サイジニア株式会社の2023年度第3四半期決算報告が公開されました。経営成績は順調で、新型コロナの影響も和らいできていることがうかがえます。企業の成長を感じられる内容となっています。今後の展開にも期待が高まりますね。
企業情報
企業名: サイジニア株式会社
証券コード: E31089
決算期: 2024年6月期
サイジニア株式会社の決算日・決算時期(スケジュール)は?
第3四半期決算が2024年3月31日までの期間となっています。つまり、年4回の四半期決算を行っており、3月、6月、9月、12月が決算月となっているようです。
主な事業
サイジニア株式会社は、デジタルマーケティングソリューション事業を展開しています。主力サービスとして、CX(顧客体験)改善サービスやネット広告サービスなどを提供しています。デジタル領域における様々なソリューションを展開し、企業のデジタルトランスフォーメーションを支援しています。
今期の業績と利益率は?
今期第3四半期の業績は、売上高1,012,581千円、営業利益82,622千円と、前年同期に比べ減収ながら増益となりました。特にCX改善サービスが好調で、前年同期比で大幅な伸びを示しています。利益率も8.2%と高水準を維持しており、企業の収益力が高いことがわかります。
売上・利益の推移
過去3年間の実績を見ると、売上高は増加傾向にあり、利益も拡大基調にあります。特に直近の第3四半期では、「CX改善サービス」の売上が大きく伸びたことで、全体の収益性が高まっています。今後も同様のサービスの伸長が期待できそうです。
四半期連結貸借対照表について
サイジニア株式会社の四半期連結貸借対照表を見ると、財務体質が健全であることがわかります。固定資産に占める有形固定資産の割合が低く、無形固定資産が大半を占めているのが特徴です。また、負債への依存度が低く、自己資本比率も高い水準を維持しています。
資産の部
資産の部では、流動資産が1,624,468千円、固定資産が648,830千円となっています。流動資産の中心は現金預金と売掛金で、これらが企業の収益力の源泉となっています。一方、固定資産は主に無形固定資産が中心で、顧客関連資産などが大きな割合を占めています。
負債の部
負債の部では、流動負債が557,885千円、固定負債が937,684千円となっています。流動負債は買掛金や未払金が主で、固定負債は長期借入金やリース債務などが中心となっています。全体としては負債比率が低く、健全な財務体質が維持されています。
純資産の部
純資産の部では、791,696千円となっています。資本金と資本剰余金が主な構成要素で、利益剰余金も堅調な積み上がりが続いています。自己資本比率も30.6%と高水準を保っており、強固な財務基盤が構築されています。
ROAとROE
サイジニア株式会社のROA(総資産利益率)とROE(自己資本利益率)を見ると、ともに高水準で推移しています。ROAは2.8%、ROEは△0.1%となっており、資産や自己資本を有効活用しながら収益を上げ続けています。今後も同様のトレンドが続くことが期待されます。
キャッシュフロー
キャッシュフローの状況を見ると、営業キャッシュ・フローは増加傾向にあり、事業活動から安定した資金を生み出し続けています。一方で、投資キャッシュ・フローはマイナスとなっていることから、新規投資や既存事業の強化に積極的に取り組んでいることがうかがえます。財務キャッシュ・フローもプラスで、経営の健全性が高いことが分かります。
配当の支払額
今期第3四半期では、1株当たり5円の配当を実施しています。前期からの継続配当で、株主還元の姿勢が明確に示されています。今後も安定的な配当が期待できそうです。
今後の展望
サイジニア株式会社は、「デジタルマーケティングソリューション事業」を中心に、新規サービスの開発や既存サービスの強化を積極的に進めています。CX改善サービスの伸長などが功を奏し、今後も企業価値の向上が期待されます。デジタル化への顧客ニーズの高まりを捉え、事業の一層の拡大が望まれます。
編集部のまとめ
サイジニア株式会社の2023年度第3四半期決算は、堅調な業績と健全な財務体質が特徴でした。特に、CX改善サービスの好調な伸長が目を引きます。収益面でも利益率が高く、企業の収益力の高さが確認できました。今後も新しいサービスの開発などに注目が集まりそうです。株主還元面でも、安定配当が続いており、投資家からの期待も高まっているようです。
サイジニア株式会社の決算日や配当についてまとめました。
サイジニア株式会社は、年4回の四半期決算を行っており、3月、6月、9月、12月が決算月となっています。第3四半期決算の内容として、売上高1,012,581千円、営業利益82,622千円と増益基調にあり、財務体質も健全で株主還元も行われるなど、総合的に好調な業績が確認できました。今後の事業展開にも注目が集まりそうです。