に向けた取り組みを進めることが期待されています。

スポンサーリンク

企業情報

企業名: AREホールディングス株式会社
証券コード: 58570
決算期: 2024年3月期

AREホールディングス株式会社の決算日・決算時期(スケジュール)は?

AREホールディングス株式会社の決算日は3月31日です。決算時期は年に4回(第1四半期、第2四半期、第3四半期、期末)行われ、直近の決算は2023年12月31日に終了した第3四半期の決算となります。

主な事業

AREホールディングス株式会社は、貴金属リサイクル事業産業廃棄物処理などの環境保全事業を展開しています。貴金属リサイクル事業では、金・銀・パラジウムなどの貴金属を含むスクラップから、これらの金属をリサイクルして販売しています。一方、環境保全事業では、産業廃棄物の収集運搬と中間処理を手掛けています。これらの事業を通じて、循環型社会の実現に貢献しています。

今期の業績と利益率は?

直近の第3四半期決算では、売上収益が235,132百万円と前年同期比で約29,305百万円(14.2%)増加しました。一方で、営業利益は10,042百万円と前年同期比で約7,463百万円(42.6%)減少しています。これは主に、電子・触媒関連の取引市場の長期的な停滞や、パラジウムおよびロジウムの価格下落の影響によるものです。ただし、全体としては良好な業績を維持しています。

売上・利益の推移

過去3年間の売上収益と税引前四半期(年間)利益の推移をみると、売上収益は増加傾向にあるものの、利益率は低下傾向にあります。これは主に原材料価格の高騰や、前述のパラジウムおよびロジウムの価格下落などの影響によるものと考えられます。今後は、より一層の収益力の向上に取り組む必要があるでしょう。

四半期連結貸借対照表について

AREホールディングス株式会社の直近の四半期連結貸借対照表を見ると、資産合計が421,057百万円と前期末比で大幅に増加しています。これは主に、営業債権及びその他の債権の増加によるものです。一方、負債合計は310,002百万円と前期末比で大幅に増加しており、借入金の増加が主な要因となっています。

資産の部

資産の部では、現金及び現金同等物が17,088百万円営業債権及びその他の債権が254,548百万円棚卸資産が50,200百万円となっています。これらの増加が全体の資産増加の要因となっています。

負債の部

負債の部では、社債及び借入金が108,916百万円と大幅に増加しています。これは事業拡大に伴う資金調達によるものと考えられます。

純資産の部

純資産の部では、親会社の所有者に帰属する持分が111,055百万円となっています。自己資本比率は26.4%と前期末の37.2%から低下していますが、財務の健全性は維持できていると言えるでしょう。

ROAとROE

AREホールディングス株式会社のROA(総資産経常利益率)とROE(自己資本利益率)を見ると、両指標ともに過去3年間で低下傾向にあります。これは、前述の通り、利益率の低下が主な要因と考えられます。今後は収益性の改善に取り組み、財務指標の向上を目指していく必要があるでしょう。

キャッシュフロー

直近の第3四半期累計期間のキャッシュ・フローを見ると、営業活動によるキャッシュ・フローはマイナス7,759百万円投資活動によるキャッシュ・フローはマイナス15,442百万円と、ともにマイナスとなっています。一方で、財務活動によるキャッシュ・フローはプラス23,953百万円となっており、事業拡大に向けた積極的な投資が行われていることが分かります。

配当の支払額

AREホールディングス株式会社は、2023年5月と10月に1株当たり45円の配当を実施しています。前事業年度の年間配当金は90円で、今期も同水準の配当を行う方針のようです。株主還元に力を入れている企業といえるでしょう。

今後の展望

AREホールディングス株式会社は、貴金属リサイクル事業の拡大環境保全事業の強化に注力していく方針です。貴金属価格の変動リスクはあるものの、持続可能な循環型社会の実現に向けた企業として、今後も着実な成長が期待されています。

編集部のまとめ

AREホールディングス株式会社は、金属リサイクルや産業廃棄物処理などの事業を通じて、持続可能な社会の実現に貢献している企業です。直近の決算では、売上収益が増加したものの、利益率の低下がみられました。今後は収益力の改善に取り組む必要があるでしょう。一方で、財務基盤は健全に維持されており、株主還元にも積極的に取り組んでいます。同社の今後の事業展開に注目が集まります。

AREホールディングス株式会社の決算日や配当についてまとめました。

AREホールディングス株式会社の決算日は3月31日です。年に4回の決算(第1四半期、第2四半期、第3四半期、期末)を行っており、直近では2023年12月31日に第3四半期の決算を発表しました。また、同社は1株当たり年間90円の配当を実施しており、株主還元にも力を入れています。今後も同水準の配当を続けていく方針のようです。

タイトルとURLをコピーしました