こころネット株式会社の2023年度第3四半期決算報告がアップされましたね。売上高は前年同期比3.9%増加と順調に推移しています。葬祭事業やストーン事業の伸長が大きく貢献したようです。
また、経常利益も17.4%増と大幅な増益となりました。この好調な決算を背景に、今後のさらなる成長が期待されます。
企業情報
企業名: こころネット株式会社
証券コード: 60600
決算期: 2024年3月期
こころネット株式会社の決算日・決算時期(スケジュール)は?
こころネット株式会社の決算日は3月31日です。決算発表は、第1四半期(6月)、第2四半期(11月)、第3四半期(2月)、本決算(6月)と年4回行われます。
主な事業
こころネット株式会社は、葬儀・葬祭、石材、婚礼、生花事業を展開しています。葬祭事業では葬儀施行や墓石販売、婚礼事業では結婚式場の運営などを手がけています。
全国にネットワークを持ち、地域に密着したサービスを提供することが強みです。
今期の業績と利益率は?
当第3四半期の売上高は7,552百万円と前年同期比3.9%増加しました。利益面では、経常利益が688百万円と17.4%増加と好調な結果となりました。
部門別では、葬祭事業と石材事業が牽引役となっています。売上総利益率も改善傾向にあり、収益性の向上も図れています。
売上・利益の推移
こころネット株式会社は、売上高が年々増加しており、2023年3月期は9,562百万円を記録しました。利益面では、経常利益が315百万円と堅調に推移しています。
特に第3四半期の業績が好調で、売上高は前年同期比3.9%増、経常利益も17.4%増となりました。今後も着実な成長が期待できそうです。
四半期連結貸借対照表について
こころネット株式会社の四半期連結貸借対照表を見ると、資産合計が19,341百万円と前期末比3.7%増加しています。
固定資産が増加したことが主な要因です。一方で、流動資産は前期末比14.8%減少しました。
資産の部
資産合計が前期末比3.7%増加した要因は、喜月堂ホールディングス株式会社の連結子会社化により、建物や土地、のれんなどが増加したためです。また、金銭供託も250百万円増加しました。
負債の部
負債合計は前期末比2.6%増加の10,854百万円となりました。短期借入金が240百万円増加したことが主な要因です。一方で長期借入金は26百万円減少しています。
純資産の部
純資産合計は前期末比5.2%増加の8,487百万円となりました。利益剰余金が381百万円増加したことが主な要因です。この結果、自己資本比率は43.9%となっています。
ROAとROE
こころネット株式会社のROA(総資産利益率)は4.2%、ROE(自己資本利益率)は6.7%となっています。
両指標ともに前期末から改善傾向にあり、収益性の向上が見られます。今後の成長とともに、更なる向上が期待できそうです。
キャッシュフロー
当第3四半期のキャッシュ・フローを見ると、営業活動によるキャッシュ・フローは562百万円の収入となりました。一方で、投資活動によるキャッシュ・フローは716百万円の支出となっています。
これらの結果、現金及び現金同等物は593百万円減少し、当第3四半期末の残高は3,413百万円となりました。
配当の支払額
こころネット株式会社は、年2回の配当を行っています。第2四半期末配当は1株当たり15円、期末配当も1株当たり15円を予定しています。
この結果、年間配当は1株当たり30円となる見込みです。前期実績に比べ5円増配となっており、株主還元も強化されています。
今後の展望
こころネット株式会社は、「第4次中期経営計画」に基づき、価値創造のフレームづくり、経営資源の集中と深化、経営基盤の強化に取り組んでいきます。
特に、M&Aによる事業領域の拡大や、デジタル化の推進などにより、さらなる成長を目指しています。今後の動向に期待が高まりますね。
編集部のまとめ
こころネット株式会社の2023年度第3四半期決算は、売上高・利益ともに前年同期を上回る好調な結果となりました。
葬祭事業やストーン事業の伸長が牽引役となり、経常利益率も改善傾向にあります。
今後も中期経営計画に基づいた事業展開と成長が期待できそうです。株主還元も強化されており、投資家の注目も高まってきています。
こころネット株式会社の決算日や配当についてまとめました。
こころネット株式会社の決算日は3月31日で、年4回の決算発表を行っています。配当は中間配当と期末配当の年2回行われており、1株当たり30円の配当を予定しています。株主還元にも積極的な同社の今後の業績にも期待が高まりますね。