株式会社ジェイエスエスの最新の決算報告が公開されました。スイミングスクール運営を行う同社の業績は、新型コロナの影響から徐々に回復していることがわかりました。
企業情報
企業名: 株式会社ジェイエスエス
証券コード: 6074
決算期: 2023年12月期第3四半期
株式会社ジェイエスエスの決算日・決算時期(スケジュール)は?
株式会社ジェイエスエスの決算日は3月31日です。第3四半期決算は2023年12月31日までの期間となります。
主な事業
株式会社ジェイエスエスはスイミングスクールの運営を主たる事業としています。全国各地の自社スクールや公共施設の指定管理受託、水中運動プログラムの提供などを手がけています。水泳を通じて健康づくりに貢献することを経営理念としている企業です。
今期の業績と利益率は?
当第3四半期累計期間の売上高は62億円と前年同期比で1.6%増加しました。一方で、営業利益は3.5億円と前年同期比で16.5%減少しています。コストコントロールに課題が残るものの、新型コロナの影響からの回復が徐々に進んでいることがわかります。
売上・利益の推移
過去3年間の業績を見ると、2022年度の売上高は80.7億円、営業利益は4.2億円と、新型コロナ禍の影響を大きく受けた前年度からは回復傾向にあります。今後も新規事業や営業施策の効果が現れることで、さらなる業績改善が期待できそうです。
四半期連結貸借対照表について
当第3四半期会計期間末の総資産は64.3億円と前事業年度末に比べ5.6億円減少しました。一方で、負債合計は35.9億円と前事業年度末に比べ7.5億円減少しており、自己資本比率は44.1%と堅固な財務体質を維持しています。
資産の部
資産の部では、現金及び預金が8.3億円と前事業年度末より4.4億円減少しましたが、有形固定資産の建物が27.6億円と堅調に推移しています。また、投資その他の資産の敷金及び保証金は6.7億円となっています。
負債の部
負債の部では、長期借入金が13.4億円と前事業年度末より2.8億円減少しています。また、1年内返済予定の長期借入金は4.0億円となっています。さらに、未払消費税等は0.8億円と前事業年度末より1.8億円減少しています。
純資産の部
純資産の部では、利益剰余金が24.8億円と前事業年度末より1.8億円増加しており、自己資本比率は44.1%と健全な水準を維持しています。
ROAとROE
株式会社ジェイエスエスのROA(総資産経常利益率)は5.7%、ROE(自己資本当期純利益率)は8.4%となっています。前年同期と比べ若干低下しているものの、良好な水準を維持しており、収益性と資本効率性の高い企業といえます。
キャッシュフロー
当第3四半期累計期間のキャッシュ・フローは、営業活動によるキャッシュ・フローが2.5億円のプラス、投資活動によるキャッシュ・フローが2.1億円のマイナス、財務活動によるキャッシュ・フローが4.8億円のマイナスとなっています。健全な資金繰りを維持しながら、設備投資や借入金返済などに取り組んでいる状況がうかがえます。
配当の支払額
株式会社ジェイエスエスは、2023年12月に1株当たり7.25円の中間配当を実施しました。前期の年間配当金は1株当たり12.0円であり、同水準の配当を維持する方針のようです。株主還元にも注力していることがわかります。
今後の展望
株式会社ジェイエスエスは、新型コロナの影響から徐々に回復しつつあり、今後も大人向け水中運動プログラムの提供拡大や公共施設の指定管理受託などの新規事業に注力することで、さらなる業績拡大が期待できそうです。財務体質も健全であり、今後の成長が期待される企業といえるでしょう。
編集部のまとめ
株式会社ジェイエスエスは、スイミングスクール運営を中核事業とする企業です。新型コロナ禍の影響から徐々に回復しつつあり、主力の直営事業や公共施設の指定管理受託、水中運動プログラムの提供拡大などに注力することで、今後の業績向上が期待されます。財務体質も健全で、株主還元にも積極的に取り組んでおり、投資家の関心が高い企業と言えるでしょう。
株式会社ジェイエスエスの決算日や配当についてまとめました。
株式会社ジェイエスエスの決算日は3月31日で、第3四半期決算は2023年12月31日までの期間となっています。また、同社は2023年12月に1株当たり7.25円の中間配当を実施しており、前期の年間配当金は1株当たり12.0円と、株主還元にも注力している企業といえます。