日本エマージェンシーアシスタンス株式会社の第22期第1四半期決算まとめ・決算の発表日はいつ?配当や決算日

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詳細・正確な情報は対象企業の報告書をご確認ください。

日本エマージェンシーアシスタンス株式会社の最新の決算報告をご紹介します。海外渡航者数の回復を受け、同社の主力事業である医療アシスタンス事業が徐々に業績を回復しつつあるようですね。一方で、一時期大きな収益をあげていた新型コロナ関連事業も終了したため、全体としては減収減益となりました。今後は、訪日外国人数の増加などにも着目しながら、持続的な成長につなげていくことが課題となりそうです。

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企業情報

企業名: 日本エマージェンシーアシスタンス株式会社
証券コード: E26625
決算期: 12月期

日本エマージェンシーアシスタンス株式会社の決算日・決算時期(スケジュール)は?

日本エマージェンシーアシスタンス株式会社の決算期は12月期です。 四半期ごとの決算発表スケジュールは以下の通りです。
・第1四半期決算: 5月下旬
・第2四半期決算: 8月上旬
・第3四半期決算: 11月中旬
・本決算: 翌年2月上旬

主な事業

日本エマージェンシーアシスタンス株式会社は、海外渡航者向けの医療・生活サポートサービスを提供する企業です。医療アシスタンス事業ライフアシスタンス事業の2つの事業セグメントを展開しています。
医療アシスタンス事業では、海外旅行保険の付帯サービスや法人向けの医療・セキュリティサポートサービスなどを提供しています。また、訪日外国人向けの緊急医療サポートサービスも手掛けています。
一方のライフアシスタンス事業では、クレジットカード会社などへの生活サポートサービスの提供などを行っています。

今期の業績と利益率は?

当第1四半期の業績は減収減益となりました。売上高は656百万円(前年同期比51.9%減)、営業損失は34百万円(前年同期は172百万円の営業利益)と大幅な減益となりました。
業績低下の主な要因は、新型コロナ関連事業の終了によるものです。一方で、海外渡航者数の回復を受け、医療アシスタンス事業などの収益は徐々に持ち直しつつあります。

売上・利益の推移

過去3年間の売上高と営業利益の推移は以下の通りです。
2022年12月期】売上高3,598百万円、営業利益181百万円
2021年12月期】売上高3,771百万円、営業利益349百万円
2020年12月期】売上高3,076百万円、営業損失4百万円

2020年に一時的な減収減益となった同社ですが、2021年以降は業績が回復基調にあります。ただし、2024年3月期第1四半期は新型コロナ関連事業の終了により一時的な減益となっています。

四半期連結貸借対照表について

2024年3月31日時点の同社の四半期連結貸借対照表は以下の通りです。

資産の部

総資産は3,484百万円と前期末比200百万円減少しました。主な変動要因は、現金及び預金が397百万円減少したことなどです。一方で、立替金が225百万円増加しています。

負債の部

負債合計は1,779百万円と前期末比191百万円減少しました。契約負債が172百万円減少したことが主な要因です。

純資産の部

純資産合計は1,704百万円と前期末比9百万円減少しました。親会社株主に帰属する四半期純損失21百万円の計上と配当金12百万円の支払により利益剰余金が減少したことなどが主な要因です。

ROAとROE

同社のROA(総資産経常利益率)は、当第1四半期で-0.7%と前年同期の5.1%から大幅に悪化しています。これは、経常損失24百万円の計上によるものです。
一方のROE(自己資本利益率)も、当第1四半期で-1.3%と前年同期の7.3%から大幅に低下しています。純損失の計上と自己資本の減少が影響しています。
今後の業績回復と財務体質強化が課題となっています。

キャッシュフロー

当第1四半期の営業活動によるキャッシュ・フローは46百万円の収入超過となり、投資活動によるキャッシュ・フローは3百万円の支出超過、財務活動によるキャッシュ・フローは54百万円の支出超過となりました。
この結果、現金及び現金同等物の四半期末残高は1,868百万円と、前期末比397百万円減少しています。営業活動における収支は黒字を確保できていますが、配当金の支払いなどにより財務キャッシュフローがマイナスとなっています。今後の更なる業績回復が期待されます。

配当の支払額

同社は年1回の期末配当を実施しており、2024年3月期の1株当たり配当金は5円を予定しています。
過去の配当実績は以下の通りです。
2023年3月期: 1株当たり18円
2022年3月期: 1株当たり18円
2021年3月期: 1株当たり18円

今後の展望

同社は、医療アシスタンス事業と訪日外国人向けサービスの強化に注力していく方針です。
特に、訪日外国人数の回復に合わせて、外国人患者向けの緊急医療サポートサービスの需要が高まっています。また、企業や大学向けの危機管理サービスも好調に推移しています。
さらに、新興国でのヘルスケア事業の拡大にも取り組んでいく計画です。中国やベトナムなどの需要が増加傾向にあり、海外展開の強化によって新たな成長機会につなげていきたいと考えています。

編集部のまとめ

日本エマージェンシーアシスタンス株式会社は、新型コロナ関連事業の終了の影響により一時的に減収減益となりましたが、海外渡航者数の回復を受けて徐々に業績の持ち直しが見られます。
特に訪日外国人向けサービスの需要が高まっているほか、企業・大学向けの危機管理サービスも好調です。今後は、さらなる海外展開の強化にも注力することで、中長期的な成長につなげていくことが期待されます。

日本エマージェンシーアシスタンス株式会社の決算日や配当についてまとめました。

日本エマージェンシーアシスタンス株式会社は12月決算の企業です。年1回の期末配当を実施しており、2024年3月期の1株当たり配当金は5円を予定しています。過去3年間は1株当たり18円の配当を継続してきましたが、直近の業績悪化の影響により減配となっています。今後の業績回復に期待が寄せられます。

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