株式会社アメイズの2023年2月期第1四半期決算が発表されました。大分県に本社を置く、ホテル・飲食事業を行う企業の業績が好調に推移しています。宿泊需要の回復や飲食部門の利用増加により、前年同期比で売上高10.4%増、営業利益5.0%増と増収増益となりました。事業環境の改善を受けて、同社の業績も順調に推移しているようですね。
企業情報
企業名: 株式会社アメイズ
証券コード: E27761
決算期: 11月期
株式会社アメイズの決算日・決算時期(スケジュール)は?
株式会社アメイズの決算期は11月期です。今回の決算は2023年2月期第1四半期(2022年12月1日~2023年2月28日)の業績報告となります。
主な事業
株式会社アメイズは大分県を中心にホテル事業と飲食事業を展開しています。ホテル事業では、直営84店舗、FC3店舗の合計87店舗を運営しており、飲食事業では館内4店舗、館外4店舗の合計8店舗を展開しています。ビジネス需要や観光需要の取り込みに注力しており、宿泊やレストランの利用が好調に推移しています。
今期の業績と利益率は?
2023年2月期第1四半期の業績は、売上高43.16億円(前年同期比10.4%増)、営業利益8.88億円(同5.0%増)、経常利益8.08億円(同5.3%増)、四半期純利益5.53億円(同5.5%増)となりました。宿泊需要や飲食需要の回復に伴い、利益率も高水準を維持しています。
売上・利益の推移
2022年11月期では、売上高169.07億円、経常利益12.99億円、当期純利益15.29億円と、堅調な業績推移となっています。第1四半期でも前年同期比で増収増益となっており、同社の収益力は着実に改善されている様子が見てとれます。
四半期連結貸借対照表について
同社の2023年2月期第1四半期末の貸借対照表を見ると、資産合計は277.29億円となっています。前期末から7.76億円減少しています。これは主に現金及び預金の減少4.49億円や有形固定資産の減少2.37億円によるものです。
資産の部
資産の部では、流動資産が25.83億円、固定資産が251.46億円となっています。固定資産の大半を有形固定資産の23,977百万円が占めています。
負債の部
負債の部では、流動負債が27.62億円、固定負債が96.49億円となっています。主な内訳として、長期借入金が79.92億円あります。
純資産の部
純資産の部では、153.18億円となっています。前期末から1.73億円増加しています。これは主に利益剰余金の増加によるものです。
ROAとROE
2022年11月期のROA(総資産経常利益率)は4.6%、ROE(自己資本利益率)は8.7%となっています。前期と比べて若干の改善が見られます。これは業績の回復により収益性が高まってきたことが要因と考えられます。
キャッシュフロー
2022年11月期は、営業活動により20.19億円のキャッシュを獲得し、投資活動により4.94億円のキャッシュを使用、財務活動により7.41億円のキャッシュを使用しています。この結果、現金及び現金同等物は24.99億円となっています。
配当の支払額
2022年11月期の年間配当金は1株当たり25円となっています。第1四半期では1株当たり25円の配当を実施しました。業績の回復に伴い、株主還元も強化されつつあります。
今後の展望
今後も宿泊需要と飲食需要の回復が期待されることから、同社の業績は引き続き好調に推移すると考えられます。ホテルの建替えやリニューアルなどの設備投資を順次行い、さらなる競争力強化を図っていく方針のようです。引き続き注目していきたいと思います。
編集部のまとめ
株式会社アメイズは大分県を中心に展開するホテルと飲食店の運営会社です。新型コロナ禍の影響から徐々に回復基調にあり、第1四半期の業績も好調に推移しています。宿泊需要と飲食需要の回復を背景に、売上高、営業利益、経常利益、当期純利益のいずれも前年同期から増加しました。今後も同社の業績に期待が高まりそうですね。
株式会社アメイズの決算日や配当についてまとめました。
株式会社アメイズの決算期は11月期で、第1四半期の決算期間は2022年12月1日から2023年2月28日までとなっています。また、2022年11月期の年間配当金は1株当たり25円で、第1四半期でも1株当たり25円の配当を実施しました。今後も安定的な配当政策が期待できそうです。