ＧＭＯ ＴＥＣＨ株式会社の2024年1月から3月期の決算が発表されました。業績は前年同期に比べ大幅に伸長し、特に集客支援事業が好調でした。当社はインターネット関連の事業を展開しており、消費者のオンライン利用拡大に伴い、業績も好調に推移しています。
企業情報
企業名: ＧＭＯ ＴＥＣＨ株式会社
証券コード: E31055
決算期: 12月
ＧＭＯ ＴＥＣＨ株式会社の決算日・決算時期(スケジュール）は？
ＧＭＯ ＴＥＣＨ株式会社の決算日は12月31日です。 決算発表は2月と5月に行われ、通期決算は2月、第1四半期決算は5月にそれぞれ発表されます。
主な事業
ＧＭＯ ＴＥＣＨ株式会社は、インターネットを活用した集客支援サービスと不動産テクノロジーサービスの2つの事業を展開しています。集客支援サービスでは、検索エンジンマーケティングや運用型広告、アフィリエイトなどを通じて、企業のウェブサイトへの集客を支援しています。不動産テクノロジーサービスでは、不動産の賃貸管理を効率化するためのサービスを提供しています。
今期の業績と利益率は？
当第1四半期の業績は、売上高1,874百万円（前年同期比37.0%増）、営業利益273百万円（前年同期比96.2%増）、経常利益275百万円（前年同期比97.8%増）と、大幅な増収増益となりました。集客支援事業が好調に推移したことが業績拡大の主因です。利益率も営業利益率14.5%、経常利益率14.7%と高水準を維持しています。
売上・利益の推移
過去3年間の売上高と利益の推移をみると、売上高は右肩上がりで増加しており、利益も同様に増加基調にあります。特に集客支援事業の好調が業績拡大を牽引しており、不動産テック事業も収益貢献しています。今後も事業拡大と経営効率化によって、業績の着実な向上が期待されます。
四半期連結貸借対照表について
当第1四半期末の総資産は2,445百万円となり、前期末から311百万円減少しました。これは主に現金及び預金の減少によるものです。一方、負債合計は1,650百万円と前期末から299百万円減少しており、純資産は794百万円となっています。
資産の部
資産の主な内訳は、現金及び預金898百万円、受取手形、売掛金及び契約資産1,113百万円などです。現金及び預金が前期末から381百万円減少しましたが、受取手形、売掛金及び契約資産は83百万円増加しています。
負債の部
負債の主な内訳は、買掛金708百万円、未払金291百万円などとなっています。未払法人税等が118百万円減少したことが負債減少の主因です。
純資産の部
純資産の主な内訳は、資本金100百万円、資本剰余金387百万円、利益剰余金385百万円などです。前期末から純資産が11百万円減少していますが、全体としては健全な財務状況を維持しています。
ROAとROE
ＧＭＯ ＴＥＣＨ株式会社のROAは11.3%、ROEは24.5%となっています。ROAは前期末から2.0ポイント低下したものの、ROEは3.2ポイント上昇しており、高い収益性と資本効率性を維持しています。これは、売上高と利益の増加により自己資本利益率が向上したことが主な要因です。
キャッシュフロー
当第1四半期のキャッシュフローをみると、営業活動によるキャッシュ・フローは116百万円のプラスとなりました。一方で、投資活動によるキャッシュ・フローは12百万円のマイナス、財務活動によるキャッシュ・フローは484百万円のマイナスとなっています。全体としては、381百万円の現金及び現金同等物の減少となりました。
配当の支払額
ＧＭＯ ＴＥＣＨ株式会社は、2024年3月に期末配当を実施し、普通株式1株当たり184.48円、A種株式1株当たり313,698.63円の配当を支払いました。配当性向は50.0%となっています。今後も安定的な配当を実施していく方針のようです。
今後の展望
ＧＭＯ ＴＥＣＨ株式会社は、順調な業績拡大を続けており、今後も集客支援事業と不動産テック事業の成長が期待されます。インターネット広告市場の拡大や賃貸DXニーズの高まりを背景に、さらなる事業拡大と収益力の向上が見込まれます。また、財務体質も健全であり、株主還元にも積極的に取り組んでいる点は評価できます。今後の業績推移に期待がかかっています。
編集部のまとめ
ＧＭＯ ＴＥＣＨ株式会社は、インターネット関連事業を展開する企業で、集客支援事業と不動産テクノロジー事業を中核としています。足元の決算では、売上高、利益ともに大幅な増加を果たしており、収益力の高さが際立っています。また、財務基盤も健全で、株主還元にも力を入れているなど、総合的に高い評価ができる企業といえます。今後も、事業の成長と収益力の向上が期待されます。
ＧＭＯ ＴＥＣＨ株式会社の決算日や配当についてまとめました。
ＧＭＯ ＴＥＣＨ株式会社の決算日は12月31日で、通期決算は2月、第1四半期決算は5月に発表されます。また、2024年3月には期末配当を実施し、普通株式1株当たり184.48円、A種株式1株当たり313,698.63円の配当を支払いました。今後も、着実な業績拡大と株主還元の実施が期待されます。
