株式会社クラダシは、食品ロスを削減するオンラインマーケットプレイスを運営する企業です。この度、2023年7月1日から2024年3月31日までの第3四半期決算を発表しました。売上高は2,127,587千円と前年同期比4.4%減少しましたが、営業利益は24,201千円に改善しました。なんと、前年同期は営業損失134,048千円だったため、大幅な回復が見られた期間となりました。
企業情報
企業名: 株式会社クラダシ
証券コード: E38682
決算期: 2023年6月30日
株式会社クラダシの決算日・決算時期(スケジュール)は?
株式会社クラダシの決算日は6月30日で、第3四半期報告書の発表は2024年5月9日となっています。毎年6月末に決算を行い、株主総会は9月頃に開催されます。
主な事業
株式会社クラダシは、企業や個人から賞味期限の近い食品や未使用・未開封商品を買い取り、オンラインマーケットプレイス「Kuradashi」で消費者に販売する事業を行っています。食品ロスの削減と、消費者へのお買い得な商品提供を目的としています。また、企業向けの広告関連サービスも展開しています。
今期の業績と利益率は?
当第3四半期累計期間における売上高は2,127,587千円と前年同期比4.4%減少しました。一方で、営業利益は24,201千円と黒字化し、前年同期の営業損失から大幅に改善しました。また、経常利益は26,536千円、四半期純利益は18,182千円と、全段階の利益が前年同期から大幅に回復しました。
売上・利益の推移
直近3期の売上高は、2021年6月期が1,561,819千円、2022年6月期が2,910,235千円、そして当第3四半期累計期間が2,127,587千円となっています。利益面では、2021年6月期は経常損失126,057千円、2022年6月期は未確定ながら、当第3四半期累計期間は経常利益26,536千円と、大きく改善しています。
四半期連結貸借対照表について
株式会社クラダシは四半期連結財務諸表を作成していないため、四半期貸借対照表について個別で確認します。
資産の部
当第3四半期会計期間末の総資産は1,561,819千円で、前事業年度末比219,103千円の増加となっています。流動資産は1,401,041千円、固定資産は160,777千円です。
負債の部
当第3四半期会計期間末の負債合計は515,691千円で、前事業年度末比197,280千円の増加となっています。流動負債は413,407千円、固定負債は102,284千円です。
純資産の部
当第3四半期会計期間末の純資産は1,046,127千円で、前事業年度末比21,822千円の増加となっています。
ROAとROE
株式会社クラダシのROA(総資産利益率)は、当第3四半期累計期間で1.7%となっています。一方でROE(自己資本利益率)は1.6%と、低い水準にありますが、前年同期の-13.2%から大幅に改善しています。これは、第3四半期の業績回復により利益が増加したことが主な要因です。今後の収益力向上により、ROA、ROEの更なる改善が期待されます。
キャッシュフロー
当社は四半期キャッシュ・フロー計算書を作成していないため、キャッシュフローの詳細は不明です。ただし、貸借対照表から「現金及び預金」の増減を確認すると、当第3四半期会計期間末の現金及び預金は51,306千円で、前事業年度末に比べ42,550千円減少しています。事業の拡大に伴い資金需要が高まっているものと考えられます。
配当の支払額
株式会社クラダシは現在、配当を実施していません。成長段階にあり、内部留保の確保に注力しているためです。今後の業績や財務基盤の強化を踏まえ、配当実施の検討を行う可能性があります。
今後の展望
株式会社クラダシは、食品ロスの削減とお買い得な商品提供を事業の柱としており、今後も持続可能な社会の実現に寄与していきます。また、企業向け広告関連サービスの強化にも注力しており、収益の多角化を図っていく方針です。
編集部のまとめ
株式会社クラダシは、前年同期比で大幅な業績回復を果たしました。食品ロス削減と消費者への価値提供を両立したビジネスモデルを強化しながら、企業向けサービスの拡大にも取り組んでいます。今後も持続可能な成長を目指すことが期待されます。
株式会社クラダシの決算日や配当についてまとめました。
株式会社クラダシの決算日は6月30日で、第3四半期報告書の発表は2024年5月9日となっています。また、同社は現在、配当を実施していません。成長段階にあり、内部留保の確保に注力しているためです。今後の業績や財務基盤の強化を踏まえ、配当実施の検討を行う可能性があります。