株式会社チャーム・ケア・コーポレーションの最新決算報告が公開されました。同社は高齢者生活サービス事業を主力に、介護施設の運営などを手掛ける企業です。今回の決算では増収増益と好調な業績を収めています。今後も同社の高品質なサービス提供と積極的な事業展開に期待が高まっています。
企業情報
企業名: 株式会社チャーム・ケア・コーポレーション
証券コード: 60620
決算期: 2023年6月期
株式会社チャーム・ケア・コーポレーションの決算日・決算時期(スケジュール)は?
株式会社チャーム・ケア・コーポレーションの決算日は6月30日です。年間の決算として、第2四半期決算(2023年12月期)と通期決算(2023年6月期)を発表しています。
主な事業
株式会社チャーム・ケア・コーポレーションは、高齢者生活サービス事業を主力に、介護付有料老人ホームの運営やグループホーム、デイサービスなどの展開を行っています。また、この他に不動産事業やその他の事業にも取り組んでいます。高齢化が進む中、同社のサービスへのニーズは高まっています。
今期の業績と利益率は?
今回の第2四半期決算では、売上高が前年同期比25.2%増の18,587百万円、営業利益が前年同期比67.6%増の1,570百万円と大幅な増収増益となりました。同社の主力の介護事業が順調に推移し、経常利益率は9.4%まで改善しています。
売上・利益の推移
過去2年間の売上高と利益の推移を見ると、売上高は着実に増加しており、経常利益も2022年6月期の10.5%から2023年12月期の9.4%まで改善してきています。介護需要の高まりを背景に、同社の業績は好調に推移している様子が分かります。
四半期連結貸借対照表について
同社の2023年12月期第2四半期末の四半期連結貸借対照表を見ると、資産は45,792百万円、負債は30,220百万円、純資産は15,571百万円となっています。資産は前期末から2,488百万円増加しており、自己資本比率も33.9%を確保しています。財務体質は健全に推移している様子が見て取れます。
資産の部
資産の部では、現金及び預金が6,862百万円、販売用不動産や開発用不動産などの在庫が7,338百万円を占めています。また、有形固定資産が11,669百万円と、介護施設の運営に必要な資産が大きな割合を占めています。
負債の部
負債の部では、短期借入金が6,999百万円、長期借入金が6,294百万円となっています。介護施設の開設などに伴う資金調達が主な内容となっています。
純資産の部
純資産の部では、資本金が2,759百万円、利益剰余金が10,065百万円となっています。自己資本比率は33.9%と、一定の財務の健全性を確保しています。
ROAとROE
同社のROAは4.0%、ROEは7.7%となっています。前年同期と比較してROAが1.0ポイント、ROEが1.1ポイント改善しており、収益性と資本効率性が高まってきています。これは主力の介護事業が好調に推移したことが背景にあります。
キャッシュフロー
当第2四半期連結累計期間におけるキャッシュフローは、営業活動で1,067百万円の収入、投資活動で1,571百万円の支出、財務活動で553百万円の収入となりました。現金及び現金同等物は前期末から49百万円増加し、6,862百万円となっています。
配当の支払額
同社は2023年9月27日開催の定時株主総会において、1株当たり22円の期末配当を決議しました。これにより、年間配当は1株当たり44円となる見込みです。配当性向は63.2%となっています。
今後の展望
同社は、高齢者生活サービスを中心としたバランスの取れた事業展開を行っています。今後も高齢化の進展に伴う需要拡大が期待できる中で、新規出店による事業の拡大や、IT導入などによる業務効率化にも取り組むことで、更なる業績向上が見込まれます。
編集部のまとめ
株式会社チャーム・ケア・コーポレーションは、介護事業を中心に順調な業績を収めています。売上高、利益ともに前年同期を大きく上回る好調な決算となりました。高齢化の進展を背景に、同社のサービスに対する需要は引き続き高まっていくことが期待されます。今後も新規出店や業務効率化など、更なる成長を目指していくことでしょう。
株式会社チャーム・ケア・コーポレーションの決算日や配当についてまとめました。
株式会社チャーム・ケア・コーポレーションの決算日は6月30日で、第2四半期と通期の年2回決算を行っています。また、2023年9月27日開催の定時株主総会において、1株当たり22円の期末配当が決議されました。これにより年間配当は1株当たり44円となる見込みです。株主還元にも力を入れており、配当性向は63.2%となっています。