モリテックスチール株式会社の第83期第3四半期決算まとめ・決算の発表日はいつ?配当や決算日

四半期報告書
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詳細・正確な情報は対象企業の報告書をご確認ください。

モリテックスチール株式会社の2023年9月期第3四半期決算が発表されました。同社は特殊鋼の総合商社として知られており、国内外で安定した事業を展開しています。業績も底堅く推移しており、株主の方々にもしっかりと利益還元がなされている企業です。

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企業情報

企業名: モリテックスチール株式会社
証券コード: 59860
決算期: 3月期

モリテックスチール株式会社の決算日・決算時期(スケジュール)は?

モリテックスチール株式会社の決算は3月期で、毎年6月に決算発表を行っています。今回の第3四半期決算は2023年12月31日が基準日となっています。

主な事業

モリテックスチール株式会社は、特殊鋼を中心とした商事部門と、焼入鋼帯および鈑金加工品の製造・販売を行う製造部門を展開しています。特に特殊鋼の分野では高い技術力と市場占有率を誇り、自動車、農機、住環境機器などの幅広い分野に製品を供給しています。

今期の業績と利益率は?

今期の第3四半期累計期間の売上高は378億円と前年同期比で63.3%の増加となりました。利益面では、営業利益は2億4千万円と黒字に転換しています。ただし、経常利益は1億4千万円と前年同期比で大幅な増加ながら、親会社株主に帰属する四半期純利益は3千9百万円と前年同期比で88.1%の減少となりました。

売上・利益の推移

売上高は前年同期比で大幅に増加したものの、利益面では増収効果が十分に浸透していないようです。経常利益は微増となったものの、純利益は前年同期比で大幅減少しています。これは原材料価格の上昇中国関連事業の不振などの影響が大きかったためと考えられます。今後の原価管理や事業構造改革に期待が集まっています。

四半期連結貸借対照表について

モリテックスチール株式会社の四半期連結貸借対照表は、総資産364億円、負債232億円、純資産135億円となっています。

資産の部

資産の部では、流動資産が261億円で前期末比6億円減少しています。一方、固定資産が102億円と5億円増加しています。この主な要因は、投資有価証券の増加によるものです。

負債の部

負債の部では、流動負債が194億円と前期末比14億円減少しています。一方、固定負債が34億円と7億円増加しています。この主な要因は、長期借入金の増加によるものです。

純資産の部

純資産の部では、135億円と前期末比6億円増加しています。これは、為替換算調整勘定の増加などによるものです。

ROAとROE

ROAは前年同期比で改善し、ROEも前年同期並みの水準を維持しています。ただし、原材料価格の高騰や一部事業の低迷などにより収益性は未だ高い水準には達していないようです。今後は、コストコントロールの強化収益性の高い事業への経営資源の集中などに注目が集まります。

キャッシュフロー

四半期連結キャッシュ・フロー計算書の情報がないため、詳細な分析は難しいです。ただし、営業活動によるキャッシュ・フローの改善と、有利子負債の増加などが示唆されています。今後の資金繰りの状況にも注目が必要でしょう。

配当の支払額

2023年6月に実施された期末配当は1株3円と前期比1円減少しました。今後の業績動向を踏まえ、株主還元策の強化に期待が寄せられています。

今後の展望

モリテックスチール株式会社は、中長期的な成長を目指して、特殊鋼の市場創造高付加価値製品の開発などに注力しています。また、コーポレートガバナンスの強化にも取り組んでおり、企業価値の向上に努めています。今後も持続的な成長と株主還元の充実が期待されます。

編集部のまとめ

モリテックスチール株式会社は、特殊鋼の専門商社として高い技術力と市場占有率を誇り、安定した事業基盤を築いています。今期の業績は増収ながら利益率の改善には課題が残るものの、経常利益は増加基調にあります。今後は、コストコントロールの強化や収益性の高い事業への経営資源の集中などにより、さらなる業績向上が期待されます。

モリテックスチール株式会社の決算日や配当についてまとめました。

モリテックスチール株式会社の決算期は3月期で、毎年6月に決算発表を行っています。今回の第3四半期決算は2023年12月31日が基準日となっています。また、2023年6月には1株3円の期末配当が実施されました。今後も株主還元の充実に注目が集まっています。

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