株式会社エクストリームの2023年12月期第3四半期決算が発表されました。売上高は7,483,533千円と前年同期比18.0%の増加、営業利益は894,695千円と36.9%の増加と好調な結果となりました。デジタル人材事業や受託開発事業が伸長し、利益率の向上につながりました。今後も企業のデジタル化ニーズの拡大に伴い、業績は順調に推移すると期待されます。
企業情報
企業名: 株式会社エクストリーム
証券コード: E31079
決算期: 3月期
株式会社エクストリームの決算日・決算時期(スケジュール)は?
株式会社エクストリームの決算日は3月31日です。第3四半期決算は2023年12月31日を期末としています。よって、四半期決算は年4回(6月、9月、12月、3月)行われます。
主な事業
株式会社エクストリームは、デジタル人材事業、受託開発事業、コンテンツプロパティ事業を展開しています。デジタル人材事業では、クリエイターやエンジニアなどのデジタル人材を顧客企業に派遣しています。受託開発事業では、スマートフォンアプリ開発やCRM構築などを受託しています。コンテンツプロパティ事業では、自社保有のゲームタイトルやキャラクターのライセンス展開を行っています。
今期の業績と利益率は?
2023年12月期第3四半期の業績は、売上高7,483,533千円、営業利益894,695千円でした。前年同期比で売上高は18.0%、営業利益は36.9%増加しており、利益率の向上が図られています。デジタル人材事業や受託開発事業の好調な推移が業績を牽引しています。
売上・利益の推移
過去3年の売上高推移を見ると、2023年3月期8,816,012千円、2022年3月期7,211,112千円、2021年3月期6,206,641千円と年々増加しています。また、同期間の経常利益も2023年3月期1,174,844千円、2022年3月期1,043,418千円、2021年3月期855,887千円と、着実に増益基調にあります。企業のデジタル化ニーズの高まりを背景に、同社の各事業が順調に推移しているものと考えられます。
四半期連結貸借対照表について
2023年12月31日現在の四半期連結貸借対照表では、総資産が7,841,978千円となっています。前期末比723,084千円の増加です。主な増加要因は、現金及び預金の増加や受取手形・売掛金の増加等です。
資産の部
流動資産は5,642,864千円で、現金及び預金が3,389,591千円、受取手形・売掛金が1,465,435千円となっています。固定資産は2,199,113千円で、投資有価証券が1,285,011千円等となっています。
負債の部
流動負債は2,346,668千円で、短期借入金が850,000千円、未払金が973,452千円となっています。固定負債は49,174千円と小さい水準です。
純資産の部
純資産は5,446,134千円で、前期末比620,673千円増加しています。利益剰余金が556,485千円増加したことが主な要因です。自己資本比率は61.9%と高い水準を維持しています。
ROAとROE
ROAは前期の11.7%から当期は13.2%と改善しています。これは総資産が増加する中で、経常利益が大きく伸張したことによります。一方でROEは前期の17.9%から当期は13.9%と低下していますが、これは純資産の増加率が経常利益の増加率を上回ったためです。引き続き高い収益性を維持しつつ、より効率的な資本運用に努めていく必要があると考えられます。
キャッシュフロー
当四半期のキャッシュ・フローの状況は開示されていませんが、前期の状況を見ると、営業活動によるキャッシュ・フローは1,449,622千円の創出、投資活動によるキャッシュ・フローは△389,250千円、財務活動によるキャッシュ・フローは△349,273千円となっています。営業活動によるキャッシュ・フローの創出力が高く、健全な財務体質を維持していると考えられます。
配当の支払額
2023年6月に実施した年間配当金は1株当たり30円でした。前期の年間配当金17円から大幅に増額されています。自己資本比率が60%超と高い水準にあることから、今後も株主還元を重視していくと考えられます。
今後の展望
企業のデジタル化ニーズの高まりを受け、同社の各事業は今後も堅調な成長が期待されます。特に、デジタル人材事業や受託開発事業のさらなる伸長が見込まれます。また、自社保有のコンテンツを活用したライセンス事業の拡大にも注目が集まります。株主還元も強化されており、業績と株価の双方に期待が高まっています。
編集部のまとめ
株式会社エクストリームは、企業のデジタル化ニーズの高まりを背景に好調な業績を維持しています。デジタル人材事業や受託開発事業が堅調に推移し、売上高、営業利益ともに増加。純資産も着実に積み上がり、健全な財務体質を維持しています。株主還元も強化されており、今後の更なる成長が期待されます。
株式会社エクストリームの決算日や配当についてまとめました。
株式会社エクストリームの決算日は3月31日、四半期決算は年4回行われています。2023年3月期の年間配当金は1株当たり30円と大幅に増額されました。今後も企業のデジタル化ニーズの高まりを背景に、同社の業績は順調に推移すると期待されます。