株式会社チャーム・ケア・コーポレーションは、高齢者向けサービスを中心とした企業で、老人ホームの運営や関連サービスを展開しています。この度、同社の第３四半期連結決算が発表されました。前年同期と比較して大幅な増収増益を達成しており、今後の業績にも期待が高まっています。
企業情報
企業名: 株式会社チャーム・ケア・コーポレーション
証券コード: E26444
決算期: 6月
株式会社チャーム・ケア・コーポレーションの決算日・決算時期(スケジュール）は？
株式会社チャーム・ケア・コーポレーションの決算期は6月30日で、第3四半期までの業績が今回発表されました。決算はこのように年4回発表されており、株主の皆様に対し、きめ細かな情報開示が行われています。
主な事業
株式会社チャーム・ケア・コーポレーションは、高齢者向けの有料老人ホームの運営を中心事業としています。また、付随してサービス付き高齢者向け住宅の提供や、人材派遣・訪問看護などの事業も展開しています。高齢化が進む日本において、同社は高齢者の生活を支援する上で重要な役割を果たしています。
今期の業績と利益率は？
当第3四半期連結累計期間の業績は、売上高29,584百万円、営業利益2,478百万円、経常利益2,863百万円、親会社株主に帰属する四半期純利益1,859百万円と、前年同期と比べて大幅な増収増益となりました。特に、経常利益率は9.7%と高い水準を維持しており、同社の高収益体質が確認できます。
売上・利益の推移
株式会社チャーム・ケア・コーポレーションは、過去数年にわたり着実な増収増益を続けています。2023年6月期第3四半期連結累計期間の売上高は29,584百万円と、前年同期比31.6%の大幅増加となりました。また、経常利益も2,863百万円と、前年同期比61.2%の増加と好調な業績を残しています。高齢化が進む中、同社のサービスへの需要が着実に拡大しているものと考えられます。
四半期連結貸借対照表について
株式会社チャーム・ケア・コーポレーションの四半期連結貸借対照表は、資産合計49,547百万円、負債合計33,249百万円、純資産合計16,297百万円となっています。前年度末と比較すると、資産は大幅に増加しており、有利子負債も増加しているものの、自己資本比率は32.8%と健全な水準を維持しています。
資産の部
同社の資産の中心は、有形固定資産13,512百万円、投資その他の資産8,094百万円となっています。有形固定資産の大部分は老人ホームの建物や土地です。また、現金及び預金8,140百万円を保有しており、手元流動性も十分確保されています。
負債の部
負債の主な内訳は、短期借入金8,526百万円、長期借入金7,246百万円などの有利子負債が中心となっています。借入金は設備投資のための資金調達に充てられており、安定的な資金繰りを維持している様子が窺えます。
純資産の部
純資産の中心は利益剰余金10,788百万円であり、着実に内部留保が積み上げられています。自己資本比率は32.8%と一定の財務健全性を保っています。今後の設備投資や配当などに活用されていくことが期待されます。
ROAとROE
株式会社チャーム・ケア・コーポレーションのROA(総資産経常利益率)は5.8%、ROE(自己資本当期純利益率)は14.9%となっています。これらの数値は前年同期と比べても改善されており、資産効率の向上と株主価値の向上が確認できます。介護事業の成長性と収益性の高さが、同社の収益性指標の改善に寄与しているものと考えられます。
キャッシュフロー
同社のキャッシュフローの状況は、営業活動によるキャッシュ・フローが安定的に黒字を確保しており、投資活動によるキャッシュ・フローについては新規施設の開設などに投資を行っているため赤字となっています。しかし、財務活動によるキャッシュ・フローでは借入などによる資金調達を行うことで、全体としては現金及び現金同等物が増加する好循環が生まれています。
配当の支払額
株式会社チャーム・ケア・コーポレーションは、1株当たり年間配当金22円を予定しています。前期の17円から増配となっており、業績の順調な推移を反映した配当施策と言えるでしょう。同社は株主還元にも積極的に取り組んでいるようです。
今後の展望
株式会社チャーム・ケア・コーポレーションは、今後も高齢者向けサービスの需要拡大に期待できる業界で、更なる成長が見込まれます。同社は、既存施設の入居率上昇とともに、積極的な新規出店により事業基盤の強化を図っています。また、人材確保や業務の効率化にも取り組むことで、収益性の向上にもつなげていくと考えられます。今後の同社の業績には期待が高まっています。
編集部のまとめ
株式会社チャーム・ケア・コーポレーションは、高齢者向けサービスを中心とした事業で好業績を残しています。第3四半期決算では大幅な増収増益を達成し、収益性も高い水準を維持しています。同社は今後も高齢者市場の伸長に合わせて事業を成長させていく見通しで、株主還元も充実しています。高齢化社会を支える重要な企業として、今後の動向にも注目が集まっています。
株式会社チャーム・ケア・コーポレーションの決算日や配当についてまとめました。
株式会社チャーム・ケア・コーポレーションの決算期は6月30日で、第3四半期までの業績が今回発表されました。同社は年4回の決算発表を行っており、株主に対する情報開示が積極的です。また、1株当たり年間配当金は22円と、前期から増配となっている点も株主還元に積極的であることがわかります。
