株式会社デザインワン・ジャパンの2023年9月期第1四半期決算が発表されました。売上高は584,045千円で前年同期比4.6%減となりましたが、経営効率化により損失幅は減少する好決算となりました。今後はWebマーケティング技術やシステム開発力を活かしつつ、事業の多角化にも注力するようです。株主の皆さまにとってはエキサイティングな展開が待っているかもしれませんね。
企業情報
企業名: 株式会社デザインワン・ジャパン
証券コード: E31425
決算期: 8月期
株式会社デザインワン・ジャパンの決算日・決算時期(スケジュール)は?
株式会社デザインワン・ジャパンの決算日は8月31日です。四半期決算は11月、2月、5月、8月に発表されます。
主な事業
株式会社デザインワン・ジャパンは、店舗情報口コミサイト「エキテン」を中心に事業を展開しています。また、子会社を通じたシステム開発やHRソリューションなども手がけており、ウェブマーケティング技術とシステム開発力を強みとしています。近年は事業の多角化にも注力し、収益の安定化を図っています。
今期の業績と利益率は?
当第1四半期の売上高は584,045千円と前年同期比4.6%減少しましたが、経営効率化に取り組んだ結果、営業損失は30,488千円と損失幅が縮小しました。また、経常損失は29,023千円、親会社株主に帰属する四半期純損失は29,829千円となりました。
売上・利益の推移
過去3期の業績推移を見ると、売上高は612,259千円、584,045千円と減少傾向にあります。一方で、営業利益は22,502千円の利益から30,488千円の損失へと変化しています。これは主力の「エキテン」事業が低迷しているためですが、経営効率化に取り組み、損失幅は縮小しつつあります。
四半期連結貸借対照表について
当第1四半期末の総資産は3,655,895千円で、前連結会計年度末比16,810千円減少しています。負債合計は569,130千円と8,086千円増加し、純資産は3,086,765千円と24,896千円減少しました。
資産の部
資産の部では、現金及び預金が2,312,732千円と前連結会計年度末に比べ47,959千円減少しました。一方で、売掛金が192,898千円と32,545千円増加しています。
負債の部
負債の部では、長期借入金が176,556千円と10,258千円減少しました。また、賞与引当金が32,034千円と24,870千円増加しています。
純資産の部
純資産の部では、利益剰余金が1,804,179千円と29,829千円減少しましたが、その他有価証券評価差額金が4,558千円増加しています。自己資本比率は84.4%と高水準を維持しています。
ROAとROE
当第1四半期におけるROAは-0.8%、ROEは-1.0%となりました。前年同期と比べROAは2.3ポイント、ROEは2.0ポイント低下しています。これは主に、経営環境の悪化により売上が減少し、損失計上となったためです。今後は新規顧客の獲得や収益性の改善に取り組み、収益力の回復を目指していきます。
キャッシュフロー
当第1四半期におけるキャッシュ・フローは、営業活動により47,959千円の減少となりました。これは主に税金等の支払いによるものです。投資活動及び財務活動によるキャッシュ・フローはほぼ変動がありませんでした。今後は営業活動によるキャッシュ・インフローの確保に努めていく必要があります。
配当の支払額
株式会社デザインワン・ジャパンは、過去3期連続して配当を実施していません。当第1四半期も無配となっています。業績が回復基調にあれば、株主還元の実施も検討していくものと思われます。
今後の展望
株式会社デザインワン・ジャパンは、Webマーケティング技術やシステム開発力を活かし、新たな収益源の開拓に注力していきます。主力の「エキテン」事業の再成長とともに、子会社を通じた事業の多角化を推進し、収益基盤の強化を図っていく方針です。今後の業績回復に期待がかかっています。
編集部のまとめ
株式会社デザインワン・ジャパンの2023年9月期第1四半期決算は、売上高の減少により減収・減益となりましたが、経営効率化により損失幅は縮小しました。今後はWebマーケティング技術やシステム開発力を活かし、新たな収益源の開拓に注力していく方針です。株主の皆様にとっては、今後の業績回復に期待がかかっていると言えるでしょう。
株式会社デザインワン・ジャパンの決算日や配当についてまとめました。
株式会社デザインワン・ジャパンの決算日は8月31日で、四半期決算は11月、2月、5月、8月に発表されます。また、同社は過去3期連続して無配となっています。今後は業績回復が進めば、株主還元の検討も期待されます。