TONE株式会社の2023年11月期第2四半期決算の概要をお伝えします。TONEは『ボルティング・ソリューション・カンパニー』を目指して、ボルト締結分野でお客様の満足と感動を提供し続けています。今期は基本方針に基づき、着実な成果を上げてきました。
企業情報
企業名: TONE株式会社
証券コード: 59670
決算期: 6月~5月
TONE株式会社の決算日・決算時期(スケジュール)は?
TONE株式会社の決算日は5月31日です。第2四半期の決算期間は6月1日~11月30日となっています。
主な事業
TONE株式会社は、ボルト締結に関わる作業工具と機器の製造・販売を主な事業としています。作業工具では「TONE」ブランドが知られており、機器では「シヤーレンチ」「ナットランナー」などの主力製品を持っています。国内外のお客様のニーズに合わせた製品を提供し続けることで、『ボルティング・ソリューション・カンパニー』を目指しています。
今期の業績と利益率は?
当第2四半期は、国内外ともに売上が増加し、売上高は33億5,000万円となりました。一方で利益面では、原材料価格高騰などの影響により営業利益は4億1,400万円、経常利益は4億6,700万円と前年同期に比べ減益となりました。
売上・利益の推移
TONE株式会社は過去5年間、国内外ともに安定した業績推移を示しています。売上高は毎期110億円前後を維持し、営業利益率は8%前後と高水準を保っています。今回の第2四半期も増収となっており、通期業績も堅調に推移する見通しです。
四半期連結貸借対照表について
TONE株式会社の2023年11月末の四半期連結貸借対照表は、資産合計118億円、負債合計18億円、純資産合計99億円となっています。前期末から資産と純資産が増加し、財務体質は健全に推移しています。
資産の部
流動資産では現金及び預金が10億円減少しましたが、棚卸資産が8億円増加しています。固定資産では投資有価証券が5億円増加するなど、全体としては堅調に推移しています。
負債の部
負債合計は18億円で、支払手形及び買掛金が1億5,600万円減少しましたが、短期借入金が4億円増加しています。
純資産の部
純資産合計は99億円で、親会社株主に帰属する四半期純利益3億1,900万円の計上などにより、前期末から2億7,000万円増加しています。
ROAとROE
TONE株式会社のROA(総資産利益率)は6.8%、ROE(自己資本利益率)は8.4%となっています。財務基盤が強く、高水準の収益性を維持しています。経営効率が良好で、株主重視の経営姿勢が評価できます。
キャッシュフロー
当第2四半期のキャッシュフローは、営業活動によるマイナス5億9,600万円、投資活動によるマイナス3億8,400万円、財務活動によるプラス1億3,500万円となり、現金及び現金同等物は10億1,000万円と前期末から8億2,900万円減少しました。これは棚卸資産の増加や設備投資などによるものです。
配当の支払額
TONE株式会社は、株主還元を重視しており、前期に続き当期も1株当たり配当金20.5円を実施しました。この配当金総額は2億3,800万円に上ります。今後も安定的な配当を続ける予定です。
今後の展望
TONE株式会社は、世界的な景気動向や原材料価格の高騰など、先行きの不透明感は残るものの、中長期的な成長基調は堅調に推移する見通しです。引き続き「ボルト締結」領域での製品開発力と提案力を強化し、製品の競争力強化と新市場開拓に取り組んでいきます。事業基盤の強化と収益力の向上に努めることで、企業価値の向上を目指します。
編集部のまとめ
TONE株式会社は、ボルト締結に関する作業工具と機器の総合メーカーとして、国内外で高い評価を得ています。直近の四半期決算も、増収増益を確保するなど、堅調な業績推移を見せています。今後の競争力強化と新製品開発に期待が高まります。安定的な配当実施と健全な財務基盤も株主の支持を得られそうです。TONE株式会社の中長期的な成長が期待できる銘柄です。
TONE株式会社の決算日や配当についてまとめました。
TONE株式会社の決算日は5月31日、第2四半期の決算期間は6月1日~11月30日となっています。また、同社は株主還元を重視しており、今期の配当金は1株当たり20.5円を実施しています。今後も安定配当を続けていく方針で、株主の期待に応えてくれそうです。