株式会社クラダシは、食品ロスの削減や環境問題への取り組みに貢献する注目の企業です。直近の決算では、堅調な業績を維持しています。今後も、同社のあたたかなミッションと革新的な事業モデルに注目が集まりそうですよ。
企業情報
企業名: 株式会社クラダシ
証券コード: E38682
決算期: 2023年6月期
株式会社クラダシの決算日・決算時期(スケジュール）は？
株式会社クラダシの決算は、毎年6月30日が決算日となっています。そして、その決算結果を約半年後の2月に発表する形になっています。
主な事業
株式会社クラダシは、「Kuradashi」という自社運営のサービスを中心に事業を展開しています。Kuradashiは、食品メーカーや小売店から賞味期限の近い商品を安価で仕入れ、ユーザーに提供するサービスです。食品ロスの削減とお買い得な商品の提供を両立させた画期的なビジネスモデルになっています。
今期の業績と利益率は？
当第2四半期累計期間の業績は、売上高1,356,642千円、経常利益19,963千円と順調な推移を見せています。また、売上高営業利益率1.3%と、一定の収益性を確保しています。食品業界全体が苦しい環境にある中で、株式会社クラダシは着実に成長を遂げていると言えます。
売上・利益の推移
株式会社クラダシは、直近の第2四半期累計期間において、前年同期と比べて売上高が1,356,642千円と大幅に増加しました。一方で、経常利益は19,963千円となり、前年同期からは減少しています。これは、事業拡大に向けた積極的な投資が影響しているものと考えられます。今後も、着実な成長を続けていくことが期待されます。
四半期連結貸借対照表について
株式会社クラダシの四半期連結貸借対照表を見ると、健全な財務体質を維持していることが分かります。総資産は1,490,223千円、負債は451,965千円となっており、自己資本比率は69.7%と高水準を保っています。
資産の部
資産の部では、流動資産が1,347,059千円と大半を占めています。その中でも、現金及び預金が1,056,878千円と、手元流動性が高い状態です。一方、固定資産は143,163千円となっています。
負債の部
負債の部では、流動負債が422,893千円、固定負債が29,072千円となっています。特に、買掛金が222,420千円と大きな割合を占めています。
純資産の部
純資産の部は1,038,258千円となっており、着実な利益の積み上げにより資本が充実しています。
ROAとROE
株式会社クラダシのROA(総資産経常利益率)は1.3%、ROE(自己資本利益率)は1.3%となっています。前年同期と比べROAは上昇傾向にありますが、ROEは若干低下しています。これは、事業拡大に向けた投資が一時的に利益率を押し下げているものと考えられます。今後は、安定的な収益力の向上とともに、資本効率も高まることが期待されます。
キャッシュフロー
株式会社クラダシのキャッシュフローを見ると、営業活動によるキャッシュ・フローは72,326千円の増加となっています。一方、投資活動によるキャッシュ・フローは38,867千円の減少、財務活動によるキャッシュ・フローは25,437千円の減少となっています。全体としては、現金及び現金同等物の期末残高は1,056,878千円と、良好な財務体質を維持しています。
配当の支払額
現時点では、株式会社クラダシは配当を実施していません。今後の業績動向を見ながら、適切な時期に株主還元策を検討していくものと思われます。
今後の展望
株式会社クラダシは、自社サービス「Kuradashi」の認知度向上と利用促進に努めています。食品ロス削減やサスティナブルな消費といったESG課題に先駆的に取り組む企業として、より多くのユーザーやパートナー企業の獲得を目指しています。また、新規事業展開や海外展開など、さらなる成長戦略にも注目が集まっています。今後の業績動向と事業展開にご期待ください。
編集部のまとめ
株式会社クラダシは、食品ロス削減やサスティナブルな消費を実現する革新的なサービスを提供しています。直近の決算では、着実な売上成長と一定の収益性を確保しており、今後の事業拡大に期待が高まっています。また、強固な財務基盤を背景に、様々な成長戦略にも注目が集まっています。同社の取り組みに共感する投資家や消費者が増えることが予想されます。
株式会社クラダシの決算日や配当についてまとめました。
株式会社クラダシの決算日は毎年6月30日で、決算結果は半年後の2月に発表されます。現在のところ同社は配当を実施していませんが、今後の業績動向を見ながら株主還元策を検討していくと考えられます。食品ロス削減やサスティナブルな消費に貢献する同社の取り組みに期待が高まっています。
