株式会社 赤阪鐵工所の第126期第3四半期決算まとめ・決算の発表日はいつ?配当や決算日

四半期報告書
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株式会社 赤阪鐵工所の決算レポートが発表されました!同社は舶用内燃機関や部分品、修理事業を手がける老舗メーカーです。直近の第3四半期の決算では、売上高が前年同期比8.9%増加して5,357百万円となり堅調に推移しています。ただ、原材料や購入品の価格高騰などが重荷となり、経常損失は305百万円と赤字に転落しました。利益改善に向け、今後の取り組みが注目されます。

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企業情報

企業名: 株式会社 赤阪鐵工所
証券コード: 60220
決算期: 3月31日

株式会社 赤阪鐵工所の決算日・決算時期(スケジュール)は?

赤阪鐵工所の決算日は3月31日です。決算発表は、第1四半期が2023年8月、第2四半期が11月、第3四半期が2024年2月、本決算が同年6月となっています。

主な事業

赤阪鐵工所は、舶用内燃機関および部分品の設計・製造・修理・販売を主要事業としています。2サイクル舶用内燃機関の製造が中核を占めており、他にもディーゼル機関の修理サービスなども手がけています。同社は長年の歴史と技術力を活かし、海運・造船業界で高い評価を得ている老舗メーカーです。

今期の業績と利益率は?

2023年4月1日から12月31日までの第3四半期累計期間の業績は、売上高5,357百万円経常損失305百万円四半期純損失210百万円となりました。売上高は前年同期比で8.9%の増加となったものの、原材料や購入品の価格高騰などが響き、大幅な損失計上に至りました。

売上・利益の推移

赤阪鐵工所の最近3年間の売上高と利益の推移をみると、2022年3月期は売上高6,594百万円、経常利益317百万円と好業績でしたが、その後の2023年3月期は売上高4,918百万円、経常利益92百万円と採算が悪化しています。今期は更なる売上の増加がある一方で、原価高騰の影響を受けて赤字に陥る厳しい状況となっています。

四半期連結貸借対照表について

2023年12月31日時点の四半期連結貸借対照表をみると、総資産は13,017百万円で前期末から316百万円増加しました。固定資産が1,105百万円増加したことが主な要因です。一方、負債は4,685百万円で96百万円の増加となっています。純資産は8,331百万円と220百万円増加しました。

資産の部

流動資産は6,645百万円で、前期末比788百万円減少しました。現金及び預金や仕掛品が減少したことが主な要因です。一方で、固定資産は6,371百万円と1,105百万円増加しており、投資有価証券の増加が大きな要因となっています。

負債の部

流動負債は3,322百万円で、前期末比140百万円増加しました。前受金の増加が主な要因です。固定負債は1,363百万円で、44百万円の減少となりました。社債の償還や長期借入金の返済により減少しています。

純資産の部

純資産は8,331百万円となり、前期末から220百万円増加しました。その他有価証券評価差額金の増加が主な要因です。自己資本比率は64.0%と健全な水準を維持しています。

ROAとROE

赤阪鐵工所のROAは前期末の2.5%から当第3四半期末で-2.3%に悪化しています。 また、ROEも前期末の3.1%から当第3四半期末で-2.5%に大きく低下しました。これは主に、生産性の低下や原材料高騰による収益の悪化が影響しています。今後の収益力の回復に向けて、製造プロセスの改善やコスト管理の強化などに取り組む必要があります。

キャッシュフロー

当第3四半期累計期間のキャッシュフローは、営業活動によるキャッシュ・フローが赤字となり、投資活動や財務活動でも支出超過となっています。これにより現金及び現金同等物は693百万円減少し、当第3四半期末の残高は1,512百万円となりました。今後の設備投資や借入返済、株主還元など、適切なキャッシュマネジメントが求められます。

配当の支払額

赤阪鐵工所は、2023年6月に1株当たり30円の配当を実施しました。この配当金総額は40,765千円で、前期の配当と同水準となっています。同社は株主還元に積極的に取り組んでおり、今後も安定的な配当を続けることが期待されます。

今後の展望

赤阪鐵工所は、2024年3月期の業績回復に向けて、受注拡大と原価低減に取り組んでいく方針です。2サイクル舶用内燃機関の需要は引き続き高く、同社の主力製品として採算改善が期待されます。また、グリーン船舶への対応など環境対応技術の開発にも注力し、中長期的な競争力強化に努めていきます。今後の業績動向に注目が集まっています。

編集部のまとめ

赤阪鐵工所は舶用内燃機関の老舗メーカーですが、原材料高騰などの影響で当期は大幅な減益となりました。しかし、主力の2サイクル舶用機関の需要は堅調で、今後の収益回復に期待がかかっています。同社は環境対応技術の開発にも力を入れており、中長期的な視点での企業価値向上が注目されます。株主還元にも力を入れており、安定した配当も魅力の1つです。

株式会社 赤阪鐵工所の決算日や配当についてまとめました。

赤阪鐵工所の決算日は3月31日で、決算発表は年4回行われています。2023年6月に1株当たり30円の配当を実施しており、今後も安定配当が期待できます。同社は舶用機関の老舗メーカーとして、環境対応技術の開発にも力を入れており、中長期的な成長が期待されます。

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