株式会社Gunosyの2023年6月1日から2024年2月29日までの第3四半期決算が発表されました!売上高は5,649百万円と前年同期比6.5%減少したものの、経常損失は859百万円と前年同期の1,233百万円から改善されており、企業の収益性が向上しているようです。また、親会社株主に帰属する四半期純損失は913百万円と大幅な赤字となりましたが、前年同期の492百万円と比べると損失額が増加しています。今後の更なる業績改善に期待が高まりますね。
企業情報
企業名: 株式会社Gunosy
証券コード: E31454
決算期: 6月
株式会社Gunosyの決算日・決算時期(スケジュール)は?
株式会社Gunosyの決算は6月決算となっています。具体的な決算スケジュールは、6月末に第4四半期・通期決算を行い、8月に有価証券報告書を提出しています。そして、その後の12月と2月に第2四半期・第3四半期の決算を行い、四半期報告書を提出しているスケジュールとなっています。
主な事業
株式会社Gunosyは、国内最大級のニュースアプリ「グノシー」をはじめ、AI技術を活用したニュースアプリ「auサービスToday」や「ニュースパス」の運営、さらに機械学習を活用したマーケティングソリューションなどを展開しています。ニュースメディア事業を中心に、様々なデジタルサービスを手掛けている企業といえます。
今期の業績と利益率は?
当第3四半期の業績は、売上高が5,649百万円と前年同期比6.5%減となりましたが、経常損失は859百万円と前年同期の1,233百万円から改善されています。また、親会社株主に帰属する四半期純損失は913百万円と大幅な赤字となっていますが、前年同期の492百万円と比べると損失額が増加しています。利益率については、現時点では赤字基調ですが、前年同期と比べて改善傾向にあるといえます。
売上・利益の推移
Gunosyの売上高は、2022年6月期第3四半期が6,045百万円、2023年6月期第3四半期は5,649百万円と減少傾向にあります。一方で、経常損失は2022年6月期第3四半期が1,233百万円、2023年6月期第3四半期が859百万円と改善されており、収益性の向上が見られます。今後、更なる売上回復と収益性の改善に期待が高まっています。
四半期連結貸借対照表について
Gunosyの四半期連結貸借対照表では、資産合計が11,366百万円と前連結会計年度末比958百万円減少しています。一方、負債合計は1,210百万円と前連結会計年度末比255百万円減少し、純資産合計は10,155百万円と前連結会計年度末比702百万円減少しています。資産、負債、純資産のいずれも前期末より減少しており、財務体質の改善が進んでいる様子がうかがえます。
資産の部
資産の部では、現金及び預金が5,559百万円と前連結会計年度末比365百万円減少し、投資有価証券が4,355百万円と前連結会計年度末比585百万円減少しています。一方で、売掛金が702百万円と前連結会計年度末比33百万円増加しています。
負債の部
負債の部では、買掛金が259百万円と前連結会計年度末比161百万円減少し、前受金が292百万円と前連結会計年度末比174百万円減少しています。一方で、繰延税金負債が111百万円と前連結会計年度末比92百万円増加しています。
純資産の部
純資産の部では、利益剰余金が1,512百万円と前連結会計年度末比965百万円減少し、自己株式が211百万円と前連結会計年度末比96百万円減少しています。一方で、為替換算調整勘定が492百万円と前連結会計年度末比180百万円増加しています。
ROAとROE
GunosyのROA(総資産利益率)とROE(自己資本利益率)については、当第3四半期の数値が公開されていないため直近の状況は不明ですが、前連結会計年度末ではROAが-9.3%、ROEが-10.6%と、いずれも低水準となっています。今後の業績改善に伴い、これらの指標の改善が期待されます。
キャッシュフロー
Gunosyの四半期連結キャッシュ・フロー計算書によると、当第3四半期連結累計期間のキャッシュ・フローの状況は公開されていません。ただし、四半期連結貸借対照表の現金及び預金の残高は5,559百万円と、前連結会計年度末から365百万円減少しているため、営業活動によるキャッシュ・アウトが生じていると推測されます。今後の資金繰りの動向に注目が集まっています。
配当の支払額
Gunosyは、当第3四半期連結累計期間において配当を行っていません。過去の実績を見ても、同社は配当を実施していないため、株主還元策は十分ではないと言えるでしょう。今後の業績回復と共に、配当の実施に期待が高まっています。
今後の展望
Gunosyは、既存のメディア事業を中心に収益性の向上に注力しつつ、新規事業の「ウデキキ」などの強化にも取り組んでいます。今後はこれらの施策が業績に反映されることが期待されます。また、保有する投資有価証券の処分などにより、財務体質の改善も進めていく方針のようです。中長期的な成長と収益力の向上に期待が高まる企業だと言えるでしょう。
編集部のまとめ
Gunosyの2023年6月期第3四半期決算では、売上高は前年同期比6.5%減の5,649百万円となりましたが、経常損失は前年同期比改善の859百万円となっています。資産、負債、純資産のいずれも前連結会計年度末より減少しており、財務体質の改善が進んでいる様子が窺えます。今後は、既存事業の収益性向上と新規事業の強化により、さらなる業績改善が期待されます。
株式会社Gunosyの決算日や配当についてまとめました。
Gunosyは6月決算で、第2四半期と第3四半期の決算を行っています。配当については、過去実績がなく、当第3四半期でも実施されていません。今後の業績回復と共に、株主還元策の強化に期待が高まっています。