サンコール株式会社の第107期第3四半期決算まとめ・決算の発表日はいつ?配当や決算日

四半期報告書
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サンコール株式会社の第3四半期決算が発表されました。売上高は前年同期比5.5%減の385億39百万円となり、経常損失は18億37百万円となりましたが、経営陣が収益改善に向けた取り組みを進めていることがわかりました。自動車分野や電子情報通信分野を中心に事業を展開するサンコールさんの今後の動向に注目が集まっています。

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企業情報

企業名: サンコール株式会社
証券コード: 59850
決算期: 3月末日

サンコール株式会社の決算日・決算時期(スケジュール)は?

サンコール株式会社は3月31日を決算日としており、年間の決算は4月に本決算、第2四半期と第4四半期に中間決算を行っています。本日発表されたのは第3四半期(10月-12月)の決算報告となります。

主な事業

サンコール株式会社は、自動車関連部品やハードディスク装置用サスペンションなどの電子部品を中心に事業を展開しています。特に自動車向けの材料関連製品や自動車関連製品、HDD用サスペンション等の需要が同社の主力製品となっています。グローバルに事業を展開しており、日本、北米、アジアなどに拠点を持っています。

今期の業績と利益率は?

今期第3四半期の決算では、売上高が385億39百万円と前年同期比5.5%減となりました。また、経常損失は18億37百万円を計上しています。主な要因としては、HDD用サスペンションの需要減少や自動車関連製品の固定資産減損損失などが影響しているようです。収益性は低下しているものの、経営陣は改善に向けた取り組みを進めていく方針のようです。

売上・利益の推移

過去3年間の売上高は、2022年3月期が534億円、2023年3月期は407億円、2024年3月期第3四半期は385億円となっています。利益面では、2022年3月期は13億円の経常利益、2023年3月期は18億円の経常損失、2024年3月期第3四半期は18億円の経常損失となっており、減収・減益が続いている状況です。経営陣は収益力の改善に注力しているようですが、先行きは不透明な状況が続いています。

四半期連結貸借対照表について

サンコール株式会社の2023年12月末時点の四半期連結貸借対照表を確認すると、資産合計は672億59百万円となっています。前期末から35億23百万円増加しています。

資産の部

資産の部では、現金及び預金が前期末比13億29百万円減少の63億78百万円となっています。一方で受取手形、売掛金及び契約資産が22億39百万円増加、棚卸資産が7億61百万円増加しています。また、投資有価証券が17億72百万円増加しているのも特徴的です。

負債の部

負債の部では、短期借入金が35億59百万円増加の115億11百万円となっています。また、繰延税金負債が17億73百万円増加し、支払手形及び買掛金も8億34百万円増加しています。

純資産の部

純資産の部では、利益剰余金が38億53百万円減少した一方で、為替換算調整勘定が13億63百万円増加、その他有価証券評価差額金が10億81百万円増加しています。自己資本比率は前期末の59.9%から53.6%に低下しています。

ROAとROE

ROA(総資産利益率)は前期末の3.9%から当期第3四半期は-5.7%に大幅に低下しています。また、ROE(自己資本利益率)も前期末の2.3%から-10.7%に悪化しています。これは主に減益による利益の減少や固定資産の減損損失などが影響しています。経営陣は収益力の改善に向けて取り組みを加速させる必要があると考えられます。

キャッシュフロー

当第3四半期の四半期連結キャッシュフロー計算書では、営業活動によるキャッシュフローは18億26百万円のマイナスとなりました。一方で投資活動によるキャッシュフローは8億76百万円のマイナス、財務活動によるキャッシュフローは37億円のプラスとなっています。現金及び現金同等物の当第3四半期末残高は、前期末から13億29百万円減少の63億78百万円となりました。事業活動による資金不足が続いており、財務面での対応が必要となっているようです。

配当の支払額

サンコール株式会社は、第2四半期末と期末の年2回配当を実施しています。当期第3四半期の配当金は9円、通期では19円の配当を計画しています。前期と同水準の配当を維持しつつ、収益力向上に注力していく方針のようです。

今後の展望

サンコール株式会社は、HDD用サスペンションの需要減少や自動車関連製品の固定資産減損損失などで業績が悪化していますが、収益力の改善に向けて、新製品開発や生産性向上、コスト削減などに取り組んでいくとしています。自動車分野や電子情報通信分野での需要回復に期待しつつ、経営改革にも注力していく方針です。先行きは不透明な状況が続いていますが、同社の経営陣の対応に注目が集まっています。

編集部のまとめ

サンコール株式会社の今期第3四半期決算は、主力製品の需要低迷や固定資産減損損失の影響などから減収・減益となりました。経営陣は収益力の改善に向け、新製品開発や生産性向上、コスト削減などに取り組む方針ですが、先行きは不透明な状況が続いています。今後の経営改革に注目が集まる中、同社の業績動向に引き続き注意を払う必要がありそうです。

サンコール株式会社の決算日や配当についてまとめました。

サンコール株式会社は3月31日を決算日としており、年2回の配当(第2四半期末、期末)を実施しています。当期は前期と同水準の1株当たり19円の配当を計画しています。収益力向上に向けた取り組みを進める中、株主還元も維持していく姿勢が伺えます。

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