この度の阪神内燃機工業株式会社の決算については、好調な経営成績を報告しました。売上高、営業利益、経常利益、四半期純利益はすべて前年同期を上回る結果となりました。特に四半期純利益は19.8%増加し、順調に推移していることが分かります。また、受注残高も44.4%増加しており、今後の収益拡大が期待できそうです。
企業情報
企業名: 阪神内燃機工業株式会社
証券コード: 6018
決算期: 2023年3月期
阪神内燃機工業株式会社の決算日・決算時期(スケジュール)は?
阪神内燃機工業株式会社の決算日は3月31日で、第3四半期の決算期間は2023年10月1日から2023年12月31日となります。
主な事業
阪神内燃機工業株式会社は、舶用機関関連事業を主力としています。ディーゼル機関、補機部品、修理サービスなどを手掛けており、内航・外航海運会社に向けて製品を提供しています。特に2サイクル機関の製造・販売に強みを持っており、国内外の船舶メーカーに納入しています。
今期の業績と利益率は?
当第3四半期累計期間の業績は、売上高6,950百万円(前年同期比7.9%増)、営業利益439百万円(同12.5%増)、経常利益500百万円(同19.8%増)、四半期純利益341百万円(同19.8%増)と、前年同期と比べて増収増益となりました。利益率も改善傾向にあり、今後に期待がかかります。
売上・利益の推移
阪神内燃機工業株式会社の売上高は、年々増加傾向にあります。直近では2023年3月期は9,064百万円と過去最高を記録しました。一方、利益面でも営業利益は602百万円、経常利益は406百万円、純利益は341百万円と、着実に増加している状況です。船舶市況の回復を受けて、今後も良好な業績が期待できそうです。
四半期連結貸借対照表について
阪神内燃機工業株式会社の2023年12月末時点の総資産は21,961百万円となり、前期末比976百万円の増加となりました。これは主に有形固定資産や投資有価証券の増加によるものです。
資産の部
流動資産は11,187百万円で前期末比41百万円減少しましたが、固定資産は10,774百万円と1,018百万円増加しました。この増加は主に投資その他の資産の伸びによるものです。
負債の部
負債合計は7,772百万円と、前期末比640百万円増加しました。流動負債が4,561百万円、固定負債が3,211百万円となっています。支払手形や電子記録債務の増加が主な要因です。
純資産の部
純資産は14,189百万円と、前期末比335百万円増加しました。利益剰余金やその他有価証券評価差額金の増加が主な要因です。自己資本比率は64.5%となっており、財務体質は健全な状態を維持しています。
ROAとROE
ROA(総資産経常利益率)は2.2%で、前年同期比0.4ポイント上昇しています。ROE(自己資本当期純利益率)は2.4%と、前年同期比0.2ポイント上昇しました。これは経常利益と純利益が伸長したことで、収益性が改善されたためです。今後も収益力の向上が期待できる状況です。
キャッシュフロー
キャッシュフロー計算書は開示されていませんが、営業活動によるキャッシュ・フローは伸びているものと推察されます。一方で、設備投資によるキャッシュアウトも増加しているため、全体では創出キャッシュの有効活用が課題と考えられます。今後の設備投資の効果が経営成績に反映されることが期待されます。
配当の支払額
阪神内燃機工業株式会社は、2023年3月期の配当金を1株当たり50円としました。前期の40円から増配となり、配当性向は39.6%となっています。今後も安定的な配当を続けることが期待されます。
今後の展望
市況の回復を背景に、今後も受注と売上の拡大が期待できます。また、コスト削減や生産性向上による収益改善も見込まれます。さらに、新技術開発の強化や海外事業の拡大など、中長期的な成長に向けた取り組みも進めていく方針です。今後の業績推移に注目が集まります。
編集部のまとめ
阪神内燃機工業株式会社は、第3四半期の業績が好調に推移しました。受注高、売上高、利益ともに前年同期を上回る結果となっています。特に四半期純利益の19.8%増加は注目に値します。また、受注残高の44.4%増加も、今後の収益拡大が期待できることを示しています。今後も、市況回復を背景に好業績が続くことが期待されます。
阪神内燃機工業株式会社の決算日や配当についてまとめました。
阪神内燃機工業株式会社の決算日は3月31日で、第3四半期の決算期間は2023年10月1日から2023年12月31日となります。また、2023年3月期の1株当たり配当金は50円と、前期の40円から増配されました。今後も安定的な配当が期待できそうです。