瀧上工業株式会社の2023年12月期第3四半期決算をお届けします。当社は橋梁や鉄骨などの鋼構造物の製造を手がける企業で、前期から好調な業績を維持しています。完成工事高は前年同期比26.2%増の168億円と大幅に増加し、経常利益も6.2%増の7億6千万円となりました。
企業情報
企業名: 瀧上工業株式会社
証券コード: 59180
決算期: 3月31日
瀧上工業株式会社の決算日・決算時期(スケジュール)は?
瀧上工業株式会社の決算日は3月31日です。第3四半期決算の報告は2024年2月14日に行われました。
主な事業
瀧上工業株式会社は、橋梁や建築鉄骨などの鋼構造物の設計・製造・施工を主な事業としています。また、不動産の賃貸や材料の販売、運送事業なども手掛けています。鋼構造物の製造が中核事業で、同社の売上高の約83%を占めています。
今期の業績と利益率は?
当第3四半期連結累計期間の完成工事高は前年同期比26.2%増の168億円となりました。利益面でも経常利益は6.2%増の7億6千万円と好調に推移しています。これは、橋梁や鉄骨の受注増加や、子会社の業績改善などが寄与したためです。
売上・利益の推移
瀧上工業の直近3年間の売上高と利益の推移を見ると、2022年3月期に185億円の売上高を計上し、10億円の経常利益を確保しました。当期は上期から好調に推移しており、第3四半期累計の完成工事高が168億円と前年同期に比べ大幅に増加しています。経常利益も7億6千万円と伸長しています。
四半期連結貸借対照表について
当第3四半期連結会計期間末の財政状態は、総資産が530億円となり、前連結会計年度末比5.3%増加しています。流動資産は216億円、固定資産は314億円となっています。
資産の部
資産の部では、現金預金が57億円、受取手形・完成工事未収入金等が144億円と主な内訳となっています。また、投資有価証券が168億円と大きな割合を占めています。
負債の部
負債の部では、支払手形・工事未払金等が37億円、長期借入金が68億円となっています。
純資産の部
純資産の部では、412億円となっており、自己資本比率は77.6%と高水準を維持しています。
ROAとROE
瀧上工業のROAは当期3.2%、ROEは5.1%となっています。前年同期と比べROAは0.1ポイント上昇、ROEは0.2ポイント上昇しました。これは、営業利益の増加や自己資本の拡大などが寄与しているためです。
キャッシュフロー
当第3四半期連結累計期間のキャッシュフローを見ると、営業活動によるキャッシュフローは25億円の収入となりました。一方で、投資活動によるキャッシュフローは22億円の支出となっています。これらを合わせたフリーキャッシュフローは3億円の収入となりました。
配当の支払額
瀧上工業は年2回の配当を行っています。当期は中間配当が1株50円、期末配当も同額の予定で、年間配当金は1株100円となる見通しです。前期と同額の配当を継続しています。
今後の展望
瀧上工業は、新設橋梁工事や鉄骨工事の受注増加などを背景に、引き続き好調な業績を維持すると見られます。また、不動産事業やグループ会社の業績改善にも期待がかかっています。今後も安定した経営基盤を維持しながら、持続的な成長を目指していくことが期待されます。
編集部のまとめ
瀧上工業は、橋梁や鉄骨などの鋼構造物製造で高い評価を得ている企業です。当第3四半期は、完成工事高や利益が前年同期を上回る好調な業績を収めました。今後も確実な受注と収益力の向上が期待されます。自己資本比率の高さから財務基盤も健全で、安定配当も継続されています。瀧上工業は建設業界の中でも優良企業の1社と言えるでしょう。
瀧上工業株式会社の決算日や配当についてまとめました。
瀧上工業の決算日は3月31日で、第3四半期決算は2024年2月14日に発表されました。配当は年2回、中間配当が1株50円、期末配当も同額の予定で、年間配当金は1株100円となる見通しです。引き続き安定配当が期待できる企業といえるでしょう。