KeePer技研株式会社の決算がとても好調でした!売上高が前年同期比24.9%増加し、経常利益も9.3%増加するなど、大幅な増収増益を達成しています。中でも、新車マーケットが好調に推移したことが大きな要因のようです。今後の新規出店も控えており、さらなる業績拡大が期待できますね。
企業情報
企業名: KeePer技研株式会社
証券コード: E31216
決算期: 6月
KeePer技研株式会社の決算日・決算時期(スケジュール）は?
KeePer技研株式会社の決算日は6月30日で、決算期は年1回の年度決算となっています。決算発表は例年8月10日前後に行われています。
主な事業
KeePer技研株式会社はクルマのコーティング製品の開発・販売を主な事業としています。特に、同社の看板商品である「ダイヤモンドキーパーシリーズ」が人気で、全国各地のKeyperLABOで施工されています。最近では、スマートフォンやスポーツ用品などへのコーティング事業も拡大しており、”クルマ以外の表面処理”にも注力しています。
今期の業績と利益率は?
今期第2四半期(2023年7月~12月)の売上高は107億円と、前年同期比24.9%の大幅増収を達成しました。また、営業利益は33億円と9.3%増加するなど、増収増益の好決算となりました。特に、新車マーケットでの販売が好調に推移しており、全体の収益を押し上げています。利益率も高水準を維持しており、強固な収益基盤を築いているといえるでしょう。
売上・利益の推移
KeePer技研は、過去数年にわたり、着実に売上と利益を伸ばしてきました。特に、2023年6月期の売上高は170億円、営業利益は33億円と、過去最高を更新しています。主力のキーパーLABO運営事業とキーパー製品等関連事業が好調に推移しており、同社の業績は順調に拡大している様子が窺えます。
四半期連結貸借対照表について
KeePer技研の四半期連結貸借対照表を見ると、資産合計は163億円と前期末から13億円増加しています。主な増加要因は、現金及び預金の増加や売掛金の増加などです。一方、負債合計は40億円と前期末から1億円の増加にとどまっています。これらの結果、純資産は123億円と、健全な財務体質を維持しているようです。
資産の部
資産の部では、現金及び預金が38億円と前期末から3億円増加しています。また、売掛金が22億円と前期末から9億円増加しており、売上拡大に伴う増加が見られます。一方、有形固定資産が71億円と4億円増加しており、店舗の新設や改装などの投資が進められています。
負債の部
負債の部では、買掛金が2億円と前期末から1億円減少しています。一方、未払法人税等が11億円と2億円増加しており、好調な業績を反映しています。全体としては、負債合計は40億円と前期末から1億円増加しているにすぎません。
純資産の部
純資産の部では、利益剰余金が120億円と前期末から22億円増加しています。これは、第2四半期の好業績を反映したものです。一方で、配当金の支払いにより11億円減少しているため、純資産合計は123億円となっています。
ROAとROE
KeePer技研のROA(総資産利益率)は、直近の2023年6月期で22.7%と高水準を維持しています。また、ROE(自己資本利益率)も前期70.3%と、非常に高い水準です。これは、同社がコーティング技術を核にした強固な収益基盤を築き上げている証だと言えるでしょう。今後も成長が続けば、ROAやROEの更なる上昇が期待できそうです。
キャッシュフロー
KeePer技研のキャッシュフローを見ると、営業活動によるキャッシュフローは25億円の収入と、前年同期から大幅に増加しています。これは、好業績により税引前利益が増加したことが主な要因です。一方、投資活動によるキャッシュフローは10億円の支出で、有形固定資産の取得に伴う支出が中心です。財務活動によるキャッシュフローは11億円の支出で、主に配当金の支払いによるものです。全体として、現金及び現金同等物は38億円と、前期末から3億円増加しており、健全な資金繰りを維持できています。
配当の支払額
KeePer技研は、株主還元にも力を入れています。2023年6月期の年間配当金は1株当たり43円と、前期の31円から大幅に増額しています。この結果、配当総額は11億円となりました。同社は、今後も配当性向40%前後を目標に、株主への還元を継続していく方針のようです。
今後の展望
KeePer技研は、今後も新規出店や既存店の改装を積極的に行っていく方針です。2024年6月期には15店舗の新規出店を計画しており、更なる売上拡大が期待できます。また、コーティング事業以外にも、スマートフォンやスポーツ用品などの新分野で事業拡大を図っていく考えです。さらに、生産性向上や原価低減にも取り組むことで、収益力の強化を目指しています。業績好調が続く同社は、今後も注目の企業といえるでしょう。
編集部のまとめ
KeePer技研は、クルマのコーティング技術を核に、着実な成長を遂げている注目の企業です。今期も大幅な増収増益を達成し、業績は好調に推移しています。特に、新車マーケットでの販売が伸びたことが大きな要因のようです。今後も新店舗の出店や新分野への進出など、さらなる飛躍が期待できそうです。配当性向も高く、株主還元にも力を入れているのも魅力の一つですね。
KeePer技研株式会社の決算日や配当についてまとめました。
KeePer技研株式会社の決算日は6月30日で、年1回の決算を行っています。2023年6月期の年間配当金は1株当たり43円と、前期から大幅に増額しました。今後も収益力の強化に努めながら、株主還元の充実にも取り組む方針で、同社の成長に大いに期待できそうです。
