ジャパンマテリアル株式会社の最新の決算報告書が公開されましたね。当社は半導体関連のファシリティマネジメント事業や太陽光発電事業などを手掛ける注目の企業です。昨年度に続き、今期も好調な業績を収めた模様です。業界トップの企業として、今後の更なる成長に期待が高まっています。
企業情報
企業名: ジャパンマテリアル株式会社
証券コード: 26124
決算期: 3月期
ジャパンマテリアル株式会社の決算日・決算時期(スケジュール)は?
ジャパンマテリアル株式会社の決算期は毎年3月31日です。決算発表は例年5月中旬から6月下旬にかけて行われます。今回公表された決算は第27期第3四半期(2023年12月31日)までの業績報告となっています。
主な事業
ジャパンマテリアル株式会社は、半導体製造工程に関連する各種サービスを提供する「エレクトロニクス関連事業」、デジタルサイネージ製品の開発・販売を行う「グラフィックソリューション事業」、そして三重県内で太陽光発電事業にも取り組んでいます。半導体関連は同社の中核事業で、主に特殊ガスの供給装置製造や供給配管設計・施工、技術サービス等を手掛けています。
今期の業績と利益率は?
ジャパンマテリアル株式会社の当第3四半期連結累計期間の業績は、売上高36,151百万円、営業利益5,485百万円、経常利益5,752百万円、親会社株主に帰属する四半期純利益3,878百万円となりました。前年同期と比べ、売上高は2.0%増加したものの、利益面では一部減少しています。営業利益率は15.2%、経常利益率は15.9%、純利益率は10.7%と、依然として高い水準を維持しています。
売上・利益の推移
ジャパンマテリアル株式会社の直近3年間の売上高は約46,500百万円、経常利益は約11,300百万円、純利益は約7,900百万円と、業績は好調に推移しています。2023年3月期第3四半期の業績も概ね前年同期並みを確保できました。長期的には半導体市場の成長に合わせて、同社の業績も拡大基調を維持し続けると期待できそうです。
四半期連結貸借対照表について
ジャパンマテリアル株式会社の直近の四半期連結貸借対照表は以下の通りです。
資産の部
総資産は54,529百万円と、前期末から2,096百万円増加しています。現金及び預金が減少した一方で、受取手形・売掛金が増加したほか、有形固定資産やのれんが増加しています。
負債の部
負債合計は8,113百万円と、前期末から778百万円減少しました。支払手形・買掛金は増加したものの、未払法人税等が減少しています。
純資産の部
純資産合計は46,416百万円と、前期末から2,874百万円増加しました。親会社株主に帰属する四半期純利益の計上や、為替換算調整勘定の増加などにより、自己資本比率は84.5%と高水準を維持しています。
ROAとROE
ジャパンマテリアル株式会社のROA(総資産利益率)は10.5%、ROE(自己資本利益率)は12.1%となっています。これらの指標は前年同期と比べ低下しましたが、依然として高い水準にあります。同社は半導体関連事業を中心に、高収益体質を維持できている企業と言えるでしょう。
キャッシュフロー
ジャパンマテリアル株式会社の当第3四半期連結累計期間のキャッシュ・フローは、営業活動によるキャッシュ・フローが4,254百万円のプラスとなった一方で、投資活動によるキャッシュ・フローが3,483百万円のマイナスとなり、財務活動によるキャッシュ・フローも2,002百万円のマイナスとなりました。全体としては現金及び現金同等物が5,047百万円減少しています。
配当の支払額
ジャパンマテリアル株式会社は、当第3四半期連結累計期間において1株当たり20円の配当を実施しています。前期の年間配当金は1株当たり40円でしたので、今期の年間配当金も40円前後で推移するものと期待されます。同社は株主への利益還元にも積極的に取り組んでいる企業だと言えるでしょう。
今後の展望
ジャパンマテリアル株式会社は、中長期的に半導体需要の増加に伴い、同社の手掛けるエレクトロニクス関連事業の成長が期待できます。また、グラフィックソリューション事業やRenewable Energy事業などの新規事業分野でも、着実な成長が見込まれています。設備投資の増加や、M&Aの推進によるグループ規模の拡大など、今後の事業展開にも注目が集まっています。
編集部のまとめ
ジャパンマテリアル株式会社は、半導体関連のファシリティマネジメントを中核事業として高収益体質を維持している企業です。当第3四半期の業績は総じて好調で、経常利益率は15.9%と非常に高水準を確保しています。今後の半導体市場の成長に伴い、同社の業績拡大も期待できそうです。また、グラフィックソリューション事業や太陽光発電事業の伸長にも注目したいところです。株主への利益還元にも力を入れている企業として、投資家の関心も高まっています。
ジャパンマテリアル株式会社の決算日や配当についてまとめました。
ジャパンマテリアル株式会社の決算期は3月31日で、今回公表された決算は2023年12月31日までの第3四半期の業績報告となっています。同社は株主への利益還元にも積極的で、当期の配当金は1株当たり20円の実施となりました。今後も半導体関連事業を中心に業績拡大が期待できる企業だと言えるでしょう。